華月麟の幻想記   作:華月麟

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麟VS瀟洒で完璧なメイド・2

咲「はあっ!!」 ズババババァッ!! 

 

麟「ちぃっ!?」

 

俺は十六夜咲夜とかいうメイド長から投げられたナイフを弾き返すために右手を力を込めた。

 

麟「はぁぁぁ…!はあ!」ブゥン‼

・右手にオーラの刃を形成

 

ガガガガガガガガガガガガガッ!!!

 

ビビッ…! ビッ…!

 

俺は出来るだけ多くのナイフを弾いたが、それでも上手くいかず何本かは体のあちらこちらを掠り、至る所から微量の出血をした。

 

咲「ほら、そろそろ降参したらどうかしら!?」 ドウッ!

 

麟「断る!」

 

ガキィン‼ 

 

メイド長のナイフ捌きはやはりとても上手く、全ての攻撃を紙一重で受け流すので必死だった。

 

 

ガガガガガガガガガガガガガッ!!

 

 

麟「くっ…!?」

・徐々に押される

 

咲「これでおしまいよ」 キュィィィン‼

 

 

ズラァァァァァァァァァァァァァッ!!

 

 

麟「…はっ!?」

 

気付くと俺の周りは、四方八方がナイフで囲まれていた。

 

麟「この…っ!」 ギンッ!

 

俺は左手にもオーラを纏わせて両手でナイフを弾き始めた。

 

咲「愚かなおじゃま虫さん、貴方はここで死ぬのよ」 グッ…

 

 

グググ…

 

ヒュヒュヒュヒュヒュ…!!!

 

キィィィィィィィンッ…!!!

 

 

麟「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 ガガガガガガガガガガガッ!!! 

 

 

ガキィンッ!!

 

 

なんとか受けきれたが、でもあれだけの量をどうやって一瞬で…?明らかに自分が囲まれるほどの量が飛んできていた。でもそんな量を敵に向かって一瞬で投げつけるのは普通なら不可能なはずだ。

 

咲「あれだけのナイフを全て受け流しきるなんて…やるわね?」

 

 

麟「ど、どうやったらあんな量を一瞬で…!?」

 

 

咲「あら…何も理解出来ていないようね…?まぁいいわこれで終わらせてあげるわ。…貴方は何も理解できぬままここで死ぬ!」 キュィィィン‼

・能力発動

 

麟「し、しまっ…!?」

 

 

 

 

ゴーンッ…!

 

 

 

 

麟「…」

・静止状態

 

 

 

スタ…スタ…スタ…

 

 

 

咲「ただの人間にしてはかなり楽しめたわ。でも残念、これもメイド長としての仕事の一つだから」 グググッ…

 

咲夜は、彼の首元にナイフを刺そうと突き立てた次の瞬間

 

 

麟(ガシッ…!)

 

 

咲「!?」

 

時止めの能力を発動し、動けなくなったはずの麟が動き、彼女の腕を掴んだ。

 

麟(ギロリ…!!)

 

そして…咲夜を鋭い眼光でしっかりと睨みつけていた。

 

咲「な、何故動けるの?!時を止めているのに何故…!?」

 

麟「やはりお前の能力は時止めか…!だが…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

パキ…パキパキ…

 

 

咲「なっ…!?」

 

 

パリィィィィン‼

 

 

止まっていたはずの空間にヒビが入り、粉々に割れて再び時が動き出す。

 

咲「わ、私のザ・ワールドが…!?私だけの時間が…破壊された!?」

 

麟「今までの分…きっちりお返ししてやるよ…!だあっ!」 グアッ!!

 

ドスンッ!!

 

咲「ごあっ…!?」

 

彼は今までのお返しと言わんばかりに、咲夜の腹部に重い一撃を食らわせる。

 

麟「だりゃあっ!」 バコォンッ!!

 

咲「がはっ!!?」 ギュンッ!!

 

 

ドガァァァン‼

 

 

そのまま殴り飛ばされ、咲夜は壁に激突。

 

 

ガラガラ…

 

 

咲「かはっ…!な、何故止まった時の中で動けたの…!?」

 

麟「時止めっていうのは、かなりの力で時を止めているのかな?俺の推測の域でしかないけど、あんたの時止めの力よりも今の俺の力の方が、時止めの力を遥かに上回っているってことだろう。…あくまで推測だが」

 

咲「そ、その根拠は…?!」

 

麟「一方の力の方が上回っていればもう一方の力が上回らない限り効果は上手く作用しない…って事なのかな?」

 

咲「出任せをっ…!」 キュィィィン‼

 

咲夜はもう一度時を止め、襲おうと飛び掛かるが…

 

麟「無駄だ!」 フッ…

 

彼は咲夜の頭上に一瞬で移動。

 

咲「なっ!?」

 

麟「だぁ!」 バキィ‼

 

咲「がはっ!?」 ダァァァン‼

 

あっさり床へと叩き落された。

 

麟「悪く思うな」 ガシィッ!!

 

咲「えっ!?」

 

麟「はぁぁぁ!!」

 

 

グオォォォォォォォォォッ!!!

 

 

俺はメイドの足を掴み、その場で思い切り回転しながら振り回した。

 

咲「きゃああああああ!?」

 

 

バァン!!

・扉が開く

 

 

美鈴

「咲夜さん!どうしまし・た・かぁっ!?」

 

 

麟(あいつは…門番か!?このタイミングで来るとは…いや、逆に利用するまでだ!)

 

その騒ぎを聞きつけ、居眠り門番が急いで館の中へも駆けつけてきた。そして俺はふとひらめいた、門番とメイドを纏めて1回でダウンさせる方法を。

 

麟「おい門番!俺からのプレゼントだ、受け取れぇ!!」 ブォン!!! 

 

そう、門番にメイドを投げつけたのだ。

 

 

キィィィィィィィンッ…!!

 

 

咲「きゃああああっ?!」

 

 

美「え!?嘘でしょぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

 

 

ドガァァァァァァァァン‼

 

 

咲・美

「「キュ、キュウ…」」

・気絶

 

 

麟「ふう…なんとかこの場を退けたな…」

 

戦い終えた俺は、一息ついてから強い魔力を感じる場所まで歩いた。

 

 

スタスタスタ…

 

 

麟「ここだな…?ふん…!」

 

 

ギィィィィィ…

 

 

扉を開けるとそこは数えきれないほどの魔導書等が陳列されている図書館に辿り着いた。

 

 

~大図書館~

 

 

麟「す、すげぇ…!なんだここは!?」

 

 

?「あら、咲夜かと思ったら意外な方が来たのね?」

 

 

麟「…!?」 グルンッ

 

俺は声のする方へ振り向いた…!

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