華月麟の幻想記   作:華月麟

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蜃気楼の鳥・最大出力

ブォンッ‼ブォンッ‼

 

お兄さんはずっとそこら辺の岩の破片をお空に投げつけていた。お空は冷静に岩を撃ち落としている…一体何がしたいんだい?お兄さん…。

 

 

空「ねぇお兄さん…そろそろ飽きたから終わらせるよ?」 ガチャッ!! キィィィィィィィン…

 

お燐「お、お兄さん!?ふざけてないでちゃんと戦ってくれよ!?」

 

 

空「それじゃ…バイバイといこうね?」

 

 

麟「今だっ…!!そこぉ!!」 ブォンッ‼

 

 

ヒュゥゥゥゥン…‼

 

バァンッ!!

 

 

1つの岩が空の素足の辺りにクリーンヒット!

 

空「いっっったぁぁぁぁぁぁ!?」 ブゥン…

 

そのあまりに痛さに空は制御棒を構えるのをやめた。

 

麟「その隙が命取りだ!」 グォォォォォォォォォッ!!

 

 

お燐「そうか!?お空の注意を逸らして、意識が完全にお兄さんに向いたところに岩をお空のどこかしらへ当てれば、その痛みでお空はバランスを崩す!それが狙いだったの!?」

 

 

バォォォォォォォォォォォッ‼

 

麟「うおぉぉぉぉっ!!!」

 

空「い、いくらなんでも足に当てるのはずるいよぉ…」 ヒリヒリ…

 

 

バッ…‼

・目の前に麟が

 

 

麟「余所見している場合か!」

 

空「あっ!?[バキィッ!!]ごっはぁっ!?」

 

麟は容赦なく、空のあごにアッパーを叩き込んだ。

 

ブゥゥン…

 

空「うぅぅぅぅ…」

・その反動で上へと飛んでいく

 

麟「…!」

 

ガシッ!!

 

空「へ?」

 

お燐「な、なんか嫌な予感…」

 

麟はお空の右足をがっしりと掴んでいる。

 

麟「お前…メリーゴーランドは好きか?」

 

空「メリーゴーランド…って?」

 

麟(…最大出力!!)

 

カァッ!! バォォォォォォォォォォォッ!!!!!

 

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

 

麟は蜃気楼の鳥の出力を最大限まで開放、空の核融合エネルギーの吸収も相まって普段の何倍もの出力にまで上昇していた。

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!!!!!

 

その開放された力を言葉で表すとすれば…"麟自身の怒りの叫び声"と表すのが好ましいだろう…。

 

 

~縦穴上空~

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!!!!! ゴゴゴゴゴゴゴゴ…‼

 

魔「うお!?」 ビクゥッ‼

 

ビュゥゥゥゥゥゥゥ…‼

 

霊「な、何この熱風は!?」

 

ナ、ナンダ!?コノ声ハ!?

下カラ凄マジイパワート怒リヲ感ジルゾ!!

 

魔「い、今のって…そうだよなぁ…?」 ガクガク…

 

霊「お、恐らくはそうね…?」 ビクビク…

 

縦穴の下から、叫び声のような凄まじい力と熱風が地上まで感じ取れるくらいに吹き上げていた。

 

霊(麟…一体そっちでは何が起こっているの…!?)

 

 

 

~地底妖怪の避難場所~

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!!!!!

 

ヤ「う、うわぁっ!!?」

 

キ「ひ、ひぃっ!?」

 

『な、なんだ今の叫び声?!』 

 

『今まで聞いた事が無いぞ!?』

 

ザワザワ…

 

勇「な、なんて凄まじいパワーだ…」

(まさかとは思うが…)

 

さ「この叫び声が兄さん…と言いたいんですか?勇儀さん…」

 

勇「そうとしか考えられないだろう…?」

 

パル「麟がここまで成長していたなんて…」

 

こ「なんか…怖いよぉ…」 ビクビク

 

 

 

 

 

~灼熱地獄跡~

 

麟「岩が痛くて攻撃をやめただろう…?そうさ…初めからそれが狙いだ!隙さえ出来れば…それで十分だ!!」 グググッ…

・掴む力を強める

 

空「痛い痛い!折れちゃう!」

 

麟「…あぁぁぁぁっ!!!」 

 

グググッ…グルグルグルグル!!!

 

麟がその場で回転を始めだした。

 

空「わわわわぁぁぁっ!?!?!」 

 

グルグルグルグル!!!

 

お燐「な、何してんだい!?」

 

ブンブンブンブンブン‼ グワァァァァァァァァァッ!!!!!!

 

空「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

麟(許せ!空!!) 

「ファータモガーナ・フォーゲル…最大出力だぁぁぁぁっ!!」 カァッ!!! バォォォォォォォォォォォッ!!!!!

 

 

ギュゥワァァァァァァァァァァァァァァッ!!!

・どんどん回転スピードが上昇

 

 

空「わぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」

 

麟「(バッ!!!)これでぇっ…!」 

・回転をやめ、上空へ飛び上がり

 

空「へっ!?」

 

麟(あそこだっ!) グググッ…!!!

 

なんと麟は空を目前の岩柱にめがけて振りかざし…

 

お燐「まさかあの岩柱に…!?流石にやりすぎだと思うよ~!?」

 

空「や、やめてぇぇぇぇぇっ!?」

 

麟「終わりだぁぁぁぁっ!!!」 ブォンッ‼

 

ダァァァァァンッ‼ ドガァァァァァァァァァァァァッ‼

 

躊躇い無く岩柱に空を叩きつけた。

 

空「ごっはぁっ…!!?」

 

お燐「あ、あちゃー…」

 

 

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァンッ‼ ガラガラガラ!!

 

ヒュゥゥゥゥン…ズザザァッ‼

 

お燐の近くに空が吹き飛んでいった。

 

お空「あう…キュウ…」

 

お燐「お空!?しっかりして!?…完全に気絶しちゃってるよ」

 

麟「燐!俺は霊夢達の所へ向かう!お前はすぐにここの温度調節をしろ!!」 ガゥゥゥゥンッ‼

 

お燐「りょ、了解!!!」 ダッ‼

 

 

 

 

 

~縦穴上空~

 

霊・魔「「はぁ…はぁ…」」

 

2人はかなりの疲弊をしていた。

 

霊「ま、マズいわね…」

 

魔「これじゃぁ…こっちがやられる…!」

 

 

「「うぉぉぉぉぉぉっ!!!」 オォォォォォォォォォォォォッ…‼

 

霊「な、何か来るわよ!?」  

 

魔「あ、新手じゃないよな!?」

 

 

 

バッ‼

 

麟「霊夢!魔理沙!来たぞ!!」

 

霊「お、遅かったわね…!?」

 

魔「でも…約束は守れたな…!」

 

 

キタゾ…奴ガキタゾ!!アノ肉体ガ俺達ノ求メル肉体ダァァァァァァ!!

 

ウォォォォォォッ…

 

麟を見るや一斉に怨霊達が迫って来た。

 

魔「や、やばい!?」

 

霊「ど、どうするつもり!?私達はもう限界よ!?」

 

麟「とっておきを見せてやる…」 バッ‼

・腕を交差させ

 

キィィィィィィィン…

・エネルギーを集中

 

今ガ好機ダァァァアァァ!!

 

オォォォォォォォォォォォォッ…‼

 

 

キィィィィィィィン…‼

 

魔「な、何してんだ!?早くしろ!!」

 

 

「「2人共、下に下降しろ!!!」」

 

霊・魔「「…!」」 バッ‼

・言う通りに麟より下に移動する

 

 

バフォォォォォォォォォォッ…‼

・麟の身体が赤く輝き出す

 

 

霊「ま、眩しい…!それになんてパワーなの…!?」

 

魔「あれはヤバいって…!あいつの身体までぶっ飛ぶぞ!?」

 

 

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…‼

・怨霊達が目前まで迫って来た

 

 

麟(今だっ!) カァッ‼

「ヒートドームストォォォォォォム!!!!」 バッ‼

・両腕を大きく広げ

 

 

 

BOOST GRAND STRIKE!!

 

 

 

グゥワァァァァァァァァァァッ‼ バォォォォォォォォォォォッ‼

・大量のエネルギーを放出し、大規模なエネルギー爆発を引き起こす。

 

 

 

麟「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…‼

・爆発したエネルギーの波が四方八方へと広がる

 

 

ウ!?ウオォォァァオアァオァアァァァッ!!??

ギャァァァァァァァァァ!!

 

突然の出来事に硬直していた怨霊達はエネルギーの波へ飲み込まれ、焼却されていった…

 

霊「な、なんて捨て身で…!?」

 

魔「永夜異変の時よりもヤバいぞ!?」

 

 

 

 

オォォォォォォォォォォッ…

 

麟(フラフラ…)

「うっ…」

 

 

光の中から麟が現れた…無事とは言い難いが…。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

 

麟の身体はあまりにも無茶な力の使い方をした為に重度のオーバーヒートを起こしていた。

 

 

それでも彼は倒れる事無く…

 

 

麟「はぁ…はぁ…はぁ…これで…異変…解決だ!!」 ドドンッ‼

 

 

そう高らかに宣言をしたのだ!

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