お待たせしております 完オリ場面書いてるとやっぱり難航しちゃう…
「『ファデュイ』の目的は、トワリンの力を氷の神に捧げること…だとすると、『ファデュイ』の考えを甘く見すぎていたかもしれない。…彼らの本当の目的は、風の繋がりを利用して風神バルバトスを探し出すことなのかも。前にリサが、暴風の源を探して3つの神殿に辿り着いたみたいにね」
「風神?風神はモンドを離れて千年経っている。なぜ奴らの目的が、神を探し出すことだと思った?」
「…えへ?」
「………いい。これ以上は訊かないでおこう」
『エンジェルスシェア』の店先でそんなやり取りを耳にしつつ、意外と使える人が多いらしいワープポイントを経由してやってきたのは…地図曰く、清泉町の南の外れ。木々に囲まれた空間に、ざあざあと滝の音が
「こんな大自然の中に…いや、むしろだからこそか」
「辺鄙だが、並みの人間は寄り付かない場所だからな…旅人、これを」
ディルックさんから渡されたものを見ると…この仮面、どこかで……あ、ジンさんと険悪になってたやつのに似てる。ってことはこれ、ファデュイの…。
「…
「ああ、正体を隠すための変装だ。何せ『ファデュイ』はモンドにとって、厄介な異国の客人だからな。僕たちは
「そ、そうですね…」
"トラブルを起こしに行く"ってはっきり言っちゃった…。
まあそれはさておき、ディルックさんの案内についていくことにしよう。滝壺から流れ出す気持ち深めの川を渡って*1、少し進んだところ。岩肌にぽっかりと口を開ける洞窟の前で、一同の足が止まる…またこのパターンか。
「うへぁ…」
…はい、例のごとくいわゆる秘境です。重厚感のある鈍色の石組みの空間…その初っ端から、火炎放射器を隠した橋などという熱烈な歓迎(物理)を受けて、思わず間抜けな嘆息が
「そっちにも進めそう…?」
「行き止まりみたいだけど…私が見てくるね」
ディルックさんはずんずん先へ進んでいくけれど、私たちは探索慣れしちゃってるので途中で別行動を挟んだりしつつ。…何も言われないのは、見落としはないほうが望ましいからだろうな。宝箱しかないし引き返そう。あいにく私はそんなに惹かれないので…。
引き返して階段を駆け上がっていると、悲鳴じみた
「ぐえっ!?」
――あ、反射的に攻撃しちゃった。がら空きの腹部に長杖が直撃した相手は…そのまま足が階段を離れて、
待ち伏せして一人も逃がさない役割してるみたいになっちゃった…まあ援軍を呼ばれたら困るし、いいことをしたと思っておこう。それよりも逃げられてるの何?変装の効果は?
「『ファデュイ』にいる11人の執行官、その8人目がシニョーラだ。『ファデュイ』が七国を闊歩し、西風騎士団の脅威となったのは、この11人の執行官が原因だ…彼女に悟られる前に、急ぐぞ」
階段を登って追い付けば、ディルックさんが操作盤に触れて扉を開くところ。…なんだか大事な話を聞き逃した気がするけど、あとで聞くしかなさそうだ。
扉の先にはちょっと細めの階段と通路、そこを抜ければ大きく開けた空間に出た。部屋の中央に操作盤があるけど鍵がなければ動かせないとわかって、捜索が始まった。
「"モンド・スネージナヤ友好協会"の親善大使だよ」
「そ、そんな協会があるのか…?」
で、今までと違って
「日依!」
「何…あ!?」
交渉決裂した、という蛍の言葉を耳にするが早いか、私は思わず叫んでしまった。ディルックさんが驚きの早さでファデュイを切り捨てている*3のはさておき、唐突に私たちの前に現れたのは――大聖堂の地下で見た、紫の外套。でもマーキングした呪力が見当たらないから、同じ装備の別人か?
「きゃはは♪︎この子達で盛り上げよう!」
「な、何あれ?虫?」
「紫…同じ元素か…」
「ファデュイの雷蛍術師だな。手短に片付けるぞ」
…ふぅ。なんとか…って程でもないか。ワープを多用する厄介な奴ではあったけど、ディルックさんが半端なく強くてすんなり戦闘不能まで持ち込めた。同元素の私はお荷物だったから虫を叩き落としまくってたよ。
あ、あとあいつ私みたいに雷落とせるみたいで、その雷から庇ったりして。…蛍からは心配されたりしたけど、私としては荒天じゃなくても使えるのが羨ましいって気持ちのほうが強い。
「先に進める鍵はなさそうだな…別の部屋に行ってみようぜ。手分けしたほうがいいか?」
「んー…何か問題が起きたときの解決スピードを考えると、このままのほうがいいと思うな…私は蛍みたいに交渉とかできないし…」
「私も決裂したけどね…」
「こういうパターンあるの…?」
…奥の誰もいない部屋。踏み込んだら現れたスライムを殲滅したら鍵が現れた。いや魔物だけで人は誰もいないんかい…ある意味デコイというか、引っかけ問題みたいなもんか…。
次の部屋の操作盤はエレベーターみたいになっていて、5秒くらいで……たぶんここが、この秘境の一番奥。重厚な玄武の色に囲まれた空間に、窓から青白い月明かりが射し込んでいて…
「あ、あれ!天空のライアー!」
…その先に、身に馴染んだ呪力。天空のライアーが安置された台座があった…けど。
「っ、待って蛍!」
「へ?…っ!?」
パイモンの言葉に駆け寄ろうとする蛍を呼び止めたのとほぼ同時。ズシン、と音を立てて台座の周囲に鉄格子が下りた。そして、
「…ネズミ。どこから湧いてきた?このようなこと、『シニョーラ』様が許さないぞ!」
「げえっ!?」
「やっぱり…!」
―――さっきのなんとか術師みたいに、前触れなく現れる敵!…やっぱり、聞くところによればモンドの至宝で風神の力の依り代。いくらここまでの道のりが険しいとはいえ、無防備に置いてるなんておかしいと思った。
今回の黒ずくめの奴は…炎元素か。ディルックさんがデッドなんとか*4って呟いたけどよくわからん。ともかく、こいつさえ倒してしまえば…
「っ…消えた!?」
「透明化…こいつらはこれが厄介だ。慣れればすぐだが」
ふいに掻き消えたデッドなんとか…けれどディルックさんが振り抜いた剣の先で呻き声が聞こえた。なるほど無効になるわけではないらしい。だったら…
「来たっ!」
「ぐうっ…!」
透明化が解除されたところへ突進、叩き込んだ長杖から紫の光が散る。雷元素と――
「やっと天空のライアーを手に入れられたな!」
…はい、お仕舞いです。天空のライアーは蛍が回収しました。久々に骨のある敵と戦えてスッキリした…気がする。私そこまでバトルジャンキーではないと思うんだけどな…。とか考えてたら、いつの間にかデッドなんとかは満身創痍ながらも起き上がっていて、
「『シニョーラ』様は貴様らに制裁を下す!モンドの詩人たちは子供が眠れなくなるほどの悪夢としてそれを伝えることになるだろう!」
とかなんとか言い捨てて逃げ出していくところだった。薄々思ってたけどこの世界の民そこそこタフだよな…。
「…とりあえず出よう。夜も遅いし」
「そうしよう。こんなところに長居する必要もない」
「そうだね…ひとまず、モンド城まで戻ろっか」
・日依
物理ダメージはさほど気にしない頭呪術師
秘境システムにはだいぶ慣れてきた。秘境とは…?(哲学)
見敵必殺慣れ(パワーワード)しすぎて脊髄で攻撃する頭呪術師。虫を叩き落とすのは得意
まるで透明化してる間は無効の敵と戦ったことがあるような言い草だ…
・蛍
交渉術B+(推定)の旅人。実況主は貪欲も臆病も交渉失敗してた
vsデットエージェントでは置いていかれ気味だった。ディルックが強いしそれに日依、なんかすっごいキレッキレじゃない!?
・パイモン
お喋りだけど交渉には不向きな相棒(現金なやつなので)
あいつちょっと笑ってないか…?
・ディルック
大剣with炎元素でド派手な旦那
雷元素でスピードタイプか…
・ウェンティ
動向に悩んだけど、次回の冒頭の展開から考えてエンジェルスシェアでお留守番してもらうことにしました
・ザメンホフ
《デットエージェント・焼き払う刃先》
日依にノリノリ(当人比)でボコボコにされた。可哀相