永「…と、いうわけで、今の麟は不老長寿に近い体質の人間になったという結果が出たわ」
隠「う、う~む…不老不死でなかった事は喜ばしいが…やはりスペルカードの影響は、若干ではあるが残留してしまっていたか…」
藍「紫様…これは喜ぶべき結果なのでしょうか…?」
紫「隠岐奈の言う通り、喜ばしい事ではあるけど…なんとも複雑な結果になってしまったわね…」
依「八意様、そのスペルカードの効力を消せるような薬などを作れたりは…」
永「あのね依姫…?薬というのは病等を治す為にあるの、不老不死や不老長寿といった体質的なものを治す為にあるわけではないのよ?そんな薬が作れていたら、蓬莱の薬の効果を抹消出来るような薬をとっくの昔に作っているわよ」
依「そ、そうですよね…」
耳「八意殿、麟君本人は…その結果を聞いてどんな反応をしていたのか教えてくれないか?」
永「別に…特に驚くような反応も、悲しむような反応もしていなかったわ」
耳「彼はこの結果を検査する前から分かっていたのか…?」
霊「…皆、色んな事話しているところ申し訳ないけど…隠岐奈が麟にどんな判断を下すのかだけ、先に聞かせてもらっても良いかしら?」
聖「た、確かに…隠岐奈様が麟さんに対して、如何なる判決を下すのかが一番重要でしたね…」
純「摩多羅隠岐奈よ、我が息子に対して如何なる判決を下すのか…決めてもらおうか?」
隠「あ、ああ…率直な意見としては…麟君はこの幻想郷を守る為に、自らを犠牲にしてまで戦ってくれた…。その覚悟と彼の意志を無下にしたくはない」
紫「じゃ、じゃあ…?」
隠岐奈
「「今回の件、私は目を瞑ろうと思っている」」
紫・藍
「「…!」」
残「ほう…?幻想郷賢者が、自身の取り決めた掟を破るというのか?」
隠「確かに彼は…幻想郷の掟に反する行いをした。だが…私は今の彼を責めようとは思わない」
残「と言うと?」
隠「その代わり…彼の罪はお前が肩代わりしろ、日白残無」
残「なんじゃと?」
隠「全ては…お前が招いた結果だ。彼の罪はお前の罪でもある」
残「くっくっく…我が愛息子の罪を、儂が背負えと言うのか。確かに…息子は儂のせいで不老長寿になってしまった、全ての責任は儂にある。ならば息子の罪…儂が喜んで肩代わりしてくれよう」
日「それなら、残無様の罪は私の罪でもありますわ!この豫母都日狭美も…残無の罪を背負いますわ~っ!」
残「ふっ…相変わらず、お主は頼もしい奴よのぉ?日狭美」
日「私は…残無様の
隠「…(汗)」
<ガヤガヤ
魔狼
『くっくっく♪どうやら我が後継者の罪は、残無が肩代わりする事になったようだな?』
ガルム
『どうやらそのようだな。彼はこれからも自分の思いのままに、この幻想郷を生きる事が出来るようだな』
魔狼
『くっかっか♪よかったよかった、せっかく俺の後継者が見つかったというのに、幻想郷から追放されるなんてのはたまったもんじゃないからな』
ガルム
『そういえば魔狼、先程から後継者後継者と言っているが一体誰の事を…。…まさか!?』
魔狼
『どうやら気が付いたようだな?』
ガルム
『まさか…貴様が言っていた後継者とは…!?』
魔狼
『その通り!俺の後継者は…華月麟だ!』
ガルム
『な、何故彼を後継者に…!』
魔狼
『あいつは俺の黒き焔を俺以上に使いこなすだけではなく…黒き焔の更なる進化、白銀の焔を生みだした存在!そんな人間を…後継者として選ぶのは当然の事だろう?』
ガルム
『き、貴様のような邪悪の権化に、彼は渡さんぞ!』 ザッ!!
魔狼
『あいつを後継者に選ぶのに、てめぇの許可がいるのか!?』 ザッ!!
ガルム・魔狼
(キッ…!!)
ガルム
『魔狼っ!!』 グオッ!!
魔狼
『ガルムっ!!』 グオッ!!
ガッシャーンッ!!!
慧ノ子
「きゃうんっ!?」 ビクゥッ!?
美天
「な、なんで喧嘩が始まってんの!?」
ちやり
「埃を立てるなっすよ~」
早「あわわわわっ!?お二人共、室内で喧嘩はやめてくださいぃぃっ!?」
諏「ぎゃあぁぁぁぁっ!?
隠「ちょちょちょ!?何をしているんだガルム!?」
神「日白残無!あの黒い狼を止めろ!」
残「儂じゃあいつは止められんよ」
神「クソがぁっ!!」
紫「れ、霊夢!魔理沙!麟を呼んできて!あの2人を止められるのは麟以外にいないわ!」
魔「ま、任せとけ!」 ダッ!
霊「す、すぐに呼んで来るわ!」 ダッ!!