華月麟の幻想記   作:華月麟

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花の異変

嗚呼 華のように鮮やかに さあ

 

嗚呼 鳥のように優雅に

 

嗚呼 風まかせも心地良い さあ

 

嗚呼 月明かり照らされて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はてさて…永遠亭の入院生活を終えて数週間が経った。俺、華月麟は博麗神社に帰宅(?)をし、いつも通りの生活を送るはずだったのだが…。

 

 

~博麗神社~

 

 

麟「おかしい…もうすぐ夏から秋になるっていうのに、どうして桜が咲いているんだ?」

 

博麗神社に戻ってきて数週間の間に、今の時期に咲くはずがない桜など、様々な季節の花がこの幻想郷のあちらこちらに咲き乱れていたのだ。

 

麟「…それと、魔理沙?いつまで膝枕をしてるんだ?」

 

魔「んあ?私の気が済むまでに決まってるだろ?」 ナデナデ

 

霊(ズーン…)

 

まあ…いつも通り、霊夢に膝枕をしてもらっていたのだが、ある時魔理沙が博麗神社に来て「いい加減、私にも膝枕をさせろ!」 「嫌よ!」 「ならじゃんけんで勝負しろ!霊夢が負けたら私が麟に膝枕をする!」 「上等よ!」 って急に言い出した結果…

 

霊「マタ…キョウモマケタ…」 チーン

 

魔「~♪」 ナデナデ

 

麟「…」

 

 

なんということでしょう?この数週間、霊夢は連敗中なのだ!たかだか膝枕が出来ないだけだせいで魂が抜けかけてるのが怖いけど…。一体、俺の頭にはどんな魅力が詰まってんだ!?

 

麟「ていうか、魔理沙は今回の異変の件では動かないのか?」

 

魔「いやぁ…確かにこんだけ色んな季節の花が咲いているから、異変だと思って調べてはみたんだが…異変っぽくないんだよなぁって…」

 

こんだけおかしな光景が広がっているのに異変じゃなさそうってどういうことだ…?

 

霊「あんたがそれだけ知らべても異変じゃないならそれでいいじゃない?ていうか…魔理沙はそれで納得いったんでしょう?…そろそろ私も膝枕させたいんだけど」

 

魔「そうだけどよぉ…。…それと、麟に膝枕をする権利は、じゃんけんに勝ったわたしにある!敗北者のお前にはその権利は無い!」

 

霊「敗北者…?取り消しなさいよ…今の言葉…」 ゴゴゴ…

 

おっと…それ以上はいけない気がします、お二人とも。

 

 

 

カシャァッ‼

 

3人「「「ん?」」」

 

なんだか、聞き覚えのあるシャッター音だな?

 

文「清く正しい文々。新聞の射命丸文、登場!!」 バッ‼スタッ

 

麟「うわ、出た!?」

 

文「ちょっと!?まるでGみたいな言い方やめてくれません!?」

 

麟「実際、お前はGみたいに鬱陶しい存在だよ!」

 

文「あやややぁ!?」 ガーン‼

 

魔「ぶっ!!?」

 

霊「ぶふぉっ!!」

・口からお茶がランナウェイ

 

麟「きたねぇぞ霊夢!?お茶を吹き出すんじゃねぇ!」

 

霊「ケホッケホッ…ご、ごめんなさい…文のひどい言われようが面白くて…」 ガクガク…

 

文「本当にひどいですよ!?」

 

だって、実際に迷惑と虚偽と捏造の塊じゃねぇかお前…。あと、しつこいし。

 

魔「そ、そんなことより…(クスクス)な、何しに来たんだぜ?くくく…」

 

お前も笑いすぎじゃん?

 

麟「それで?何しに来たの?」

 

文「え?ああ…忘れてました。単刀直入に言うと…派手に妖怪退治してくれません?」

 

何言ってんだこいつ?

 

霊「嫌よ、めんどくさい。それに今回のこの異変は誰にも害は無いから動く気は一切ないわよ?」 キッパリ

 

おお…私情は混ざっているけど、ちゃんと今回の異変が皆に害があるかないかの判断は出来ているんだな。

 

文「太陽の畑の妖怪とかはどうです?」 ニヤァ

 

麟「太陽の畑の妖怪?」

 

文「ええ!」

 

魔「相変わらずのやらせとでっち上げだな?」

 

文「つまらない記事を書くなんて私の性にあいませんから」

 

それででっち上げの新聞を作るなんて頭おかしいなこいつ。

 

麟「へぇ…太陽の畑か…」

 

文「あやややぁ?その感じだと、気になる様子ですね?麟さん」

 

麟「新しい出会いなら…少しは気になるかな?」

 

その太陽の畑も気になるから行ってみるのもありかな?

 

文「どうです!?私と一緒にこの異変について調べてみるというのは!」 キラキラ

 

魔「はぁ!?そんな事させないぜ!?」

 

霊「そもそも、麟があんたなんかについて行くわけないじゃない?」

 

うーむ…霊夢達には申し訳ないけど

 

麟「いいよ?今回はお前に付き合ってみようかな?」

 

霊・魔「「えっ!?」」 文「やったぁ!!」

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