耐久弱めでいくブルアカ転生   作:草生えるw

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えぇ………まず1ヶ月ほど期間空いてすんません。自分でも寝落ちを連発した結果ここまで期間が空くとは思ってもいませんでした。本当に申し訳ない

しかもこの話も長過ぎてちょっと区切ったんすよねぇ……次はなるべく早く仕上げます、ごめんなさい


マッチポンプ?知らんな……

 

 

 

セリカが教室を飛び出し、ホシノと俺がそれぞれ絞められた後日の事。我々はセリカの動向を追う為ジャングルの奥地へと赴いた………

 

 

あっはい、嘘ですごめんなさい。ほんとは尾行してるだけです。黒見セリカかい……?今からお前をつけ回しにいくぞ……。ククク……シャーレの先生です………

 

 

あ〜にしても最近トリニティに行けてねぇ……。授業とか出席はシャーレの部活だからって公欠扱いらしいけどちょっと寂しいな……。ナーツゥに会いたい……かんしゃぁ!が聞きたい……今度あったら撫で回すか……

 

 

コハル………勉強大丈夫……?なんかあったら聞いてね……?ハナコ、お前は全裸解放してろ。補習授業部でお前がいなかったらヤバい、俺の胃が死ぬ、ついでに世界が終わる、脱げ

 

うっ……ちょっと禁断症状が………

 

「よしよし……」

 

「こ、こちらチームY……いまユクエ君に撫でられてるけど……ひぅ…離してぇ……」

 

「こちらユクエ、どう考えてもユメ先輩は尾行に向かない。繰り返す、どう考えてもユメ先輩は尾行に向かない。オーバー」

 

 

ここに来るまででは既に数回、ユメのおっちょこちょいでセリカに尾行がバレかけている。もはや俺がおぶって行った方がいいまである

 

故に、これは仕方ない事なのである。ユメがミスを犯さない様に愛で続けるのは正しい事なのである

 

「スゥ〜〜〜〜〜〜ハァァァァァァ〜〜〜……よしよし」

 

「ひゃっ、ひぃん………そっそっちがその気ならっ……スゥ……えへへ……」

 

 

互いの体に腕を回し体を抱き寄せる。抱き寄せて二人を隔てる空間が消えていき、ユクエは次第にもう片方の腕で頭を撫で始め、ユメはユクエの胸元へ顔を埋めた

 

 

「ん、こちらチームS。チームYはこちらと合流し、私を甘やかすべき。繰り返す早くこっちに来るべき。先生もそう言ってる」

 

「こちらN、最近ユクエさんが甘やかしてくれないので寂しいです。甘やかすか甘やかされて下さい」

 

「こちらA、先輩方に言うのも憚られますが……ふざけないでちゃんとやって下さい!ホシ……Hも何か言って下さい」

 

「こちらH、この前は美味しい思いをしたのであまり強く言えない。繰り返す、あまり強く言えない」

 

「ホントにこの先輩達は………!!!」

 

 

わなわなと怒りを露わにするアヤネ。この先輩達を後でどうしてやろうと考えていると、ドローンで観察しているセリカの動きを目で追うとその行き先が発覚した

 

 

「あれ…?ここルートは…………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー!一名様ですね〜!カウンター席へどうぞ〜!」

 

 

店に入店したお客さんを案内して注文をとる。1週間ほど前からバイトとして働いているからか、少しは手慣れたものだ。先生にはここ最近付き纏われたりとストーカーまがいのことをされていたが今日はそんな事もなかった、いやはや良い一日である

 

そんな時、ガラガラと扉が開く音がしたと同時に染み付いてきた動作と声量で同じように声をあげた

 

「いらっしゃいませー!!何名様です……か………」

 

「「七名です⭐︎」」

 

謎のポージングをしながらノノミとユクエが発言するとその後ろからゾロゾロとアビドスの面々が現れる

 

「あはは……ごめんね?セリカちゃん……」

 

「あ、あわわ…!なっなんでここが!?」

 

「ふっふっふ…ストーキングだよ⭐︎」

 

「うーん……訂正したいけど一切できない。先生かなしい……」

 

「嘘でしょ!?やっぱり変態だったんじゃない!!このストーカー!!先生なら止めるでしょ普通!!」

 

「うっ……!!!」

 

「先生が死んだァ!!この人でなし!!」

 

「うっさい!さっさとテーブル席へどうぞ!!」

 

「「「「はーい」」」」

 

 

致命傷を受けた先生をよそに席に向かう時ユクエがあることに気づいた

 

「………あっ。………ふぅ、じゃあ決めるか」

 

「?なにを決めるのユクエ?」

 

「なにって、そりゃあ決まってるだろ」

 

 

ユクエの疑問に先生が呼応し質問をなげかける。ユクエは勿体ぶるように答えた

 

 

「誰がお誕生日席に座るかだッ!!」

 

「「「「「「ハッ!?」」」」」」

 

 

原作スチルの様子やその後のセリフから推測するにテーブル席に座れるのはおよそ六名!!そして、現在アビドス生四名にユクエと先生、そこに加えてユメが追加で来店している!!つまり合計七名!!

 

 

一人分、席が足りないのであるッッッ!!!

 

 

そこへ埋まる席の名をお誕生日席ッ!!そこへ座す者へあたえられるのは疎外感!結果的に両隣に人がおらず他のみんなは隣の人とお話しているのを横目に寂しく食事を続けることになるのだ……

 

 

「まぁ俺でいいか。よーし、今回は何にしようかな〜あっ大将!椅子持って行っていい?」

 

「あいよー!好きにしな!」

 

「これでヨシッ!」

 

 

まあ、俺はみんなの事見てるだけで幸せになれるし。正直デメリットないし。てか、なんでみんながっかりしてんの

 

がっくりと肩を落とす人が複数。それもそのはず、彼女らはどうやってユクエの隣の席を確保するかに全力だったのだ

 

確保した後は、具体的には膝の上に座ろうとしたり、上半身に寄りかかったりしたついでに匂いを吸おうとしたりである。しかしそれも出来なくなってしまった、無念である

 

 

各々が席に座りセリカへ注文を告げていく。その後、話の流れによって先生による奢りが決定していた

 

先生本人は『あばばば………ユウカに怒られる……』とどこか遠い目をしていたのでポッケに金を仕込んでおいた。案外バレないものである。…ごめん、嘘。解散した後で普通にバレた、空いてる日に予定も組まされた。俺なんかに構わなくていいから……他生徒のフラグが立たねぇんだよ…

 

 

結局、柴崎で美味いラーメンに舌鼓を打った後背後から聞こえてくるセリカの罵倒を受けながらその日は解散となった

 

 

その日、俺は一睡もする事なく夜を明かしていた。理由はセリカを誘拐している車の監視である。 

 

GPSで位置情報を確認し続けることでいざというときに救出できるようにしていたのだ。

もちろんその時の救出時には一人だしセリカを直接アビドスに送り届けるとかはなしだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

それはそれとして、動くなら今日の夜。もしもセントラルネットワークに接続しても車両が見つからなかった場合である。おそらく杞憂に終わるとは思うが……

 

 

もしもここでヘルメット団を撃破しなかった場合、使用された兵器が違法に流通したものだと気づかず、ブラックマーケットに行くという選択肢が生まれない可能性がある。

 

もしもそうならなかった時は………セリカが自力脱出した後、報復する流れに誘導して発覚させるか……?

 

 

そんなことを考えていると今使用している使い捨てするスマホとは別の、日常で使うスマホから連絡がきた。どうやらセリカがこちらに居ないか?との事だった

 

 

いないと簡潔に返事をして事情を聞きながらアビドスに移動する

到着した頃にはセリカ以外の全員が揃っており話し合いをしている最中だった

 

「すまん遅れた!状況は?」

 

「大丈夫、いま私の権限でセリカの端末の位置を確認したから救出に向かうよ!」

 

「了解。セリカが何されるか分からん、手早く終わらせよう。先生、方角は?俺が先行してくる、後から追いついてくれ」

 

「わかった、でも先走っての戦闘はダメだからね?」

 

 

もちろん、と先生にそう返事をして仮面を装着し教えてもらった方向へと出発する、その前に……

 

 

「ホシノ、心配するのは分かるがもう少し落ち着け。少なくとも俺の時より状況が悪いってことはないだろ」

 

「……うん、わかった。いや〜どうにも目の届かない所でこういう事が起こっちゃうとね…」

 

 

固くなっていた表情が少し柔らかくなったホシノを撫でて出発する。空気、常人では知覚出来ないその面を捉えて跳躍し建物の外壁へ飛び移っていく

 

そこから建物から建物へと飛び移っていく姿は次第に速度を増してゆき、あっという間に豆粒サイズ程になっていた。その間に先生達は移動用の車両に乗り込みユクエの後を追って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ……痛っ……」

 

 

寝そべっている車の揺れと体の痛みで目を覚ます。周りを見渡した後、瞬時にこの状況に至るまでの事について思い出し逃げ出そうとするが……

 

拘束されてる…?力技で解くのは……ッッ!!……ムリか。銃…それか何か道具でも……無いか…

 

なんでも良いからなにかしら情報を得ないと……そう思って外の空間が見える所へ這い寄って確認すると砂に侵食され放棄された街が見えた

 

襲撃されたのは夜だったが、今は陽が登っている。かなりの距離を移動したはずだ、しかもこんな所では仮に脱出出来たとしても電波が繋がるかどうかすら……

 

 

この後の自分の末路を想像し背筋が凍る。この後、自分は何をされるのだろうか。良い様に使われた後にどこかに捨てられるのか?

 

様々な最悪が脳裏を駆け巡る、一つ、また一つと想像していく内に脱出しようとする気力が失せていく

 

 

「もう少し……優しくしておけば良かったかな………」

 

脱力した体で、ポツリとそう呟いた

 

最近やって来たあの大人。先輩達やアヤネちゃんは信用していた様だが、私は先生に対してキツく当たっていた。実際、ストーカー行為に対しては悪いと思っていないが……

 

 

それ以外は、少し、悪かったと今にして思う。そういえば私のこの悪癖に対してユクエ先輩にダメ出しされたことがあった

 

 

「セリカ…そのまだ仲良く無い人にツンツンする癖、少しなんとかしたほうがいいぞ?そりゃあ、ひと昔前の『貴方と仲良くなりたいわけじゃないんだからね!』みたいな分っかりやすいツンデレならいいけど……初めからツンツンしてたら仲良くなれるものも……あいったぁッッ!!?」

 

 

なんて、言われた時は癪に触ったし誰がツンデレだ!とも思っていた。その後、少し気にしていたのは事実だが……思いの外、尾を引くものなのだと今になって思う

 

 

「あぁ……嫌だなぁ……」

 

 

この後どうなるのかはわからないけど、この後味の悪い気持ちのまま死ぬのは本当に——嫌だ

 

瞬間車、その前方が大きく揺れ私の乗っているであろう後方までその衝撃が伝わる。その衝撃にされるがまま体を揺さぶられて体が転がる

 

揺れる視界、外から漏れ出る光と騒音に釣られて外の光景に目を移す。その先から姿を現した人物が私を見つけた直後

 

「セリカ!助けに来たよ!!」

 

私から遠ざけ、邪険に扱って来たにも関わらず、それを何もなかったかの様に笑いかけながら言う大人がそこにはいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん!!みんな、泣きべそかいてるセリカ発見!」

 

「あ゛あ゛ん゛!!?ウチのセリカを泣かせただとぉ!?ヤロォムッコロシテヤラォァァァ!!!」

 

「お〜セリカちゃんごめんねー!ママが助けに来たよ〜!!」

 

「帰ったらいっぱいなでなでしてあげますからね〜!」

 

「うにぁぁぁぁぁぁ!!!?!?!!」

 

 

嬉しいけど!みんなが助けに来てくれて嬉しいのは事実だけど!!この状態で見つかりたくなかった!!こんなの後から絶ッ対ネタにされるぅぅぅぅ!!!嫌ダァァァァァァ!!!

 

 

ノノミやユクエが車に乗り込みセリカの拘束を引きちぎる。「フンっ!」とか「ムン!」とか言ってナチュラルに拘束を引きちぎる姿に愕然としながら銃を受け取ると先生に近づく

 

 

「…なんで助けたのよ」

 

「伊達にセリカのストーカーやってないからね!このくらい当然だよ!」

 

「サイテー!?見直したと思ったのに!」

 

自信満々に即答する先生に思わずそう叫ぶ。こういうのって生徒を見捨てておけないとかそういう事言うもんじゃないの?

 

 

「でも……一応、お礼は言っておくから……その、ありがと。それと……強く当たり過ぎた、ごめん」

 

 

「先生、デレが来たぞ」

「うん、これはキテるね」

 

「デレてない!あーもう!言うんじゃなかった——!!」

 

ニヤニヤと先生に囁くユクエと同調する先生に怒りの眼差しを向けていると上空から監視しているアヤネから敵の情報が伝えられる

 

 

「また戦車か。なに?最近は戦車買うのが流行ってるのか?逃げたい、ホシノなんとかして。俺は入り組んでるとこでやるから」

 

「なんでさ。ユクエなら近づけるでしょ、頑張ってよ〜」

 

「砂漠の開けた所は嫌な思い出しかない、早く帰りたい」

 

あと、部品がないとブラックマーケットにだどりつかないから爆破かなんかで部品剥ぎ取って、やくめでしょ。そう思いながらしなだれるホシノを遠い目をしたユクエが躱わし続ける

 

 

「はいはい、落ち着いて落ち着いて。ユメ、ユクエについて行ってもらえる?こっちはなんとかするから、援護をお願い」

 

「うん!分かった、先生皆をよろしくね!さっ、ユクエ君行くよ!」

「蹂躙してくれるわ」

 

 

物騒な事を言いながら歩いていくユクエとそれについていくユメを見送って私達は歩を進めるのだった

 

 

 

 

 

 

「ヒッハァー!!月に変わってお仕置きダァァァァ!!!パワーイズパワァァァ!!!!」

 

「ギャァァァァァァ!!!??」

 

「馬鹿野郎お前、私は逃げるぞオイ」

 

「おっ飛び降り心中しようぜ、死ぬのお前だけな。ワシは落下途中で逃げる」

 

 

屋上から逃げようとしていた奴を羽交締めにしてそのまま飛び降りる。俺は空気の面を捉えて復帰する。生きるのはもちろんワシだけだ。お前達は俺達に倒される卑の意志だ

 

「アッ………ゆるしブッ!?」

 

「ほしへかえるんだな……おまえにもなかまがいるだろう……」

「ユクエ君!?危ないからちょっとしゃがんで!?」

 

 

ふざけて決め台詞を言っているユクエにユメが盾として間に入り銃撃を防ぐ。ユメが掲げた盾からキンっと銃弾が弾かれる音と火花が散った。

 

「盾ナイス!セリカ誘拐の恨み!ザッケンナゴラースッゾゴラー!!シバくぞ!!南斗人間砲弾ンンッ!!」

 

「もうしばき回してんだろっ!あっちょコッチに投げん…アッーーーー!!?」

 

 

ユメ先輩と共に退路の確保に努めている間に、追手の対処をしているセリカ達の安全、良い具合に撃退されて情報を落としてくれというお祈りをしながら歩を進めるのであった

 

 

 

 

 

 

「いくよみんな!」

 

「もちろん、100倍にして仕返ししてやるわ!」

 

「やる気十分だねセリカちゃん。かと言うおじさんもなんだけどね〜」

 

 

そういうホシノと同調する残りの面々。以前の襲撃も見過ごせるものではなかったが、今回ばかりは度が過ぎていた。

 

特にホシノに関しては、セリカの救出が出来ているからいいものの、そうでなかった場合は過去のやさぐれ時代を優に超える攻撃性が発揮されていた事だろう

 

 

だが、それを抜きにしたとしても引き起こされるのは蹂躙である

 

一発、二発と的確かつ迅速に弾丸を打ち込んでいく。倒れそうになる敵を即席の肉盾の代わりに使用していく姿はいつにも増して凶暴と言わざる負えないだろう

 

 

しかし、それも長くは続かない

 

 

開けた場所故にホシノの快進撃は当然目を引く。となれば戦力を……この場合は戦車による砲撃を集中させることになる。加えて砂漠化進行により放棄された地域故、地面は砂で埋め尽くされており移動に難がありホシノといえど影響を受けざるおえない

 

 

「ここまでやればいいかな……頼んだよシロコちゃん!」

「ん、任せて。ドローン起動……発射!」 

 

 

ドガガガガッ!とドローンから発射されたそれは戦車の巨体を容易く吹き飛ばし横転させた。数ある一つであるがそれを無力化に成功したのだ

 

 

「ん、これでただの案山子。いい気味」

 

「やるね〜シロコちゃん!こっちもッいい感じに、あっ起きるなッ!捌いておくからよろしく〜他の奴らはノノミちゃん達に任せておこうか〜」

 

 

場面は変わり、ノノミやアヤネ、救出されたセリカと先生は移動に利用してきた車を利用し殲滅を行っていた

 

 

「ほらほら〜!固まってたら痛い目にあっちゃいますよ〜」

 

そういうノノミは移動する車から、さながら固定砲台のごとく銃弾を打ち出し続けていた。笑顔で途切れることなく銃弾を放ち続ける姿に何処となく私怨の様なものを感じるが触れてはいけない

 

 

いつもより多めに、執拗に、銃弾を浴びせていたおかげで運悪く固まっていた者達は逃げ切れることなく砂の上に転がっていた者も多い。しかし運良く難を逃れた者、そもそも攻撃の対象になっていなかった者などは既に反撃を開始していた、が……

 

 

「アンタッ!達のッ!せいで!!!こっちは散々な目にあってんのよぉぉぉっっっ!!!!大人しく喰らってろぉぉぉぉ!!!!」

 

 

フルオート射撃による銃撃、それもほとんどがヘッドショットで、散らばった敵へと命中していく。移動中の速度がありながらも正確に打ち抜いている正確無比な射撃により順当に敵を撃退していった

 

 

「!?アヤネ、今すぐ射線を切れる場所に移動して!後、索敵用にドローンも出して!」

 

「はい!?な、なんでですか!?このままやれば……」

 

「違う!上手くやり過ぎた!ヘイトがホシノの方じゃなくコッチに集中する!」

 

「!」

 

 

今回、作戦は二チームに分かれ戦車の対処が容易なチームが陽動と戦車の撃破。その他がそれ以外の撃破が目的であった……が

 

やり過ぎてしまった。順調に、反撃の暇すらなく殲滅してくるこちらの姿はさぞ驚異的に見えたことだろう。それはホシノ達の方も同じことではあるが、それらしい対抗手段を使っていなかったのが決め手になったのだろう

 

 

はてさてどうするか、とドローンからの映像をもとに考える。正直、戦力の多さを甘く見ていた。せいぜい戦車は3台ほどで全てだと考えていたが、見た限り8台ほどはある、どこからそんなお金が……?

 

それはそうと、対抗手段があまりないのが問題だ。別に爆弾系の武器を使わずとも戦車に乗り込んだりすれば良いのだが、それを出来るのはホシノやユクエぐらいだろう

 

 

「ホシノ達と合流?有りではあるけどシロコのドローンが持つかな……他だと……ノノミが接近出来れば……いやそれだと、どうやるかっていう問題が……」

 

 

ブツブツと案を口に出しては消えていく、今こうしている間にも戦車は迫ってくる。そうしているとウジウジしている姿に反応したのかセリカがこちらに迫る

 

 

「あーもう!!なにウジウジしてるのよ!困ってるならさっさと言いなさい!あの変態行動の思い切りの良さは何処に行ったの!」

 

「うぐっ……そ、その……戦車に有効打がなくて……シロコのドローンみたいなことが出来れば話は別なんだけど……」

 

 

その言葉を聞いたセリカは何かを思いついた様に顔をピクリと動かした後

 

 

「……いいじゃない。それでやるわよ、たしか爆弾があったわよね、それをドローンから落として起爆するわ」

 

「えっ!?出来るの!?」

 

「やったことないわよ!でも出来る気がするから言ってるの!それにこれ以外にあるの!?時間がないのよ!先生っていうんだから私の事、信じて見なさい!」

 

 

決して自暴自棄ではない、自信に満ち溢れた啖呵を切ってセリカはこちらを見据えていた

 

 






久しぶりなのに読んでいただきありがとうございます。初めて読んでいただいた方やまだ評価をしていない方はどうぞよろしくお願いします

感想もモチベに繋がります、今後ともこの小説をよろしくお願いいたします
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