麟「さてと…」 スタッ…
俺はやりたいことをする為に外へ向かおうと立ち上がった
さ「兄さん、どこへ行くんですか?」
麟「外だよ、ちょいと景色見たくてね」 スタスタ
こ「あ…」 シュン
神「待て、華月麟よ」
麟「ん?何か要件でも?神奈子さん」
なんか真面目そうな顔で俺を見て来るんですけど
神「そうだ、大切な要件というよりかはお願いが」
麟「お願い?」
諏「へっへ~ん♪うちの早苗をもらってはくれないかな?」
麟「…は?」
霊・魔「「ぶーっ!?」」
早「ちょっと諏訪子様!?」
文「あやや…?」
皆『はぁぁぁぁっ!?』
うっわぁ…なんか予想以上にヤバいお願いが来たわ…
霊「何、勝手なこと言ってんのよ!?あんたらに麟は渡さないわよ!?」
魔「お前ら…今すぐ消し炭にしてやろうか!?」
なんでいつもこいつらはすぐに口を…
麟「…うるっせぇんだよ!!!部外者は黙ってろ!!!」
ビリビリビリ…‼
彼の声は建物全体を揺らすほどに大きな声だった
皆『っ…!?』 ビクビク…
麟「2人は俺と話がしたいんだ!部外者は静かに聞いてろ!!」
霊「は、はい!!」
魔「分かりました…!」
まったく…
麟「で!?もう一度お願いを言ってくれないか!?」
神「早苗を!」
諏「もらってくれ!!」
早「だからお2人共やめてくだ…「断る!!!」ふぇ…!?」
俺はキッパリと言った
神「な、何故だ!?」
諏「早苗に何か不満でも?」
麟「俺が不満を抱えているのはお前ら2人だ!」
神「なぬ!?」
麟「なんで俺と早苗をくっつけたい!?どうせ守矢神社の将来の為だろ!?」
諏「あ、バレてた?」
麟「はぁ…どうして神とかってのは傲慢なのかな…(ヤレヤレ)まずな…この守矢神社の為に跡継ぎとかが欲しいのは分かる!だがそれを一人の少女に押し付けるのがおこがましいエゴだってなんで気づけない!?」
神「そ、それは…」
麟「早苗は守矢神社の為に奔走してきたんだぞ!?この十数年間!それだけでも十分だっていうのにさらには俺との子を産めと!?貴様らはどこまで傲慢なんだ!!」
神・諏「「…」」
2人は正論をかまされてだんまり
麟「早苗はもうお前らの道具じゃない、守矢神社の巫女であり、この幻想郷で生きる一人の少女でもある!」
ビシッ!!!
俺は2人に指を指してこう叫んだ
「「早苗のこれからの人生は早苗自身が決めることだ!貴様らが勝手に、早苗の歩むレールを敷くんじゃねぇぇぇぇぇっ!!!」」
早「麟…さん…」
神「…まさか、神である私達が人間に説教される日が来るなんてね」
諏「私達も傲慢すぎるね…言われてみれば」
麟「そんなに子供が欲しいなら、自分達が身体を張って宿せ!!」
神「つまり…私がお前と結ばれればいいんだな!?」
麟「は!?」
早「神奈子様!?」
諏「神奈子!?さすがにそれは極論過ぎるんじゃない!?」
なんでそんな曲解出来た!?
麟「き、極論過ぎるけど、間違ってはいない!でも俺はあんたと子は作らん!」
ダァンッ‼
麟(ビクッ!?)
勇「その前にこのあたしが許さないよ?」 ゴゴゴゴ…ポキポキ
勇儀が物凄く怒った様子で割り込んできた。おっとマズいかも。
神「ほう…?鬼風情が神に喧嘩を仕掛けて来たか?」
勇「麟はあんたには渡さないよ!」 ダッ!!!
神「今は無理でもいつかは必ず!!」 ダッ!!!
お互いがお互いに向かって走り出した…ヤな予感
カシッ!!! グググッ…!!!
2人が取っ組み合いを始めた
神「なかなか…やるじゃないか…!」 グググッ…!!!
勇「そういうあんたもね…!」 グググッ…!!!
萃「いいぞ勇儀!やれやれぇ!」
諏「神奈子~!負けんな~!」
早「あわわわ!?ここで暴れないで~!?」
ドガァンッ‼ ガシャァンッ‼ パリーンッ‼
<ヤレヤレ!!! ソコダ!!
麟(…今のうちに外に逃げよう!) サササササッ…‼
俺は隙をついて外へと逃げた