華月麟の幻想記   作:華月麟

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太陽の畑の主

?「あら?可愛い妖精ね」

 

ゾゾゾゾゾッ…

 

チ「ヒッ…!?さいきょーであるこのあたいの本能が危険を感じてる…だと!?」

 

?「あらあら…どうしてかしら?不思議ね?」 スタスタスタ…

 

チ「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」 ピュ~ン‼

 

チルノは猛スピードで逃げ出した…迫り来る恐怖から。

 

 

 

 

 

<うわぁぁぁぁぁぁぁ‼

 

 

麟「ん!?チルノの叫び声!?」

 

文「結構近くに居そうですね?」

 

麟「やってみるか…!」 フゥ…

・目をつぶり、集中

 

文「あやや?麟さん…何を?」

 

麟「少し静かに…」

 

 

オォォォォォォォォォ…

 

 

 

どこだ…どこに居るんだチルノ…!?

 

 

 

 

 

タッタッタッ…

 

チ「はぁ…はぁ…!」

 

 

 

 

…そこか!

 

麟「見つけたぞ!待ってろ!」 ダッ‼

 

文「あや!?待ってください~!」 ダッ‼

 

チルノを気配を察知した俺は、全力疾走でその場へ向かった。

 

 

 

 

タッタッタッ…   

 

タッタッタッ…

 

ビターンッ‼

 

チ「うわぁっ!?」 ドサッ‼

 

麟「いってぇ!?」 ドサッ‼

 

文「大丈夫ですか?!」

 

対面から来る何かに俺は衝突したようだ。

 

麟「あ、ああ…。おっ!?チルノ!見つけた!」

 

チ「そ、その声は…麟!?う、うわぁぁああぁん!!」 ギュー‼

 

どうやら無事に見つける事に成功したようだ。チルノは、何故か大泣きして俺に抱き着いてるけど?

 

文「何か怖い事でもあったのでしょうか?」

 

麟「この泣き方だと相当恐ろしい物を見たんだろうな…。よしよし…もう大丈夫だからな?」 ナデナデ

 

俺はチルノを優しく撫でながら宥めてやった。

 

スタスタスタ…

 

麟「ん?誰か来る…!」 ザッ…

 

俺はチルノを抱きしめたまま身構えた。

 

?「みぃつけた…ってあら?知らない顔ね?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…‼

 

チ「ひっ…!」 ビクッ⁉

 

麟「っ!?」 ガタガタッ

 

な、なんだ!?この強烈なプレッシャーは!?

 

文「あ、あれは…風見幽香(かざみゆうか)!この太陽の畑に住み着いている、植物を操る能力を持つ妖怪です!」

 

麟「あの見た目で妖怪なの!?」

 

幽香「あら?私の事を知って…ってどこぞの鴉天狗じゃない…」

 

チ「り、麟…あたい、あいつが怖いよぉ…」 ビクビク

 

麟「お、俺もだ…!」

(で、でも、あの人から敵意や殺意は感じられない…多分、恐ろしいというそういったイメージのせいで怖く感じるだけ…だと思いたい…!)

 

幽香「怖くないわよぉ?」 ニコォ…

 

麟・チ「「ひぃ!?」」

 

や、やるしかない…!

 

スッ…

 

幽香「あら…」

 

麟「…くっ!」 ガタガタ…

・震えながら指を構え

 

ダメだっ!構えたのはいいものの…恐怖で狙いが全く定まらない…!

 

麟「…こうなったら!」 グイッ

・指を上空に構え

 

幽香「あら?」

 

チ「り、麟?」

 

麟「頼む…気付いてくれっ!〖スポット〗!!」

 

ズキュゥゥンッ‼ ズキュゥゥンッ‼ ズキュゥゥンッ‼

 

文「麟さん!?何してるんですか!?」

 

 

 

 

一方、大妖精達は

 

 

ズキュゥゥンッ‼ ズキュゥゥンッ‼ ズキュゥゥンッ‼

 

 

リグ「あ!今のは麟さんじゃないかな!?」 タッタッタッ…

 

ル「あっちの方から聞こえたのかぁ!」 タッタッタッ…

 

大「ちょっと、2人共置いてかないで!?」 ピュ~ン‼

 

どうやら、発見の合図に気付いたようだ。

 

 

 

 

 

 

そして麟達は…

 

チ「り、麟!?なんであいつに撃たないんだよぉ!」

 

麟「なんでって…こんな美しい花達が咲いてる場所で戦えと!?そんなの罰当たりもいい所だろ!?」

 

幽香「…!」

 

文「戦わないんですか!?」

 

麟「今はチルノの安全が優先だ!安心しろチルノ!必ず大妖精達に会わせてやるからな!」

 

チ「う、うん!」 ギュー‼

 

 

タッタッタッ…

 

 

大「チルノちゃん!」 ズサーッ‼

 

どうやら、大妖精達は合図に気付いてくれたようだ。

 

麟「大妖精!チルノを頼むぞ!」 ポイッ‼

 

チ「わわわぁ!?」 ピュ~ン

 

あ、しまった!?高く投げ飛ばし過ぎた!

 

大「あ!ルーミアちゃん危ない!」

 

ル「ん~?」 チラッ

 

 

 

「「わーっ!?」」 ヒュゥゥゥン…

 

 

 

リグ「わー!?」

 

ル「チルノが落ちて来るのかぁ!?」

 

 

ドタァァァァァンッ‼

 

 

し、しまったぁ…ルーミア達と衝突事故を起こしてしまった…。

 

チ「どこに投げてんだ、ばかぁ!!」 プンスカ!

 

ル「あわわぁぁ…」 ピヨピヨ

 

リグ「はわぁ~…」 ピヨピヨ

 

麟「す、すまん…!」

 

幽香「ふふ…随分と愉快ね?」

 

と、とりあえずはオッケーだ!

 

麟「文…!大妖精達の傍に居てやってくれ」

 

文「貴方はどうする気ですか!?」

 

麟「とりあえずはにらめっこを続けるしか…」

 

 

 

トテトテ

 

 

 

ん?なんか奥から誰かが走ってくる音が?

 

メディ「幽香~?どこに居るの~?」

 

幽香「あら…あの声は…メディ~ここよ~!」

 

麟「メディ…!?」

 

今、メディって言ったか!?あの子もここに居るのか!?

 

 

ヒョコッ

 

 

メディ「あ、幽香みっけ!誰とお話してるの?」 

 

幽香「ふふ♪どこからか来た客人とよ♪」

 

メディ「客人~?」 ヒョコッ

 

あ、あの顔は間違いない…!

 

麟「メディ!メディじゃないか!」 パァァッ‼

 

メディ「兄ちゃ!?兄ちゃ~!!」 トテトテ‼

 

幽香「ちょっと、メディ!?」

 

メディ「兄ちゃ~!!」 ピョ~ン‼

 

麟「メディ!♪」 ダキッ‼ 

 

クルクル~‼

 

俺は飛んできたメディを抱きしめると、あまりの嬉しさにそのままの勢いで回転した。

 

メディ「きゃ~!♪」

 

麟「メディ、久しぶりだな。会いたかったよ♪」

 

メディ「えへへ♪私もだよ兄ちゃ!」 ニコッ

 

文「あやややぁ?」

 

大「ど、どういうこと…?」

 

幽香「ちょ、ちょっといいかしら?感動の再会を邪魔するようで悪いけれど」

 

麟・メディ「「ん?」」

 

幽香「貴女達って知り合いなの?」

 

メディ「そうだよぉ?」

 

麟「あ~…どうやら色々と説明しないとかな…?」

 

 

どうやらお互いに色々と説明しなければならなそうだ…。

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