華月麟の幻想記   作:華月麟

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宴じゃい!!

ガヤガヤ

 

早「う、うぅん…」 ムクリ

 

ようやく眠りから覚めた早苗が最初に視界に入れた光景は

 

 

 

勇(ゴクゴク)

 

幽(モグモグ)

 

ル「わは~!」 クルクル

 

チ「はははっ!」 ピュ~ン!

 

 

 

 

早「…えっと…どういう状況…?」

 

山の妖怪達や天狗達・地底の妖怪達に鬼達、永遠亭や迷いの竹林組、冥界組、紅魔館組と様々なメンバーが宴会を始めていた。

 

魔「お!やっと起きたか!えっと…名前は…」

 

早「こ、東風谷早苗です…」

 

魔「早苗か!まあ色々言いたいことはあるだろうけど、とりあえず今は飲め!」 チャプッ

 

そう言って魔理沙は酒の入った器を早苗に渡した

 

早「あ、ありがとうございます…そういえば神奈子様と諏訪子様は…?」

 

魔「んっ!?あ、ああ…あの2人なら…アハハ(汗)」

 

霊「…ふん!」 ゴクゴク 

 

早「???」

 

自分の主の行方を聞くと、苦笑いする魔理沙と不機嫌そうにある一点を見つめながら酒を飲む霊夢が目の前に居た。

 

早「博麗の巫女の目線は…私の後ろ?という事は後ろにお二人が…」 チラーミィ…

 

 

霊夢の見ている視線の先に目を向けると

 

 

 

諏「ねえねえ神奈子ってばぁ、そろそろ交代してよぉ。私ばっかお酒を運ぶの疲れたし、てか私もその子を膝枕したいし!」

 

神「ふふ、すまないねぇ…この子が起きるまでは私は動けないから、交代したいのならこの子に言っておくれよ…♡」 ナデナデ

 

麟「すう…すう…」

 

 

 

 

御柱・八坂神奈子の膝枕で寝ている麟の光景がそこにはあった

 

 

早「な、何してるんですか貴方ぁぁぁぁぁっ!?」

 

神「これ早苗!静かにしないか!坊やが起きてしまうだろう!」

 

早「あ…スミマセン…」

 

麟「んん…すう…すう…」

 

神「おお…?すまないすまない…少し起こしちゃったかな?うちの早苗が騒がくて申し訳ないねぇ?♡」 ナデナデ 

 

諏「戦っていた時はあんなにも勇ましい顔だったのに、寝顔を見るとただの可愛い子供みたいだね、神奈子」

 

神「なんだろう…この気持ちは…?ま、まさか母性か…!?♡」

 

諏「…それだ!♡」

 

どうやら麟に対して謎の母性が沸いているそうな?

 

早「えっと…誰か説明をください…」

 

魔「アハハ…実はだな…」

 

 

~遡る事、数時間前~

 

 

カチャカチャ…

 

 

麟「エッホエッホ」

 

宴会をする為に守矢神社の中の机を宴会用に設置し、酒や肴を神奈子と諏訪子と麟が準備していた時の事である

 

霊「麟、なんで貴方も混ざって準備しているわけ?」

 

魔「お前は異変解決の功労者なんだから、座って休んでいればいいのによぉ?」

 

麟「あのなぁ…これからとんでもない人数がここに来るんだぞ?1人は俺が気絶させて眠ってるし…さすがに2人だけに任せるのが申し訳ないとか思わないのかよ!?」

 

霊・魔

「「全然」」

 

麟「はぁ…」 ガックシ…

 

こいつらに聞いた俺がバカだったわ…

 

諏「でも2人の言う通りだよ?私達が問題を起こしたんだから、私達が準備するべきだと思うんだよね」

 

神「その通りさ、我らに任せてお前は休んでいてもいいんだぞ?」

 

麟「そうはいかない。これから、恐らくは30以上…もしくはそれ以上の人数が来るんだから、2人だけには任せきれないよ。俺も手伝うから任せてくれ」

 

神「そうか?すまないな」

 

諏「こういう男児がモテるのかな?」

 

 

~約1時間後~

 

 

バァァァァァァン…‼

 

大量の酒樽に大量の肴がこの場を埋め尽くしていた

 

麟「このくらいありゃ、足りるよな…?」

 

霊「まあ、足りなくなったらまた追加していきましょう」

 

魔「早速飲むぞぉ!」 ゴクゴク

 

麟「まだ皆が来てないのに飲むな!!?」

 

まさに躾のなっていない犬そのものだ

 

霊「私も飲も」 ゴクゴク

 

麟「お前もかい!!はぁ、なんかこいつらをツッコんでたら一気に疲れが出て来た気がする…。ふわぁぁ…」

 

どうやら今までの戦いの疲労が宴会前にやって来たようだ、麟は大きなあくびをしていた

 

魔「お!お前、眠いんだろ?私の膝で寝るか!?」 ポンポン

 

霊「何言ってるのよ、私の膝で寝るでしょう?麟」 ポンポン

 

麟「んん…?」 ポワポワ

・もう睡魔が限界

 

神「ふふっ、なんなら…私の膝で寝るか?なんて」

 

諏「ぶーっ!!?」

 

霊「何言ってんのアンタ!?」

 

魔「麟が異変の元凶の膝で寝る訳…」

 

 

麟「そうさせてもらうよ…」

 

 

神「…え?」

 

霊「…は!?」

 

魔「はぁっ!?」

 

諏「あ、あらまぁ…?」

 

麟「神奈子さん…よろしく頼むよ…」 シパシパ…

 

神「へ…!?///」 ドキンッ!

 

霊・魔

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」

 

 

 

 

 

魔「…という事があってだな」

 

霊「なんであいつなんかの膝で…」 ブツブツ…

 

早「え、ええ…?」 

 

もう訳分からな過ぎて1ミリも理解が出来ていない様子の早苗

 

早「それと今のお二人…どう関係するんですか…」

 

魔「あいつらの言うように…母性?」

 

早「ええ…神様に母性とかあるんですか…?」

 

 

 

レミィ「麟はなんで異変の元凶の膝で寝てるのよ…」

 

咲夜「さぁ…どうしてでしょう?」

 

パチェ「考えるだけ無駄でしょう…」

 

こあ「彼には彼なりの考え方がありますしね?」

 

フラン「お兄様が取られた!」

 

美「大丈夫ですよフラン様、彼はただ寝ているだけですし?」

 

 

 

さとり「神様の膝で寝る…」

 

こいし「まさに怖いもの知らず~!」

 

パルスィ「妬ましいわね…!」

 

勇儀「流石はあたしの惚れた人間だ…」

 

萃香「いやぁ…あいつらしくて面白いねぇ」

 

お空「お兄さんに渡したい物あるのに…」

 

お燐「まあまあ…起きたら渡しな?」

 

ヤマメ「麟さんってああいう人だっけ?」

 

キスメ「まあ…勇儀姐さんとタイマン張れるくらいだし?」

 

 

 

メディ「幽香!あの神様ずるい!」

 

幽香「ふふ♪何事も順番よ?♪」

 

 

 

アリス「あ、相変わらずの非常識な光景…」

 

幽々子「あらあら…可愛い寝顔ね♪」

 

妖夢「普通…元凶の膝元で寝れますか…?」

 

 

 

永琳「またまた彼が大活躍だそうですね?」

 

妹紅「それでこそあいつさ!」

 

輝夜「ふふ♪神すらも凌ぐ力、面白いわね?」

 

てゐ「人参!人参!」 ポイポイ

 

鈴仙「私の分も取っておきなさいよ!?」

 

 

 

 

慧音「神の膝で寝るなんて無礼にもほどがあるぞ…」

 

ミスチー「流石…この前の男気を感じる支払いをした人がやる事は違いますね…」

 

小町「映姫様、あれはいいんですかね?」

 

映姫「彼の行動をツッコんでいるとらちが明かないので不問です」

 

 

 

リリー「すごい食べ物の量!」

 

リグル「お腹いっぱい食べるぞ!」

 

レティ「いただきます!」

 

ルーミア「これ全部食べていいのか~?」 モグモグ

 

チルノ「食うぞ~!」 モグモグ

 

大妖精「まだ食べるのは早いよ!?」

 

ルナサ「あら…麟さんは眠っているみたいね?」

 

メルラン「なら、落ち着いて眠れる音楽を演奏しよ!」

 

リリカ「それ賛成!」

 

 

 

文「麟さんの寝顔…あれは高く売れるかしら…」

 

はたて「殺されるからやめなさい…」

 

椛「凄い人ですね…神様の膝で寝るなんて…」

 

 

 

神「ほら、せめて撫でるといいぞ諏訪子」

 

諏「それじゃあ失礼して…」 ナデナデ

 

麟「ん…んふふ…♪」

・撫でてもらってご満悦そうな寝顔

 

諏(ズキューンッ‼♡)

「この子、うちにもらえないかな…?」

 

神「それはさすがに博麗の巫女達が許すはずないだろう?あ、それならこういうのはどうか?(ゴニョゴニョ)」

 

諏「いいねそれ!ニシシ!」

 

麟「ううん…」

・少し不機嫌そうに

 

神「おお…うるさかったかい?すまないすまない…♡」 ナデナデ

 

麟「んへへ…」

 

諏「(ズキューンッ!♡)ぐはっ!?♡」

 

 

神すらも虜にしてしまう麟の寝顔の破壊力は凄まじいものであった。

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