華月麟の幻想記   作:華月麟

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接敵

ダッダッダッダッダッ!!

 

ズザザァッ…!!

 

 

隠「こ、これはっ…!?」

 

紫「な、なんて悲惨な光景なの…!?」

 

 

轟音と、その音の後に発生した煙を視認した賢者達が、駆け足で現場に到着した。

 

 

ズザザァッ…!!

 

 

霊「はぁ…はぁ…!」

 

魔「くそっ…!いきなりの出来事過ぎて、頭の情報処理が追いついてないぜ…!」

 

磨「あ、あれは…華月麟…!?ど、どうして奴が畜生界の者達と共に行動を…!?」

 

饕餮

「違う…あいつの名はレーヴァテイン、畜生界の新たな支配者だ…!」

 

依「れ、霊夢が言っていた事は本当だったのか…!し、師匠が…畜生界の支配者に…!」

 

2人に遅れて、霊夢達も現場に到着。

 

八千慧

「レーヴァテイン様…!奴等が来ました!」

 

早鬼

「それに博麗の巫女達も…」

 

レーヴァテイン

「ほう…?わざわざ本命共から、わざわざ顔を出してくれるとはな…」

 

紫「り、麟…!」

 

隠「り、麟君…!何故君が…こんな馬鹿げた事をするんだ!?」

 

レーヴァテイン

「麟だと…?奴ならとうの昔に死んだ!俺の名はレーヴァテイン、今は奴の身体を依代にしているに過ぎない」

 

依「し、師匠!」 ザッ…!!

 

レーヴァテイン

「貴様は…確か綿月依姫だったか?貴様が地上(ここ)にいる事は予知していた。華月麟の一番弟子、とても優秀な弟子だったと聞いているぞ」

 

依「師匠…そんな演技はおやめ下さい!」

 

レーヴァテイン

「演技などではないが?」

 

依「私の師匠は…どんな者にも慈悲を与えてくださる心の優しい御方だった!今の貴方は…自分の目的の為に、ただ全てを破壊しようとしている破壊者だ!」

 

レーヴァテイン

「華月麟は優し過ぎた…それ故に弱かった!だから俺がこの手で殺したまでだ!」

 

依「っ…!」

 

レーヴァテイン

「だが…貴様らと争うつもりはない。まずは交渉といこうじゃないか」

 

隠「こ、交渉だと…?」

 

レーヴァテイン

「摩多羅隠岐奈、貴様が大人しくその支配者の座から降り…俺にその座を明け渡すというのなら、無駄な争いはせずに済むぞ?」

 

隠「君が…私の座に就こうというのか?」

 

レーヴァテイン

「理解が早くて助かる…!その通りだ。そうすれば、無駄な血を見なくて済むぞ?」

 

隠「それで…君が私の座に就いた時、君はこの世界をどう導く気だい?」

 

レーヴァテイン

「Peace through tyranny」

 

隠「つまり君は…力でこの世界を統治しようというのか?この幻想郷を生きる者達の…自由を全て奪おうと言うのか!」

 

紫「貴方は幻想郷を生きる者達から自由を奪う代わりに…何を与えると言うの!」

 

レーヴァテイン

「絶対に愚かな争いを生み出さない…永遠の繫栄と支配、そして平和を与えてやろう!」

 

隠「ふっ…まさか君からそんな言葉を聞く事になるとはな?まったくもって哀れだな…」

 

レーヴァテイン

「…なんだと?」

 

隠「君は分かっているはずだ、そんな世界を作ったところで…いつかそんな支配に反抗する者が現れ、新たな争いを生み出すという事を…!」

 

レーヴァテイン

「そんな危険因子を生み出さないように、危険な目は摘み取る。それが俺のやり方だ」

 

隠「君がやろうとしている事は…ただの独裁者だ。平和と秩序をもたらす救世主ではない…!」

 

レーヴァテイン

「ふっ…自分の存在を世に知らしめたいが為に、自ら異変を引き起こすような愚かな神には言われたくないな?」

 

隠「そ、それを言われちゃうと言い返せなくなっちゃうなぁ…」

 

紫「隠岐奈…!彼のペースに乗っちゃダメよ…!」

 

隠「分かってる分かってる…。と、とりあえず…私からの返答は…」

 

 

「「断る!それだけだ!」」」

 

 

レーヴァテイン

「では…畜生界(われわれ)との全面戦争をご所望か…!」

 

隠「もとより我々はその覚悟でここに居るのだ!逃げも隠れもせん!」

 

レーヴァテイン

「良いだろう…では、1人残らず皆殺しにしてやろう」

 

 

「「あの造形神のようになぁ!!!」」

 

 

霊・紫・隠

『っ…!』

 

魔「結局こうなる運命かよ…!」

 

依「何故私達が師匠と戦わなければ…!」

 

藍「やはり戦いは避けられないか…!」

 

饕餮

「こっちも覚悟の上だ…!」

 

 

 

 

 

磨「あの造形神のようにだと…!まさか…っ!?」

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