華月麟の幻想記   作:華月麟

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入院生活その3・もこたんの悩み

妹「どうしたらお前は私を女として見てくれるんだ!?」

 

麟「え、えぇ!?」

 

輝夜に発破をかけられた妹紅は軽いキャラ崩壊を始めていた。

 

永「私、先に上がってます。ごゆっくり〜♪」 ザバァッ スタスタ

 

行かないで永琳さん!?

 

バタン!!

 

くそっ!先に上がられたァ!!

 

輝「ほら、妹紅が聞いているのだから答えてあげなさい?」

 

麟「し、知るかぁっ!!」 ドンッ!

 

突き飛ばして妹紅の抱擁から脱出する。

 

妹「イテッ!な、なにもそこまでしなくても…」

 

麟「うっせぇ!たしか、冥界の主の西行寺幽々子にも言ったけどな、俺が欲しいんだったら自分の行動で俺の心を射止めろってアドバイスしたわ!俺が欲しいなら、どうすれば射止められるかを自分でよーく考えろってんだい!」

 

妹「だって…今まで輝夜と殺し合いしかしてこなかったから分かんねぇよ…」

 

輝「それは一理あるわね。私達、男と話した事なんかほとんどないし?」

 

麟「あちゃー…」

 

こいつらの場合は男を知らな過ぎるんかぁ…。

 

妹「せめて、何かしらのアドバイスとか無いのか?」

 

麟「う、うーん…少なからず俺は皆を異性として見てないから」 ズバッ

 

妹(ガーンッ!!)

 

輝(ガーンッ!!!)

 

なんで輝夜までガーンッってしてんの!?

 

麟「俺は恋愛とか興味無いからなぁ…今のところはだけど」

 

輝「尚更、難しいわね…心を射止めるのなんか…」

 

妹「私なら…お前の修行の相手にもなれるし、飯だって作ってやれる、洗濯だって出来る、結婚すればいい嫁になれると思うんだが…」

 

麟(それ…自分で言う奴、初めて見たわ…) ポカーン

 

輝「私なら…永遠亭で一緒に住んで夜の営みとか退屈はさせないわ♪」

 

こっちもこっちでそういう事言う奴、初めて見たわ。

てか営みで退屈させないとかいう思いやりはノーサンキューです。

 

麟「まぁ…時間は沢山あるんだからゆっくり考えればいいじゃん?人里に図書館みたいな場所があるなら、そこで恋愛についての本を探して勉強とかしなよ?」

 

妹「コツコツと勉強して…お前を射止める方法探すかぁ…メンドクサイケド」

 

輝「私も勉強してみようかしら?」

 

妹「あぁ!?てめえに麟は渡さねぇからな!?」 グワッ!

 

輝「上等よ!絶対に手に入れてみせるわ!」 グワッ!

 

麟「まぁ、気長に待つから頑張ってくれたまえ」 スタスタ

 

やっと俺は身体を洗い始めることが出来た。

 

 

~少年、さっぱりなう~

 

スタスタ

 

麟「うっひょぉ!!やっとさっぱりできたァ!!」 ルンルン♪

 

ようやく、3日分の汚れを洗い流す事が出来て大満足である!

 

 

~病室~

 

ドサッ!

 

やっとさっぱり出来たし…もう大満足でしかない。あとはぐっすり眠って退院するだけですね!

 

麟「てことでゆっくり寝ようかな…」

 

ガラッ!

 

 

妹「麟、入るぞ?」

 

 

おっとぉ…野生の藤原妹紅が現れた!

 

麟「な、何しに来た…!?」

 

妹「え?添い寝しに来た」

 

まさに直球勝負といったところか、おもしれぇ不死鳥だな?

 

麟「いいよ?隣に来ても」

 

妹「おじゃましま〜す」 モゾモゾ

 

まさか妹紅がこんなにもゆるふわな奴だとは思ってもみなかったわ。もっとクールのイメージが強かったのに。

 

妹「私ってさ…魅力が無いのか?」

 

麟「ふぁ…?突然どったの?」

 

妹「お前が言ったんだろ…異性として見てないって…」

 

麟「いや、妹紅だけの話じゃなくて…今まで会ってきた人達全員だよ?」

 

妹「んじゃメディはどう説明するつもりだ?」

 

麟「義妹は恋愛と関係ないじゃんか」

 

妹「でも血は繋がってないから恋愛には発展するかもだろ!?」

 

麟「そん時は真面目に考えるよ…。それに、妹紅に魅力が全く無いわけじゃないからな?」

 

妹「ふぅん…?具体的に説明してもらおうか?」

 

麟(メンヘラ彼女かよ…)

「…まず強くて頼りになるだろ?あと…里の人達をここまで案内してくれる優しい奴だから凄く惹かれるだろ?面倒見だっていいし…輝夜の事は口では嫌っててもなんだかんだ言って仲良くしてるとこも凄く良い…昔からの友達を大切にしてるって感じがするし…後は戦ってる時のあの目付きか…あの目付きは凄く惹かれたなぁ…ギャップ萌えってやつかな…他には…」 ブツブツ

 

妹「わ、分かった…分かったからやめてくれ…///私が悪かった…!///」

 

麟「まだ全然途中なんだけど?」

 

妹「これ以上聞いてたら、私が爆発する///」 プシュー

 

わお…オーバーヒート寸前じゃねえかよ。

 

麟「とりあえず納得した?」

 

妹「あぁ…とりあえずはな。はぁ…これから恋愛の勉強をして、どうやってお前を手に入れるかを考えないとな…」

 

麟「まぁ、俺の予想では長い道のりになると思うよ」

 

妹「私は永遠を生きる不死鳥だぞ?そんな道のりは、私にとっては散歩みたいなものだ」

 

麟「それもそうか…。ふわぁぉ…そろそろ寝ようよ…」 ウトウト

 

妹「ああ…おやすみだ、麟」 スッ…

・顔を近づけ…

 

 

チュッ…

・頬にKiss♡

 

 

恋愛で悩んでる奴のする行為とは思えねぇ…。

 

麟「…なんだかんだ言って、大胆な事するじゃねえかよ」

 

妹「い、一応、昨日の鈴仙とのやり取りを見てたからな…///」

 

覗き見してたんかい!

 

麟「…鈴仙にその事は言うなよ?」

 

妹「言わないって…」

 

麟「それがいいよ…それじゃおやすみ…妹紅…」 ギュッ

 

妹「おやすみ…麟」 ギュッ

 

もう眠気が限界まで来たので先に眠ることにした。

 

麟「すぅ…すぅ…」

 

 

 

 

 

妹「(ジーッ…)今はまだ…私には恋愛がどういうものなのか…どうすればいいのかなんて全く分からない…けど、これから恋愛について色々と知見を広げて、必ずお前の心を射止めてみせるから…だから覚悟しておけよ?麟…♡」

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