華月麟の幻想記   作:華月麟

1032 / 1036
検査の結果

ワイワイ

 

ガヤガヤ

 

 

幽々

(ガツガツガツガツガツ!! バグバグバグバグ!!!)

 

 

早「わあわあわあ!?す、諏訪子様ぁっ!早く次の肴を用意しないと!?」 ドタドタ!!

 

諏「だーっ!?誰かあのブラックホールを止めてくれぇっ!」 ドタドタ!!

 

 

聖「あ、相変わらず…とてつもない速度の食べっぷりですね…」

 

依「人間ブラックホール…」

 

豊「地上の人間って、ブラックホールを作る事が出来るの?」

 

純・ヘカ

「「なわけあるか」」

 

 

残「ふっ…まさか異変を起こした張本人でもあるこの儂も、宴会に招待されるとは驚きじゃな…」 ゴクッ…

 

紫「麟が貴女も呼べと言うから呼んだのよ」

 

残「ふっ…息子の優しさには、やはり勝てんのぉ…」

 

紫「あの子は…どんな相手にでも手を差し伸べてくれる、優しい子だもの」

 

日「(ゴクゴク…)の割には、餓者髑髏と対峙している時の坊やは…とても優しい子とはかけ離れた感じがしましたけど…?」

 

紫「どんな相手にも手を差し伸べるとは言ったけれど、相手に慈悲を与える程の価値が無ければ…その者には残酷な最期を迎えさせるのもあの子のやり方ね」

 

残「怖い怖い…」

 

日「あら?そういえば…坊やはどこですの?」

 

霊「麟なら外の鳥居上に居るわよ?」

 

残「鳥居の上じゃと?彼奴は…鳥居の上で何をしとるんじゃ?」

 

魔「なんでも、月を眺めてるらしいぜ?」

 

残・日

「「月を?」」

 

 

~守矢神社鳥居上~

 

 

麟「…」 ポケーッ…

 

 

 

永「麟?」 ブアッ…

 

ヒュゥゥゥ…スタッ

 

麟「あ、永琳さん」

 

永「貴方、こんな所で何をしてるの?今は宴会が始まってる最中でしょ?」

 

麟「そうだよ?だだ…俺は気分がまだ乗らないから、ここで月を眺めてるんよ」

 

永「月を…?」

 

麟「そう、月をね。ふっ…今宵は月が綺麗だね、永琳さん」

 

永「あらま…随分とベタな口説き文句ね?」

 

麟「ベタな口説き文句?…あぁ『月が綺麗』って言葉は、告白する前兆なんだっけ?」

 

永「うふふっ♪月の賢者として数千、数万と生きてきたけれど…地上に降りてからこんなに心がときめくのは今が初めてだわ♪」

 

麟「…永琳さんも、ちゃんと乙女してるのね」

 

永「私、これでも1人の女の?月で生活していた頃は、周りの者達は常に『八意様 八意様』って媚びへつらう者ばかりだったし…」

 

麟「苦労してたんね…永琳さん」

 

永「私も…女として生きたかったのよ」

 

麟「悪いけど、確かに俺は永琳さんを女として見てるけど…そんな邪な目では見てはないぞ?」

 

永「知ってるわよ♪貴方はそういう人間じゃないってのは重々承知よ」

 

麟「そうすか。で?永琳さんは宴会場に行かなくて良いの?」

 

永「ええ、貴方にまだ伝えるべき事を伝えてないから」

 

麟「俺に?なんだろか」

 

永「血液検査の結果よ」

 

麟「あー…俺の検査結果か。で、結果はどうだったの?」

 

永「麟…喜びなさい。貴方の検査結果…」

 

 

 

「「人間という検査結果が出たわ」」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。