長らくやりたいなと思っていたメインストーリー沿いが、遂に
▼冒険に満ちたブランニューワールドへ
厭離穢土
『呪術廻戦』。夜の帳が下りたら合図でお馴染みの少年漫画。
人間の負の感情から生まれる『呪い』と戦う『呪術師』達を描くダークファンタジー。
私――
ただまあ…冒頭で
けれども、詳しいストーリーの流れまでは知らなかった。なにぶん浅く広く、たまに局所的に深い感じのライトなオタクだったもので。『呪術廻戦』は浅い側。どっぷりハマってるのが友人にいて、そっち経由でざっくり重たい話だなぁという印象はあったけれど、常に深い側を優先していたもので。選ぶなよ私を。この世界に。
こういうときストーリーの知識があれば誰かを救済に走ったり、いやストーリー改編したら何が起きるかわからないと怯えて慎重になったりするんだろうけど、私はそれもできなかったわけで。
…我ながら、原作に疎い割にはだいぶ頑張った方だと思う。濃い同級生*1に濃い*2編入生に、担任の旧友によるテロ。2年に進級したら強烈な*3後輩ができて、姉妹校交流会に呪詛師の強襲があり、そして………渋谷の。
いやほんと、『とある』の超電磁砲みたいな…少なくともそんなふわっとした認識で動かせてしまう術式でよかった。そうでなきゃ何度死んでいたかわからない。私の術式による電撃は呪霊に
それらの果てに、渋谷。事前情報をもとに探していた特級呪霊・
あぁー…あの後どうなったんだろう、気になる…。誰の目から見ても重傷を負って京都校生に運ばれてた野薔薇ちゃんとか、虎杖君も東堂先輩も……本当にあの場での敗死が悔やまれる。
虎杖君と真人には深い因縁があるらしくあまりにも険悪そうで、彼には悪いけれどここはもう
領域展開で仕留められなかったのは、本当に惜しかった。それでも切り替えて追撃に出たのだけれど…少々キワモノである私の領域展開は、あまりにも負担が大きくて。こちらは術式が焼き切れて、でもどういうわけだかあちらは問題なく使えて、防御はままならなくて。
…敗因は。決定的なそれはわかってる。一人で片を付けようとしたこと。虎杖君を
まあ、済んでしまったこと。今考えても仕方がない、けど。…果たして私はどうなったのやら。激痛とかそんな生易しいものじゃなかったのはわかる。虎杖君たちには「ごめん」としか言えなかったな…あの顔が、忘れられそうにない。
そう、私は死んだ。即死だった。虎杖君を襲わされなかったことが救いと言えば救い。じゃあ、こんな話をしている私は今、どうなっているか?
「……ここは…?」
頬を撫でる風。草木の葉擦れの音。
さて、見渡す限り緑と青。厳密に言えば木の幹とか花とか岩肌とかもあるけど、どうでもいいくらいに緑と青だけの景色だ。夢なのかあの世なのか、領域……はないか。呪いの気配がないし、真人に殺られたあとのはずなのに領域も何もないだろう。真人の領域は無数の手に取り囲まれる暗闇だから見間違えるはずがない。夢にしては……陽光が暖かい。視線を下ろせば無為転変は残っていないけれど、目に入った他の生傷が思い出したようにじくじく痛んだ。夢じゃないらしい。だったら―――
「…呪術師が、天国に行けるわけないだろ………っ…う」
「いや、良くはないな…」
…私、大自然にひとりぼっち。呪術廻戦をご存じなら言うまでもなく、私はライフラインの行き渡った場所でぬくぬくと暮らす現代っ子だ。いくら高専が山奥とはいえ。職業柄こういう人里離れた場所を歩き駆け回ることは慣れているけれど、まともに野宿をした経験なんてない。ポケットから取り出した
…仕方ない。右も左もわからない探索のお時間だ。人間が生きていくために必要なものは……水の音がする。とりあえずそっちに行こう。
「ya!」
「guaa!!」
…で、行ったらお面を被った真っ黒な肌の奴らが襲いかかってきた話する?
するけど…ホントなんなのかわからないけど言葉通じないし、なんか投げてくるし棍棒振りかぶって襲いかかってくるし敵か…敵か。害意しか感じないな敵だな。そうと決まれば、呪力を全身に―――
「――はぁっ!!」
腕を振るえばバシィンッ!という音とともに、仮面の奴らが吹き飛んだ。
先に述べた通り、私の術式は電撃…なんだけど実は、正直なところ詳細なメカニズムまでは把握してなかったりする。あいにく私は感覚派なので。とりあえず呪力を電気に変換して帯電・放電その他ができる代物で、さっきのは『
しぶとく起き上がってくるところへもう一度『迫撃』を決めれば…なんか崩れて消えていった。消えてしまうということは、呪霊と同様に扱っていいんだろうか?消え方が違うけど…いや考えてる場合じゃないわ。追加の気配に振り向けば、素手の一体が腕を振り上げて、すぐ近くまで
「――てぇりゃぁっ!!」
…がら空きの胴にめり込んだ脚から閃光が散り、仮面の奴が消える。…おあいにく様、私は近接戦だって得意なのだ。高専でも野薔薇ちゃんを何度転がしたやら。術式の面で見ても全身への帯電は基本の
それにしても…なんだか、以前にもまして呪力操作がスムーズにできてるように思える。確かに近接戦の際の
……たまに聞く話であったけど、私の呪力も死地を越えて洗練されたということだろうか。越えたといっても三途の川の方向なんだけど。
あと、最初に確かめたときは小さいからか気づかなかったけど…電光が、はっきりと紫色を帯びている気がする。これもそうなんだろうか?おおよそ関係があるようには思えないけれど…。
ともかく水場で喉を潤して、また行くあてもない探索を再開することにした。
ばっ-しょう【跋渉】…セフ
[詩経(鄘風載馳)]山をふみ越え、水を渡ること。転じて、諸国を遍歴すること。 (出典:『広辞苑』)
・日依
いろいろあって没にした呪術二次の主人公を渋谷事変で死なせてテイワットに放り込んだ次第だよ
悩んでたけどやっぱ名前変えたよ(2/17)
で、関連して直さなきゃいけないとこ見落としてたから直したよ(2/22)
そして実は色々変更を入れております…(8/14, 8/22)