華月麟の幻想記   作:華月麟

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動き出す歯車

それから時は流れ…1ヵ月程が経過した…

 

 

~畜生界~

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

レーヴァテイン

「時は来た…今こそ我ら畜生界が地上をこの手に収め、新たな時代を創る時がやって来たのだ!」

 

 

『『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!』』

 

 

レーヴァテイン

「者共!俺に着いてこい!」 ドゥッ!!

 

ギュアァーンッ…!!

 

早鬼

「行くぞお前達!レーヴァテイン様に続けぇっ!」 ドゥッ!!

 

八千慧

「今こそ、我らが悲願であった地上を手に入れるのです!」 ドゥッ!!

 

慧ノ子・美天

「「おーっ!!♪」」 ドゥッ!!

 

ちやり

「これから地上に行くのかぁ…なんだか興奮してきたっすね〜」 ドゥッ!!

 

残「ふふふふふ…行くぞ日狭美、魔狼」 ドゥッ!!

 

日「はいっ!残無様ぁ〜っ!♡」 ドゥッ!!

 

魔狼

『地上を我が手中に収める時が来たのだ!』 ドゥッ!!

 

 

レーヴァテイン

「「ふははははははははははははははっ!!!」」

 

 

遂に悪夢の計画は…始動してしまったのだ。

 

 

~博麗神社~

 

 

霊「遂に…1ヶ月経ったわね…」

 

魔「ああ…遂に1ヶ月経っちまったな…」

 

饕餮

「もう1ヵ月経ったのか。こういう時に限って…時の流れっていうものは速く感じてしまうな…」

 

隠「しかし…畜生界の者達が、まさか口約束をしっかり守ってくれるとは思わなかったな。おかげで、畜生界へ対する対抗措置を拵える時間を確保出来たのだからな」

 

紫「人里の住人達は守矢神社へ避難させ、畜生界の者達と互角に戦えるように打ち出の小槌を利用した身体能力強化…ここまで対抗措置を取れれば、少しはマシになるでしょう」

 

依「しかし…もし畜生界の者達が守矢神社へ侵攻した場合、誰が奴等を塞き止めるのだ?」

 

藍「そこは安心してくれ。守矢神社の現人神・東風谷早苗、御柱・八坂神奈子、土着神・洩矢諏訪子、命蓮寺僧侶・聖白蓮と命蓮寺の修行僧達、仙人・茨木華扇、そして月の賢者・綿月豊姫が防衛に当たる」

 

依「お、お姉様が守矢神社防衛メンバーの1人なのか!?そ、そんな話…お姉様からは聞いていないが!?」

 

藍「豊姫の奴が『依っちゃんには内緒にしといて〜♪』と口封じを頼んできたからな、知らないのも当然だ」

 

依「まったく…お姉様は…」

 

饕餮

「しっかしよぉ…守矢神社を防衛するのがたったの10人ちょっとってのは、心許なくないか?」

 

隠「安心したまえ、天狗の里の天狗達も防衛に当たる。それなりの戦力は確保しているさ」

 

依「そ、そういえば…永遠亭の方は…誰が防衛をするんだ?」

 

紫「永琳と鈴仙とてゐに慧音、草の根ネットワークの赤蛮奇に今泉影狼が当たるわ」

 

魔「あれ?輝夜と妹紅の奴は?」

 

藍「あの2人は人里防衛に当たると自ら進言してきたぞ」

 

依「ひ、姫様自ら全然に立たれるのか…!?」

 

霊「せ、せめて自分の家族達の傍にいてあげれば良いのに…(汗)」

 

魔「あいつららしいなぁ…(汗)」

 

霊「地底の方は誰が防衛するの?」

 

隠「そちらは地霊殿の者達に指揮を任せている。星熊勇儀と伊吹萃香は地上にやってくる畜生共を殲滅すると言って聞かなかったからな…」

 

霊「そっちもそっちであいつららしいわね…」

 

紫「あとは紅魔館は紅魔館のメンバーが防衛を担当するわ。フランが人里の防衛に当たりたいと駄々をこねていたけど、レミリアになんとか説得してもらったわ」

 

魔「そりゃそうだ、自分の義兄(あにき)が畜生界の支配者になってしまったなんて事実なんて、認めたくないもんな…」

 

紫「そうね…」

 

隠「それにしても…畜生界の者達はどうやって襲撃してくるだろうか?全員まとめて地上へ来るか…それとも散り散りになって攻めてくるか…」

 

磨「畜生界の者達はそこまで頭が切れる者は少ない、日白残無という人鬼を除いてな…」

 

隠「では…全員地上を目指して侵攻すると?」

 

磨「奴等の目的は地上のみ、地底やその他の場所は計画外の話だろうな。それか地上を陥落させた後に、ゆっくりと他の地も侵攻するか…」

 

魔「どっちにしても注意するに越したことはないっ!それだけだぜ」

 

紫「その通りよ」

 

 

 

…ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

 

皆『!?!?』 ガタッ!

 

突如、人里の方角から大きな爆発音が聞こえてきた。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

魔「お、おい!?今の爆発音に…あの煙は…!?」

 

隠「遂に畜生界の者達が人里(ここ)までやってきたか…!」

 

 

~人里~

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

レーヴァテイン

【挿絵表示】

「ふはははははは…!」

 

残「おうおう…随分と派手に吹き飛ばしたものよのう?」

 

日「少し埃っぽいですわ…」

 

レーヴァテイン

「今の人里には人っ子一人居ない、この程度をしたところで何も問題はないだろう?」

 

魔狼

『しかし…挨拶代わりの一撃にしては、随分と派手にやるではないか』

 

レーヴァテイン

「当たり前だろう?俺の力が如何程のものか知らしめる為には、手加減は不要」

 

早鬼

「素晴らしいお考えですレーヴァテイン様!」

 

八千慧

「誰も居ないというのなら、何をしようと問題ありませんからね」

 

ちやり

「にしてもド派手でしたっすね〜」

 

慧ノ子

「ちょこっと力をお披露目しただけなのに」

 

美天

「この始末♪」

 

 

その轟音の正体は、力のお披露目をする為だけに人里の一部を吹き飛ばしたレーヴァテインの一撃であった。

 

隠岐奈の言う通り、遂に畜生界が地上侵攻を開始したのだ。

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