ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
早鬼
「しっかし…案外あっさりと陥落させられましたね、この霊長園」
レーヴァテイン
「所詮は前菜程度のレベルだ。あまり良い味の前菜とは言えんがな…」
八千慧
「レーヴァテイン様、お早めに造形神の神力をお奪いください…。あまり放置し過ぎると、造形神の神力が消え去ってしまいます」
レーヴァテイン
「おっと…そうだったな」 ゴソゴソ…
スッ…
レーヴァテイン
「ラーニング開始」
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ…
早鬼
「おぉぉっ!?あの造形神からみるみる力が吸収されていくぞ!」
八千慧
「それもかなりの量だ…腐っても神というわけか」
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ…
フゥッ…
レーヴァテイン
「これで全て吸いきったな…」 チラッ
ギンッ…!!
オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…
レーヴァテイン
「ふっ…どうやら完成したようだな」
造形神・埴安神袿姫の神力を全て吸収しきった宝玉は、不足分のエネルギーを袿姫の神力によって補われた事で、遂に完成。残無から手渡された時よりも禍々しいオーラを放っていた。
八千慧
「レーヴァテイン様、計画は成功ですか?」
レーヴァテイン
「ああ…残無より手渡されていた宝玉は遂に完成した」
早鬼
「おお!それは朗報ですね!」
レーヴァテイン
「さて…あとは…ん?」
ザワザワザワ
人間霊
『お、おい…あそこに倒れているのは…』
『埴安神様!?それに…周りにいるのは、畜生界の組長達…!』
『で、でも…真ん中に立っている奴は誰だ!?』
レーヴァテイン
「おい八千慧…あいつらが、例の閉じ込められていた人間霊達か?」
八千慧
「はい…そうです。かなりの数がいますので、それなりに戦力は補強出来るかと…」
レーヴァテイン
「そうか…」 ザッ…ザッ…ザッ…
早鬼
「レーヴァテイン様?」
ザッ…ザッ…ザッ…
『お、おい、こっちに1人来るぞ…!』
ザッ…!!
レーヴァテイン
「ふん…造形神の信仰集めに利用され続けていた
『ど、奴隷だと!?俺達の守護神でもある袿姫様を侮辱するか!』
レーヴァテイン
「ふはははは…!では、その埴輪神はお前達に何を授けてくれた?お前達を保護するという名目で、ただこの檻に幽閉され続けていただけじゃないのか?」
『そ、そんなことは無い!袿姫様はお前達のような畜生から、俺達人間霊を保護し続けてくれていた!』
レーヴァテイン
「ほう…?ではお前達は、何故その安全地帯である檻の中から脱出した?霊長園から脱出したら、また畜生共に襲われるというのが目に見えているだろう」
『そ、それは…』
レーヴァテイン
「お前達も心の中で思っていたはずだ『造形神は自分達を保護するという名目で、ただ自身の信仰を集める為だけに幽閉しているに過ぎない』という事をな…」
『『…』』 シーンッ…
レーヴァテイン
「だが…この俺ならお前達を裏切るなんて事はしない」
『ど、どういう意味だ…?』
レーヴァテイン
「俺は…数週間後には地上を攻める、真に平和な世界をこの手に収め、誰もが平等に生きる事の出来る世界を作る為にな」
『真に平和な世界…?』
レーヴァテイン
「Peace through tyranny」
訳:圧政による平和を
『つまり…俺達の自由を奪う気か!?』
レーヴァテイン
「王からの賜物を有難く受け取り、王に絶対服従をすれば…真に自由な世界を生きる事が出来るぞ」
『そ、そんな言葉に…俺達が乗るとでも…!』
『俺はあんたに着いて行くぞ!』
『なっ…!?』
『俺も着いて行くぞ!ここで野垂れ死ぬくらいなら、あんたに着いていってあんたが作る世界で生きる方がマシだ!』
『造形神の道具にされるくらいなら、あんたの配下として生きて死ぬ方が良いと思うぜ!』
『お、お前ら…正気か!?あいつが作ろうとしている世界は、自由を失った世界なんだぞ?』
『あいつに従って生きれば死ぬ事はない。それに圧政によって真に平和な世界が出来るのなら本望だろ?』
『それに…あいつが建国する時に俺達が関われば、建国後の地位も確立で来るだろ!?』
レーヴァテイン
「ふっ…その通りだ。俺の建国に力を貸し、無事に真に平和な世界が出来た暁には、お前達にもそれなりの地位を確立する事を約束しよう」
『ほ、本当に…あんたに着いて行ったら、俺達の地位を確立してくれるのか…?』
レーヴァテイン
「ふっふっふ…約束しよう」
『『おぉっ!!』』 ザワッ…!!
『なあ、あの御方はなんてお呼びすれば良いんだ?』
レーヴァテイン
「俺の名はレーヴァテインだ!」 クワッ!
『レーヴァテイン様万歳!』
『『レーヴァテイン様万歳!』』