悲しみは連鎖する
どこかで(悲しみの)
バヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!
麟「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
魔狼
(な、なんなんだこの気迫は…!?こいつはただの人間だぞ!?それなのに…どうしてこの魔狼がたじろいでいる…!?) オロ…
麟「どうした?今の俺を見て…怖気付いたか?」
魔狼
『ほ、ほざけ…っ!き、貴様如きに怖気付く…この魔狼ではないわ!』
麟「だったら…さっさとかかってこいよ」 クイクイ
魔狼
『(ブチッ…)こ、小僧が…っ!』 ギャンッ!!
ガギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!
麟「…」
魔狼
『粋がるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』 グァッ!!!
麟「…!」 ピキーンッ…!!
ガシィッ…!!!
魔狼
『ぐっ…!?』
ピタァァァッ…
麟「…ふん」 ギギギ…!!
激昂する魔狼の拳を、天照は怯むことなく瞬時に片手で受け止めた。かなりの速度と威力によって放たれた拳だというのに、彼はその場から1㎜も動く事はなかった。
魔狼
(こ、こいつ…!我の攻撃をあっさり受け止めただと…!?しかも、我の攻撃を受け止めたというのに1㎜もその場から動かなかった…!)
麟(グィッ!!)
魔狼
『[グィッ!!]う、うぉぉっ!?』
麟「てめぇの実力はこの程度か?もう少し真剣にやってもらおうか…」
魔狼
『わ、我を愚弄するか…っ!』
麟「バカにされなくなきゃ、殺す気で俺に挑むこったな!」 グァッ!!!
ズドンッ!!!
魔狼
『うぐおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?』
麟「…」
メリメリィッ…!!!
魔狼を力任せに引き寄せ、天照は更に魔狼を挑発するような発言を吐き出す。そしてすぐさま、先程のお返しだと言わんばかりの強烈な蹴りを魔狼の腹に叩き込んだ。その威力は、魔狼の腹がかなり深く凹むほどに。
魔狼
『が…あぁぁっ…!!?』
麟「よくもこの俺をコケにしてくれたな…!このお礼は、たっぷりとさせてもらうぞ!」 グッ!!!
バゴォンッ!!!
魔狼
『ぐおぉぉぉぉ…っ!!?』 ズザザァッ…!!
麟「…」
魔狼
『ごはぁ…っ!!?(ザッ…)な、なんだこのダメージは…!?この魔狼が…人間如きにここまでのダメージを…!』
麟(グッ…!!)
ギャンッ!!!
魔狼
『は、速いっ!?』
麟「だぁっ!」 グァッ!!!
バギャァッ!!
魔狼
『ごは…っ!?』
麟「はぁっ!!」 グァッ!!!
バギィッ!!
魔狼
『ごあっ…!?』
麟「はぁぁぁぁぁぁっ!!」 バヴォォォォォォォォォッ!!!
魔狼
『ぐ…っ!?』
ドガガガガガガッ!!
バギャァッ!!
魔狼
『ぐあぁぁぁぁぁぁっ…!?』
麟(バッ!!)
「「洛星〖イグナイトストライク〗!!」」
ズドァッ!!
魔狼
『はっ…!?』
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!
魔狼
『ぐあぁっ!!』 ドサッ…ザザァッ…!!
麟「…」 ザッ…ザッ…ザッ…
魔狼
『こ、こんな事が…!?この魔狼が…人間如きにぃっ…!』
麟(バッ!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
魔狼
『ん…!?(バッ!!)な、なんだあれは…!?』
ズズズズズ…!!
ゴロゴロ…!!
天照が右腕を高く振り上げた時、魔狼の頭上に禍々しい黒雲が広がり始めていた。
魔狼
(な、なんて禍々しい黒雲だ…!?あ、あれほどの黒雲を…あの人間が作り出したと言うのか…!?)
麟(ギンッ…!!!)
「「黒雲〖ヴォイドエネルギーフレア〗!!」」
麟(バッ!!)
DARKNESS STRIKE…!
ズォッ…!!
ズドドドドドドドドドドドドァッ!!!
魔狼
『な、なにぃっ!?』
右腕が振り下ろされた瞬間、黒雲の中から数多の禍々しいエネルギー弾が魔狼目掛けて放出。
グォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…!!!
魔狼
『デススラッシャー!』 ズバァッ!!!
ギュオォォォォォォォォォッ!!!
ドグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!
魔狼は多少たじろぐが、すぐさま反撃を繰り出した。自身の斬撃を黒雲のエネルギー弾に直撃させ、その場を凌いだ。
麟「ちっ…老いぼれの割には、良い反応しやがるぜ。腐っても元・支配者ってとこか」
魔狼
『ま、まさか…人間にあのような芸当が出来るとは…!容易ならざる相手というわけか…!』
麟「今の攻撃は防がれたが…次の1発は、絶対に防げないぜ…」 ギリッ…!!
魔狼
『ほざけ!どんな攻撃が来ようとも、先程のように軽くあしらってやるわ!』
麟「なら遠慮なくやらせてもらう、後悔するなよ!」 グッ…!!
ズドァッ!!
魔狼
『な、なんだ…!?奴は今…何を…!?』
天照は次に右拳を強く前に突き出し、拳から何かを勢いよく放った。しかし…魔狼の目では捉える事が出来なかった。
それもそのはず
ギュオォォォッ…!!!
魔狼
『ん…!?』
ズドドドドドドドドドドドドッ!!!
魔狼
『!?!?!?』
麟
「「猛撃〖乱舞撃滅〗!!」」
LIGHTNESS IMPACT!
彼が繰り出したのは、目視不可レベルの
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!
魔狼
『ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?』
ズドァッ!!
魔狼
『ぐあぁぁぁぁぁぁっ!!!』 ズザザァッ…!!
麟「(シュゥゥゥゥゥゥゥ…)どうした?速すぎて見えなかったか?」
魔狼
『ぐはっ…!あ、あれほどの数を…たった一瞬の動作で、全て放ったというのか…!?な、なんて速度だ…音速を軽く超えている…!』
麟「ふんっ…それがてめぇの全力か?なら悪かったな、謝るよ」
魔狼
『おのれぇ…っ!』
(どこまでもこの魔狼を見下すような態度…!いいだろう…そんなに本気を見せて欲しいのなら見せてやる…!)
(禁断の技〖