俺は森の中を歩き続けようやく紅魔館までたどり着いた。
しかし…俺はある違和感に気付いた。前に見つけた時は、ただただ禍禍しいとだけ感じていたのに今は禍禍しさと強い殺気のようなものも感じられていたのだ。まるで元両親達に強い恨みを持っていたあの時の俺のような殺気を放っていた…。
麟「あの時より危険な雰囲気を感じる…でも怖いなんて言ってられないからな」
そう自分に言い聞かせて、館の門にまで続く橋の上を歩いていた。すると門の前に門番と思わしき人が立っていたのだが…
?「Zzzz…グウ…」
麟(ぐっすり寝てやがる?!貴女門番ですよね?!いいの?そんなにぐっすり寝てて)
と心の中でそう思ってしまうくらい門番の女性はぐっすりと寝ていた。
ソローリソローリ
ギィ…
門番を起こさないように、ゆっくりと門を開けて紅魔館の中へと進んでいった。
ガチャン‼
?「フガッ!?(キョロキョロ)…異常なし…グゥ…Zzzz」
~ロビー~
麟「あっさり入れたけど…門番があれでいいのか?まっ、そんなことはどうでもいいんだよな。この雨を降らしている主犯と話して止めてもらわないと」
屋敷に入って早々、強い魔力のようなものを感じていた。
幻想郷に来てから、相手がどこにいるか等の索敵能力的なものが開花していた。おかげで霊夢と修行する時も霊夢がどこにいるか上手く探知は出来るようにはなった。
…攻撃は避けられないんだけれどね。
カツ…カツ…カツ…
?「あら…ネズミが一匹迷い込んだかしら?」
ロビーの階段上から冷徹な声が聞こえてきた。
麟(しまった!?主犯の位置を探るのに夢中で、周りの警戒を怠った…!) バッ!
俺はすぐに後ろを振り向くと階段上にメイドが立っていた。
?「どこの誰かしら?あの異変の時の巫女でも魔法使いでもない…」
麟「俺の名前は華月麟。そちらは?」
咲夜
「
麟「え…?真正面からおじゃましますですけど…」
咲「え…門番いたでしょ?」
麟「えっと…ぐっすりGoodknightでしたけど」 ポリポリ々
咲「…美鈴のバカ、後でお仕置きね?…それで要件は何かしら?一応聞いてはあげるわ」
麟「この雨に困ってる人が居るんで雨を止めにここまで来たんです。だから、この雨を降らしてる人に会わせてください」
咲「無理よ。それは聞く事の出来ないお願いね」
麟「どうして?貴女達の主が家に帰れないって嘆いているのに…」
咲「お嬢様には申し訳ないけれど、この雨を止めるわけにはいかないの。貴方も素直にこの伝言をお嬢様に伝えに帰ると言うなら今回は見逃すわ。…次はないけれど」
そう言われ俺は少し悩んだが…俺の答えは
麟「嫌です、今すぐ聞き入れてください」
咲「しつこいわね…素直に帰ってくれれば見逃すと言っているのよ!」
麟「分かってます。でも、どんな生き物だって、帰る家があるのならすぐにだって帰りたくなるでしょ?貴女達のお嬢様はそれを望んでいる。だから聞き入れてほしいんです。」
咲「今は無理なのよ!引き下がらないと言うのなら、ここで貴方を始末させてもらうわ…!」 ギラッ…
・ナイフを取り出す
麟「分かったよ…なら力ずくでアンタをどかして、主犯の所まで行かせてもらう!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥッ!!!