華月麟の幻想記   作:華月麟

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宴・その4 義妹達

地底組との挨拶を終えて、太陽の畑、白玉楼、紅魔館、永遠亭、迷いの竹林、妖精達、天狗達、と挨拶を終えた俺はようやく食事にありついた。

 

麟「(モグモグ)そういや…試したいことがあったのに、昼寝と挨拶ですっかり忘れてたわ。腹を満たしたら行動に移りますかね?」

 

魔「んあ?なんかしたい事あんのか?」

 

麟「ああ、蜃気楼鳥形態がどこまで出来るのかが把握出来ていないからね」

 

魔「そういやお前、なんか新しい力を手に入れたんだったな!?くそー!私も間に合ってればそれを見れたかもしれないのに!」 バンバン!

 

ア「ちょっと!?テーブルを叩かないでよ!?」

 

霊「ふっ…かっこよかったわよ?私を庇ってくれた時とか『霊夢に手を出すな』って叫んでた時とかそれに…///」 プシュー!!!

 

おっと、霊夢がオーバーヒートを起こした。誰か冷却水持ってこ~い

 

魔「私だって、春節異変の時に庇ってもらったぜ?」

 

霊「ふん♪きっとその時よりかっこよかったわよ」

 

魔「くそ~!?羨ましい!」

 

麟「…(汗)」

 

何がそんなに羨ましいのかが分からん…

 

 

 

フ「お兄様~!!」 ピュ~ン‼

 

麟「おお、フラン…ってお前もそう来るんかい!!?」

 

紅き流星が俺めがけて飛んできた

 

フ「わ~!♪」 ピュ~ン‼

 

麟「えい!(ダキッ‼)ふう…ナイスキャッチかな?」

 

美「お~」 パチパチ

 

お空の流星烏妖怪で耐性と対処方法が分かったのでフランで実践したら大成功。なんか美鈴からは拍手が送られてきたけど。

 

麟「美鈴、それはなんの拍手?」

 

美「よく受け止められるなぁと思いまして。私じゃ無理です」

 

しっかりしろよ門番…

 

フ「ねえねえ!聞いてよお兄様!?」

 

麟「はいはい聞いてあげますよフランお嬢様?」

 

なんかご機嫌斜めだなフランが

 

フ「お姉様が私のプリンを食べたの!!」

 

麟「はい…?」

 

レミィ「ちょっと!?(ガタッ‼)まだそれを言ってるの!?」

 

フ「私のプリン~!!」 ジタバタ

 

わ~…生きのいいマグロだぁ…これは早急に何で満足させてあげないとな。

 

麟「…プリンは用意出来ないけど他ならいいか?」

 

フ「他…?」

 

麟「穣子!居るか!?」

 

穣「はいはい!呼ばれて参上です!」

 

よし!ターゲット発見!

 

麟「穣子、リンゴは持ってるかい?」

 

穣「リンゴ?もちろん!なんならバスケットで持ってるよ!」

 

用意がよろしいなぁ!

 

麟「よぉし!そのバスケットごとくれ!」

 

穣「毎度あり!!」

 

チャリ~ン‼

 

俺は穣子からリンゴのバスケットを購入

 

ドォォォォン…

 

麟「おほ~?見た感じ9個くらいあるな。咲夜!ナイフを貸してくれ!」

 

咲「へ!?は、はい!」 ビッ‼

・反射的に投げる

 

おん!?ナイフを投げおったぞ!?

 

麟「アブねぇ!?(パシッ‼)投げんなよ!?」

 

咲「ご、ごめんなさい…ナイフを貸してって言われると戦闘かと思って…」

 

どんな思考回路してんだこの戦闘民族紅魔メイドは

 

メディ「兄ちゃ~!」 トテトテ ムギュ‼

 

あらら、可愛い人形さんが来たぞ

 

麟「おっ!メディ、久しぶりだな?」

 

メディ「えへへ♪…その子は誰~?」 ジー

 

フ「お兄様…誰よその子…」 ジー

 

バチバチ‼

 

パチェ「うわあ…嫌な予感…」

 

麟「あー…紹介してなかったな、いい機会だ。2人も紹介しよう!さとり!こいし!お前らもこっちおいで♪」

 

こ「は~い!」

 

さ「は、はい!」

 

 

 

 

~義妹紹介中~

 

 

麟「てわけで…こんな所かな?紹介は」

 

フ「お兄様、いつの間に浮気を…!」

 

麟「違う違う、この子達もフランと同じ悩みを持つ子達だったから、ついいつもの癖で…と言ってもダメか?」

 

フ「…ふふっ♪冗談冗談!お兄様なら嘘をつかないで本当の事言ってくれると思ったもん!でも…お兄様は渡さないよ!」

 

メディ「兄ちゃは私のよ!」

 

さ・こ「「私達の兄さん(お兄ちゃん)よ!」」

 

4人『ぐぬぬぬぬ…』 バチバチ

 

麟「うんうん♪どうやら仲良くやっていけそうだ♪」

 

 

 

幽香「…あれのどこがやっていけるのよ」

 

お燐「頼むから仲良くしておくれ…」

 

レミィ「なんか…敵が多すぎるわ…」

 

 

麟「さ~て…もらったリンゴを4人の義妹にあげる前に味見を…(シャリッ モグモグ…)…お!?結構甘いな、こいつなら食べやすくていいかも?」 トントン…

・リンゴを切り始める 

 

メディ「何してるの~?」

 

麟「可愛い義妹達の為にリンゴを切ってま~す。よし出来た」

 

コトッ…

 

さ「わぁ…!うさぎリンゴですか!?」

 

こ「こっちは花びらみたいに切ってある!」

 

麟「皆で仲良く分けるようにね?」

 

4人『は~い!いただきま~す!』 モグモグ

 

さ「すごく甘い!」

 

こ「しかもちょうどいい硬さ~♪」

 

メディ「美味しい~♪」

 

フ「これも悪くないけど…他には作れないの?私専用のデザートとか…」

 

まったく…フランお嬢様はわがままだな…

 

麟「ちょい待ってな…なんか考えるから」

 

フ「わ~い!」

 

 

 

レミィ「なんか…麟に申し訳ないわ…」

 

咲「これに懲りたら勝手に食べない事です」

 

レミィ「スミマセン…」

 

 

麟「…そうだ!咲夜、はちみつとシナモンって持ってたりする?」

 

咲「えっ?も、持っているわよ?」

 

麟「ラッキー!それさ、貸してくれない?あとでなんかお礼するからさ!」

 

咲「妹様が笑顔になっているのだから、私にとってはそれが最高のお礼よ。だから十分よ。はい、はちみつとシナモン」

・手渡す

 

笑顔が見れればそれでよし…なんて優しいメイドさん

 

麟「サンキュー♪んじゃ、次にリンゴを焼かないとな…」 ガタッ…スタスタ

 

俺は立ち上がり、少し皆から離れた位置に移動した

 

 

 

妹「ん?何する気だ?」

 

慧「さあ…?」

 

 

 

麟(出力は最大限に抑えて…!)

「ファータモガーナ・フォーゲル!」 カッ‼ ゴォォォォォォォ…

・出力を最大限に抑えた蜃気楼の鳥へ変身

 

フ「わぁ!!??」

 

こ「ひっ!?」

 

さ「きゃあ!?」

 

メディ「わわぁっ!?」

 

 

 

 

皆『何してんだ!?』

 

 

 

 

あちゃー…皆、驚かせちゃったよ…

 

麟「すまん、気にすんな。ただリンゴを焼くだけだから」 

 

ジュゥゥゥゥゥ…

・甘い香りが漂う

 

 

 

小「あ、なんか甘い香りが…」

 

映「甘いものが欲しくなりますね…」

 

 

 

麟「よし焼けた!(フゥ…)あとはこの焼きリンゴを薄めに切って…盛り付けて…」 トントン…

 

咲「おお…」

 

麟「その上にはちみつ(トロ~ッ)シナモン(シャッシャッ)。完成!簡単デザート・焼きリンゴのはちみつシナモン添え!」

 

フ「わ~い!!!」 モグモグ

 

麟「あ、3人の分もあるからお食べ?」

 

3人『わー!』 モグモグ

 

 

 

幽々「あらあら…美味しそうね?今度作ってもらおうかしら?」

 

妖「あ、あの焼き加減が再現出来ますかね…!?」

 

 

妹「なあ麟、私に頼めばそれ、やったのに」

 

麟「いや…ここは義兄として俺が全部してやりたいだろ!?」

 

妹「お前のその思いやりには勝てねぇな…」

 

 

 

スタスタ

 

幽香「麟、少しいいかしら?」

 

麟「あ、幽香さん。どうかしたの?」

 

幽香「質問させて、そのテーブルに置いてあるリンゴの皮はどうするつもり?それと、リンゴの花言葉は?」

 

麟「ええ…?」

 

まーた色々と質問が…。何?なんか試されてる?

 

麟「とりあえずは花言葉から。あんまりいい花言葉じゃなかったような…。リンゴ全般の花言葉は「優先」「好み」「選択」、リンゴの実の花言葉は「誘惑」「後悔」リンゴの木の花言葉は「名誉」、これでどうかな?」

 

幽香「ふふ♪完璧ね?やはり貴方の事が気に入ったわ♪」

 

麟「そりゃどーも…。で、皮の使い道だろ?えっとね…

 

活用法1「アップルティーにする」

活用法2「入浴剤にする」

活用法3「砂糖煮にして丸ごと食べる」

活用法4「蛇口を磨いてピカピカに」

 

こんな所だけど…」

 

幽香「文句無し…リンゴの全てを余すことなく最大限に使う…お見事よ」

 

花を愛するから、そういった果実とかも愛しているわけか?あー…だから皮を見てあんな質問してきたのか。

 

咲「なるほど…そういった使い道もあるのね…メモメモ」

 

パチェ「麟の方が執事として向いてないかしら?」

 

咲「ごふっ!?」

・何気ない一言に大ダメージ

 

こあ「それは言ってはいけないお約束ですよ!?」

 

なんか咲夜が瀕死だ…

 

麟「あ、幽香さんもどうぞ?」

・デザートの皿を渡す

 

幽香「あら…ありがとう。(パクッ…モグモグ)…! すごく美味しいわ!焼き加減も抜群に良い!それに甘いけど酸味が絶妙に良いわね…」

 

あららぁ?興奮するほど好評みたいだ。

 

麟「4人はどうだった?」

 

フ「すっごく美味しかった!」

 

メディ「また食べた~い!」

 

こ「満足…♪」

 

さ「お燐なら作れるかしら」

 

どうやらこちらも大満足で

 

麟「ん…?フラン、こっち向いて」

 

フ「ん~?」クルッ

 

麟(やっぱり…はちみつがついてる)

「はちみつがついてるぞ?(フキフキ ペロッ)あ、うま」

・指でふき取ってその指をなめた

 

フ「ふぇ!?///」 ボフンッ!!!

 

麟「うお!?」

 

今度はフランが爆発!?

 

フ「あうぅぅ…///」 バタンッ

・倒れる

 

麟「フラン!?大丈夫か!?」

 

フ「プシュー…///」

 

麟「…大丈夫そうか」

 

メディ「ずるいー!!!」 背中ムギューッ‼

 

麟「おわぁぁっ!?」

 

さ「私達にも…!」 右腕ムギュッ‼

 

こ「しなさ~い!!!」 左腕ムギュッ‼

 

なんかに嫉妬した義妹達が俺に抱き着いてきたせいで身動きが…!?

 

麟「急に何すんだー!?」

 

3人『きゃははははっ!♪』

 

麟「あー…もうこいつらが笑顔ならそれでいいや…♪」

 

 

4人が笑顔でいてくれるのならば、俺はそれでもう大満足だ…

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