麟「いててっ!」 ビクッ!
魔「わ、わりぃ!?もう少し優しく消毒してやるから…」 ポンポン
現在俺達は雨風を凌ぐ為に魔理沙の家に上がらせてもらっている。
霊「しっかし…天界ねぇ。まさか雲の上にもあるなんて知らなかったわ。紫は知っていたの?」
紫「えぇ…といってもかなり昔の話だから、もうどんな場所だったかすらあまり覚えていないわ…」
霊「なんでこういう時に年長者が役に立たないのよ…」 ヤレヤレ
紫「私はまだまだ若いわよ!!?」
霊「やかましい!」
<アーデモネーコーデモネー!
麟「はぁ…」
俺からしてみれば2人共、この上なくうるせぇしやかましいわ。
魔「しっかし…まさか麟がやられるとはな?」
麟「相手は天候を操る事が出来る…まさか雷がタイミング良く落ちて、俺に直撃するとはな…光の速度は見てから回避は出来ないから…」
魔「雷食らって生きてんのも化け物だな…」
麟「ギリギリバリアを展開して…なんとか防いだんだよ」
それでも…防ぎきれずに今に至るのだが…
魔「よし!包帯も巻いたし消毒も完了!もう大丈夫だ!」
麟「ありがとうな魔理沙。…意外と上手ね?」
魔「意外とはなんだ意外とは…!」
麟「だって…部屋の掃除出来ない奴が、治療は凄く上手いから」
霊「ぶっ!言われてやんの!!」 ギャーハッハッハッ!
魔「そんなに笑う事無いだろ霊夢!というかな…私だって多少はそういうのにも長けてるんだ!それに掃除が出来ないんじゃない!いつでも取り出せるようにしてるんだ!」
麟「足の踏み場がねぇ家はただのゴミ屋敷だ!」 ズバッ!
魔(ガーンッ!!)
さて…どうしたものか、相手は天界の住人。もし、奴がそれなりに天界で名の知れている人物であれば護衛等は着いていてもおかしくは無い…だとすれば準備もせずに天界へ行くのは愚策に等しい。しかもあの空を覆っている雲はただの雲じゃない、どうやってあれを突破するかも考えなくては…。
麟「…とりあえず、すぐに動くのは危険だ。なるべく準備をして奴らの元に赴こう」
魔「それはいいんだが…」
紫「どうやって天界へ行く気?あの雲の影響で、私の能力では天界までは行けないわ。そもそも、天界に行ったことが昔過ぎて繋がっているかも怪しいけど」
霊「本当に役立たずね…神社に結界を張っていてくれたことだけは感謝するけど」
紫「そこまで言わなくても…」 シュン
霊夢…流石に言い過ぎだ、でも間違ってはいない…奴の能力が使えないとなると、どうやって天界まで行くかの移動手段も考えなければならない。
麟「まさに行き詰まり状態…か」
霊「どうしよう…」
麟「とりあえずは…」
俺は一応の意見は言う事にした
麟「全員万全の体制で天界に望む。でも相手がどれくらいの戦力や技術を持っているか分からない。どっかの誰かさんみたいに月に戦争を仕掛けて、その高い科学技術でボコボコにされかねないからな、無計画で戦争に赴いても」
紫「ゴフッ!?」
あ、トドメ言ったわ俺、テヘペロ♪
魔「具体的に…どうやって準備する気だ?」
麟「とりあえず数人くらい協力を仰ぐ。その協力相手は俺が決めるけど、いいか?」
霊「構わないわ?」
麟「あと…〖紫〗さん…」
紫「…!な、なにかしら!」
麟「俺を河童の住処まで連れてってくれ!」
紫「河童!?」
魔「という事は…にとりに用があるのか?」
麟「あいつには俺用の武器を作ってもらう」
霊「その理由は?今の貴方はそんな物、要らないでしょ?」
麟「体力消費を抑える為に武器が必要だ。いざと言う時に体力切れなんて起こせないからな」
魔「なるほどな!?」
麟「とりあえず…3日から1週間くらいの間には天界へ行く!いいな!?」
霊「分かったわ!」
魔「任せとけ!」
霊夢と魔理沙は早速行動を開始した。
霊「魔理沙、あの瓦礫から使える道具をかき集めたいの。手伝ってくれるかしら?」
魔「おう!それじゃ、その為の魔法道具とか集めるか…」
俺はというと…
麟「うーむ…射撃武装はこれでいいな…。あとは格闘武装だけど…うーん参ったな…」
紫「何が参ったのかしら?」
麟「ビームサーベルっていう武器を作ってもらいたいんだ」 ギンッ!
・手にエネルギー刃を形成
紫「貴方がよく使う、そのエネルギー刃?」
麟「そうなんだけど…どうやってそのビームを発生させる装置を作るかが分からなくて…」
紫「ビーム発生装置…ね。…!待ってて、すぐに持ってくるわ!」
・スキマを使ってどこかへ
麟「あ、おい!?」
どこへ行って何を持ってくるんだよ…
霊「麟、私達は博麗神社に1回戻って色々と使える物を集めてくるわ」
麟「気をつけてな?」
魔「まっかせとけ!行ってくるぜ〜!」
バタンッ
2人は博麗神社はと向かった
ブゥ・ン・
紫「麟、これを貴方にあげるわ」
俺は紫さんからある物を手渡された
麟「これは…剣の柄?[カチッ…ギンッ!]うぉ!?」
偶然、スイッチを押したようで柄の先からビームの刃が発生した。
麟「紫さん…これって!?」
紫「その戦争をしていた時に奪った月の技術よ…あまり流出したくなかったら私が家に保管していたの。でも今はそれが必要でしょう?あげるわ♪」
麟「ありがとう!それじゃ…あとは地底に行ってお空を連れていこう…」
紫「地底の烏妖怪を?何故かしら」
麟「あいつの右腕の装備が必要だからだ。よし…!俺達も準備をしよう!」
ようやく一歩前進した俺達は、天界との全面戦争の準備をゆっくりとではあるが進め始める事にした。