予約投稿ダヨー
『公子』のアドバイス通り『絶雲の間』にたどり着いて、仙人に会うことができた…はいいものの、私たちを探し回っていた千岩軍に見つかってしまった。
とはいえ、ここは『絶雲の間』。これ以上は踏み込めないとかなんとかざわざわしていて、私たちの前に現れた仙人『削月築陽真君』は
そうして迎撃戦が始まった、んだけど……私は、
数の差もかなり大きいから、二人のほうが確実だとも言ったんだけど…「いい。慣れてる」の一言で片付けられちゃった。これに慣れてるのだいぶ変だと思うよ…*1?ヤバそうだったら助けに入るからね!とは言ったけど、聞こえてたかどうか。
「…すっごいなぁ…」
…そんな感じで、心配ではあったんだけど。ふたを開けてみれば、本気の日依はすごかった。詰め寄る兵士たちの合間を縫って、舞うように手足を振るって打ち倒していく。時には持ってる杖を手放して、兵士たちが持っている槍も利用していって……それでいて、いつの間にか元の杖をまた握ってる。どうなってるのあれ…?
なんだか…モンドをあとにして以来、日依の戦い方はちょっと変わってきた気がする。今までよりも、さらにもう一歩前に踏み込んでいくというか……危険を顧みなくなったというか。
「慣れてるって言ってたのマジだったんだな…」
「うん…ちょっと、想像以上だったね」
とはいえ、私も足元に線を引かれた*2だけだから、このまま眺めてるだけでいたくはないんだけど……圧倒的な数の差を前にして、日依にはまったく
ホントにこのまま任せちゃって大丈夫なのかも……と思った矢先。突き出された槍を掴んで、相手の腹に蹴りを入れて吹き飛ばした日依。反動で体のバランスが崩れたように見えた…その背後から、3人の兵士が同時に槍を構えて――
「っ――震えよっ!!」
足元――今自分が立っている大地を意識して、岩元素の力を引き出す。黄金色の光がまたたいて、地面から生えるように岩元素の塊が生成された。同時に放たれた衝撃波に、兵士たちが地面を転がっていく。
顔を上げれば…地面に杖をついて高く飛び上がった日依。初めて見せたわけでもないのに、目を丸くしてる。
「っ、蛍…!」
「やばそうだったらサポートするって言ったでしょ?」
「別に気づいてたけど…まあ、ありがと」
そう言って、すぐに真剣な表情に戻った日依は、着地とほぼ同時に力強く踏み込んで――まだ立って槍を構えていた3人、そのうち一番大柄な1人を蹴飛ばして、あとの2人に直撃させた。
『…さて、本題に戻ろう。旅人よ、来訪の理由を述べよ』
千岩軍の兵士たちが撤退していくのを見送って、再び仙人に向き直る。ふう、とため息をひとつ吐いてそう言った『削月築陽真君』に、私たちは今度こそ、玉京台での事件について伝えることにした。…主にパイモンから。
✫ ✫ ✫
『言語道断…実に嘆かわしい!!璃月七星、失望したぞ…!!』
8割くらいパイモンが語った顛末を聞いて……鹿の姿を象る仙人は、我慢ならないというふうに声を荒らげた。ただでさえ岩神をみすみす暗殺されてしまった*3あげく、その
しかしこれ…璃月という国の、とても重要な関係を不可逆的に
『…旅人よ、我にひとつ案がある。しかし、我の独断では危うい…仙人たちに知らせる必要があるだろう。その『禁忌滅却の札』を持って、我の言葉を伝えに行くとよい』
「わかった。誰に伝えればいい?」
『理水畳山真君、留雲借風真君。此の二人はここにおるが、逢えるかどうかは縁次第だ。流れに身を任せるとよい』
「流れか…あんまり時間をかけるべきでもないだろうしな…」
『それと、もう一人…降魔大聖の護法夜叉がおる。彼の者には『望舒旅館』に行けば逢えるであろう』
「『望舒旅館』…道中のあそこか。わかりました。ありがとうございます」
…頭を下げたら、隣で蛍もあわてた様子で頭を下げた。これは別に私の性分なだけだからいいんだけどな…。
「さてと…じゃあ、どこから行こう?」
ひとまず方向性は決まった。会うべき相手は3名、それぞれ行くべき場所はバラバラ。とはいえ…
「…『望舒旅館』は最後かな。ワープが使えるとはいえ…1人だけ別格みたいだし、ちょっと話が変わってくるかも。詳しく聞けたら聞いておきたいような」
「そうだね。確かに…ひとまず近いほうから、かな」
「暗いし霧も出ててよく見えねぇけどな…」
「もうほとんど夜だからね…」
話しながら(推定)西に向かって歩いて、何気なく踏み込んだ小さな
「あれは…風の翼で届くかな…」
「…あ、向こうのほうが近いし高いから、あっちからなら大丈夫じゃない?」
「そう…だね。行こう」
「うん!」
…あとから考えると、あの七天神像の空中足場から飛んだほうが余裕で高さあったな…。まあ今更だし、飛距離が長くなるのもそれはそれで考えものだけど、高さが足りなくて岩肌にぶつかることにはならなかったと思う。言っても無傷だけどね…
「はあっ…着いたぁ…!」
ともかく、地図によれば"琥牢山"というらしいこの山の上、開けたところまでは登ってこられた。大岩はところどころにあるけれど、このあたりはまだ草原が広がっている。それと……
「…これ、何だろう」
ゆっくり歩み寄ってみたそれ…飛んでる最中からずっと遠目に見えていた、
「こういうのって、中に何かありそうな気がする…ちょっと待ってて。――えいっ!やあっ!はぁっ!」
…剣で岩を叩く図ってめちゃくちゃシュールに見える。けどまあ、何も言わないでおこう。蛍がいま岩元素使いだからかしっかり効いてるっぽいし、刃
「ya!!」
「ええっ!?」
――ついに砕けた岩には、確かに中身があった。ヒルチャールだったけど。頓狂な声をあげながらも、蛍はそのまま剣を振るい続けて……特殊個体というわけでもなかったらしいヒルチャールは、いつも通りに処理された。
「スゲーぞ蛍、ホントに中身あったな!」
「全っ然嬉しくないよ!宝箱を期待してたの!」
「まあでもこの感じ、本当にどこかにはあったりしてね…宝箱」
蛍とパイモン*5のコントをよそに、見上げた先には他にもちらほら光る岩。
「仙」の字は伊仙(鹿児島県・徳之島の地名)で出すのが手っ取り早くて楽という至極どうでもいい情報
・蛍
久々なようなそうでもないようなこの子視点でした
そういえば元素爆発はまだ出してなかったので
・日依
危険を顧みなくなってきた呪術師
正直もうちょっと長い杖がいい。以前使ってたやつと同じくらいの…でもまあ仕方ないか……でやってる
正直"岩神でも太刀打ちできないのが上に…"をまだ危惧してる 反証不可能では(白目)
・パイモン
案内&説明役。食レポその他に説明力が垣間見えるのでその辺が安心して任せられる 丸投げとも云う()