紅霧異変解決から数週間が経った。
いつもと変わらない日常、変わらない風景の…はずだった。
レミリア
「霊夢~お茶淹れなさい~」
霊夢「私はあんたの召使じゃないんだけど?レミリア」
魔理沙「お前、あの異変以来よく博麗神社に来るよな」
一つだけ変わったことがあった。それは、紅魔館の主である〖レミリア・スカーレット〗が何故か博麗神社に居ることだ。
レミリア曰く、自分より強い人間がこの幻想郷に居たことに驚いたのと単純に従者の人間以外興味が湧いたらしい。
だからと言ってそんな友達ん家感覚で来るものなのか?
麟「ずいぶん2人に興味があるようで?」
レ「当たり前じゃない!このカリスマである私より強い人間が居るのよ?興味を持って何が悪いのよ?…それに比べてアンタは弱そうだけど」
魔「そんな事無いぜ?私は麟と弾幕勝負をしたら負けたぜ?」
レ「嘘?!魔理沙、今の言葉は本当なの!?」
魔「本当だぜ?」
麟「いや…あれは偶然勝てただけだよ。自分はまだ弾幕に慣れてないからね、あんな下手っぴじゃ次は負けるよ」
霊「あんたっていつもそう言うわよね。もっと自信持ちなさいよ」
そんな、何気ない平和な会話をしながら時間は過ぎていった。
レ「それじゃ、そろそろ私は帰るわね!また明日も遊びに来てあげるわ霊夢」
霊「いや迷惑だから来ないでほしいわ」
レ「うー☆そんな事言わなくてもいいじゃない!!」
<ワーワー ギャーギャー‼
はぁ…また始まったよと思っていた次の瞬間
ピシャッ‼
ザァァァァァァァァァァァァァァッ…!
突然、急な夕立が降り始めた。
麟「うお!?まだ夕立の時期じゃないと思うのに急に来たな…ん?魔理沙、なんか紅魔館の所付近だけに激しく降ってない?」
魔「ん?どれどれ…ほんとだ、なんか紅魔館の上にだけ雨が降ってるぜ!
?」
レ「あら…私、水が弱点だから紅魔館に帰れないじゃない」
霊「従者に追い出されたんじゃないの?」
魔「あー…レミリアが横暴すぎて、みんな我慢出来なくなっちまったのか…」
レ「私はそんなじゃないわよ!…でも不思議ね、戻ってほしくないというよりは中から何かを出したくないようにも見えるのだけど…まあどっちみち帰れないのは一緒ね。食事はどうしようかしら」
・食事=(人間の血肉)
霊「知らないわ」
魔「隣に同じく」
…2人共、とても薄情なやつらである。
レ「何よ!少しくらい心配してくれても罰は当たらないじゃない!」
魔「異変を起こした奴がなんで偉そうに言うんだせ?!」
霊「そうよ!なんで異変を起こした奴の心配をしなくちゃいけないのよ!」
ナニヨ⁉ ヤルカ?! アイテニナルワヨ‼
3人は醜い言い争いに夢中だった。
麟(はあ…まったく、また新しい異変かもしれないのにこいつらは… それにしても紅魔館か…俺が行って調査してみるか?でも俺が行くと危険か?いや…これも強くなる為の一環と考えよう) シュタタタッ…
俺はそんな浅はかな考え…いや、どちらかというと異変を解決して〖誰かに認めてもらいたい〗・〖褒めてもらいたい〗・〖誰かの役に立ちたい〗そんなくだらない承認欲求に近いものに駆られて1人で紅魔館へと向かった。
霊「…って麟はどこに行ったの?」
魔「あれ?さっきまで居たのに」
レ「まさか紅魔館に?そんな事無いわよね。とりあえず!私が無事に紅魔館に行く方法を考えなさい!」
霊・魔
「「なんで上から目線なのよ(なんだ)!?」