華月麟の幻想記   作:華月麟

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前編・守矢神社の神々
宣戦布告


早「潔く降伏か…それとも廃業か…どちらかを選びなさい!」

 

霊「えっと…いきなり何?それに、あんた誰よ?」

 

早「妖怪の山におわす八坂神奈子(やさかかなこ)様こそ…真の神!守矢神社は神奈子様の神社!私はその巫女・東風谷早苗(こちやさなえ)です!」

 

霊「は、はぁ…」

 

私の直感はこいつの事をこう認識していた〖絶対に新しい面倒事だ〗と…。

 

霊「そんな事よりも気になるのは、守矢神社の…巫女?」

(妖怪の山にそんな神社なんてあったかしら…?)

 

早「ろくな神も居なければ、参拝者も居ない!」

 

霊「ギクッ!?」

 

早「居るのは妖怪と…」

 

萃「(ゴクゴク…)ヒック…♪」

 

早「貴女が連れ込んだであろう男だけ!」

 

麟「…」 ハァァァァァァァァ…

・気にせずに瞑想中

 

霊「んな?!あいつらは違うわよ!片方はなんでか勝手にここで酒を飲んでるだけ!もう片方は自分の意志でここに居候しているだけよ!それに…ウチはそーゆーのじゃないし…」 チーン…

 

勝手に変な事言い出してありもしない事を語るなんて…風評被害もいいところよ…。

 

早「私達はこの幻想郷に真の信仰をもたらす為にやって来ました!」

 

「「刮目して見よ!奇跡を起こす神の力を!!」」

 

バッ‼ カッ‼

・いきなり魔法陣を開き、戦闘態勢

 

霊「は!?」

 

早「秘術〖一子相伝の弾幕〗!!」 キンッ‼ 

 

ズドドドドドドッ‼

 

霊「なっ…!?」 バッ‼

・急いで上空へ回避

 

ドガンッ‼ ドガンッ‼

 

早苗の弾幕が神社のあちらこちらを破壊し

 

ドガァァァァァンッ‼

 

霊「あぁ!?」

 

賽銭箱を破壊。

 

早「神奈子様の加護を得た私の力は、既に貴女以上!その上…あの妖怪の山の陣営を従えています!!ふふふふふ…ははははははは!!」

 

 

ズガァァァァァァァンッ…‼

 

 

早「[ビッ…‼]いたっ…!?」 フゥ…

 

意識外から放たれた突然の攻撃を頬に掠め、巫女はその驚きと痛みで攻撃を止めてしまった。

 

 

「おい…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

早「…!?」

(な、何…!?この強烈な殺気は…!?)

 

その攻撃を放った者の正体は…そう

 

麟「貴様…」

 

麟だったのだ。

 

霊「麟!初対面の人にいきなりその反撃は…」

 

早「麟…?あ、貴方が冥界の主の思い人…華月麟!?」

 

なんだかよく分からない事を言っているが…

 

麟「貴様…誰の許可を得てこの博麗神社を…俺の『還るべき場所』を攻撃しているんだ?それに…加護を得た自分は霊夢以上の強さ?ふっ…ふはははははは…!…笑わせるな!!所詮、今の貴様の力はその主のよって与えられた物…つまりは貴様自身の力ではない!他人に与えられた力で霊夢を超えたなど…愚の骨頂!自分の力で努力もせずに力を得た貴様なんかに、霊夢が負けるわけないだろ!!!」

 

霊「麟…」 キュン…

 

早「あ、貴方…そんなに命が惜しくないのですか!?」

 

麟「あ?惜しいわけないだろ?」

 

早「なっ!?と、とにかく…神奈子様の慈悲として、3日間の猶予を与えます!それまでにどうするべきか…よく、思案しておきなさい!!」 フゥゥ…

 

 

ギュアァーンッ…!!!

 

 

早苗は捨て台詞を吐くと、逃げるように博麗神社を後にした。

 

 

 

 

麟「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

霊「妖怪の山にある…守矢神社…」

 

これまたかなりの厄介事が舞い降りて来たのかもしれないわね…。

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