華月麟の幻想記   作:華月麟

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感じる不安

ブワァァァァァァァァァッ…

 

突如として吹き出した間欠泉。その光景に霊夢と魔理沙は胸を弾ませていた。

 

魔「なぁ霊夢!あそこら辺に行けば、最高の温泉に入れるんじゃないか!?」 ウキウキ

 

霊「そうね…もしかしたら最高の温泉に入れるかもしれないわね?…あわよくばそこで一儲け出来ないかしら(ボソッ)」

 

麟「はぁ…」

 

なんで急に間欠泉が沸いたのかという理由を全く気にもしない2人に、俺は呆れてしまった。霊夢に至っては金儲けの事を考えている始末だ。

 

麟(しかしな…どうして急に間欠泉が出て来たんだ…?)

「なぁ、間欠泉って地底のさらに奥底から湧くんだっけ?」

 

霊「そうね、地底の奥底から湧くんじゃなかったかしら?詳しくは私も知らないけど」

 

魔「どうでもいいから早く行こうぜ!?」

 

麟「どうでもいいって…おいおい…」

(地底の奥底から湧きだしたのか…それはそれは凄い事…だ…な?待てよ…?地底から急に間欠泉が…?)

 

俺も呑気に考えていたのだが〖地底〗という言葉を聞いて突然、不安に駆られた。

 

麟「霊夢…間欠泉は地下からだよな?」

 

霊「しつこいわね…そうだって言ってるでしょう?」

 

麟(確か…地底は〖旧地獄〗とも呼ばれていて、未だに蔓延っている怨霊と、使われなくなった灼熱地獄の跡地が残っているからその管理が必要って勇儀の奴は言っていたよな?管理されているのであれば、本来なら間欠泉なんて現象は起こらないはず…)

 

俺はかなり前に教えてもらった地底の話を思い出していた。

俺が気になっていたのは、さとりのペットであるお燐とお空が地底の温度管理を行っている。本来、適切な管理をしていれば間欠泉なんてものが発生するなんて可能性はかなり低いはずなのだ…。

 

・麟は深刻そうな顔で間欠泉の事を考え始め

 

魔「お~い?そんなに深刻そうな顔をしてどうした~?」

 

麟「そうだよ…地底の管理はあいつらがしているはず。ならば…本来ならあんな現象が発生するはずは無いんだ…」 ブツブツ…

 

麟は魔理沙に呼びかけに応じずにブツブツとしゃべりこんでいた。どうしたのかしら…?

 

霊「麟…?何がそんなに心配なの?」

 

麟「はっ…!まさか…!?さとり…こいし…皆!?」 ギャウゥゥゥッ!!!!!!

・何か一つの答えに辿り着いた麟は力を開放

 

霊・魔「「っ…!?」」

 

突然、麟が力を開放し始め出した。どうしたっていうのよ…?

 

霊「り、麟?急にどうしたのよ?」

 

魔「そ、そうだぜ?お前が急に力を開放するほど深刻な話じゃないだろ?あの間欠泉はただのお湯が湧き出しているだけだぜ?」

 

麟「待ってろ皆…!すぐに行く!! 華月麟…出るぞ!!!」 ドウッ‼ ギャウゥッ‼

 

 

ギュウゥゥゥゥゥゥゥンッ‼

 

霊「麟!?どこに行くっていうの!?」

 

麟は突然慌てだしてどこかへ向かっていった。あの慌て方は尋常ではなさそうな雰囲気だった…。

 

魔「んん…?あいつ…間欠泉の所に向かって行ったぜ?なんだよ…そんなに温泉が気になったのか?」

 

霊「そんなわけないでしょう?!あの慌て方は違うわ!?彼はあの間欠泉に何か、異変を感じ取ったのよ!私達も行くわよ!!」 ビュゥゥンッ‼

・麟の後を追うように飛び立つ

 

魔「お、おい!?待てよぉ!!?」 ビューンッ‼

・魔理沙も後を追うように

 

 

 

ビュゥゥゥゥン…‼

 

 

麟「頼む…!無事でいてくれよ皆!!!」 ギャウッ‼

 

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ‼

 

麟はさらに力を開放して現場へと向かった。

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