華月麟の幻想記   作:華月麟

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華月麟の準備

ザァァァァァァァッ…

 

~河童の住処~

 

 

紫「着いたわよ。ここが河童達の住処よ」

 

麟「おお~…まさか妖怪の山付近にあいつらの住処があるなんてな…」

 

お空「うにゅ~…地上は雨がすごいねぇ…」

 

ここに来る前にお空を地底から連れ出して、俺は紫さんに、にとり達・河童の住処まで連れて来てもらっていた。

 

『おお?八雲紫様と地底の烏妖怪それと…そちらは?』

 

お空「お~!河童だ!」

 

紫「紹介するわ。こちらは私の義理の息子、華月麟よ」

 

『義理の!?八雲家の!?』

 

お空「うにゅ?」

 

麟「おい!?何、勝手に決めてんだ!?」

 

紫「あら?この前、私の事を〖義母さん〗って呼んでくれたじゃない♪」

 

麟「そうだけどさ…まあいいや…」

 

まさに災いは口の元ってやつだな…

 

『そ、それで…その息子様と八雲様…烏妖怪様がここに何の用で…?』 プルプル…

 

おうおう、さっきのとんでもは発言で怯えちまってるよ。

 

麟「えっと、にとりの奴は居るかな?」

 

『河城ですか?ええ、居ますけど…彼女が何か?』

 

紫「私達は彼女に頼みごとがあって来たのよ」

 

『わ、分かりました!すぐに呼んできます!』 タッタッタッ

 

いやはや…いきなり来てにとりを呼べだなんて申し訳ないなぁ…

 

お空「ねぇお兄さん、なんで私を呼んだの~?」

 

麟「ん?ああ、お空の右腕の武器が欲しくて」

 

お空「これ?それならこれだけ持っていけばよかったのに(スポンッ)ほら」

 

麟「いやいや…実際にそいつを使ってるところも見せたくてね」

 

お空「なるほど~?」

 

タッタッタッ

 

に「呼ばれて登場…って八雲紫~!?」 エェェェェェェェッ!!!!!

 

紫「あら…私が来て困る事でもしていたのかしら?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

に「め、滅相もございません!!」 ビシッ‼

 

紫さんってそんなに怖い人だっけ?

 

麟「にとり、お久~」

 

お空「お~久~♪」

 

に「あれ!?麟にお空?なんで2人も?」

 

お空「お兄さんとデート!」

 

に「はい?!」

 

麟「違うからね?お前に開発してもらいたい武器があってな…」

 

に「ほほう…つまりは私の出番か!!」 ドヤァ…

 

麟「ま、まあそうだね」

 

に「まあまあ、中に入りなよ。外は凄い大雨だしね」

 

そう言われ、俺達は中へと進んでいった。

 

カーンッカーンッ‼ ジジジジジジッ… バシュッバシュッバシュッ‼

 

麟「何、なんか忙しそうだね?」

 

に「守矢神社から色々と頼まれ事されちゃってねぇ~♪」

 

麟「何、また変な事言い出してきたか?」

 

に「いやいや、参拝客を集める為の秘策なんだとさ~」

 

麟「なんだ、そう言う事なら安心」

 

に「さて、適当に座ってくれ」

 

3人(ストンッ)

 

にとりの言う通りに俺達は適当に座った

 

お空「ジメジメする~…」

 

紫「仕方ないわよ、河童は水分が命でもあるから」

 

お空「うにゅ~…」

 

に「あ、それで作ってほしい武器って?」

 

麟「こいつらだ」 ペラッ

 

俺は魔理沙の家で書いていた簡易設計図的な物を取り出してにとりに見せた。

 

に「おお!わざわざ書いて来てくれて…ってなんじゃこりゃぁ!!?」

 

『え?何、今の声』 『にとりさん、随分デカい声出したな』 『あのお客さん達はにとりさんに何を見せたんだ?』

 

麟「お、おい…うるせぇぞ…」

 

にとりのせいで変な目線が俺達に寄せられている

 

に「だ、だって!こんな武器見た事無いよ!?」

 

紫「どれどれ…。え…何これ…剣の方は分かるとして、このピーコック…?っていうのはなんなのかしら?」

 

麟「ピーコックスマッシャー、9門の発射口からビームを発射する特殊射撃兵装だ」

 

に「あ、でもなるほど?ここが弓のような構造になっていて、左右に開放すれば広範囲に、閉じれば全ビームを一定方向に。なるほど!これはいけるけど…どうやってそのビーム発生装置を作るか…それが解決しないとこのビームザンバー?ってのも作れないよ…?」

 

麟「そう言うと思ってな…」

 

俺は紫さんからもらったビームサーベルを取り出した。

 

コトッ…

 

に「こ、これは!?…あ(バッ‼)月の化学技術兵器じゃないか…!(ヒソヒソ)」

 

麟「そうだ、これを利用して作れるか?」

 

に「うちにある最高品質の材料を使えばいけるけど…高くつくよ?」

 

麟「そうだな…武器一個につき250万出そう」

 

に「にっ…!?」

 

紫「ぶーっ!!!?そ、そんなお金…どこにあるのよ!?」

 

麟「いや、あの時の金品を質屋に売ったり、人里でアルバイトしたりとかしてたら結構貯まったよ?」

 

お空「うにゅ??」

 

に「そ、それで…これをいつまでに?」

 

麟「一週間以内で仕上げろ」

 

に「えぇぇぇ!?無理だよ!?こんなに高度な技術なのに!」

 

麟「なら俺の指定した期限までに出来たら追加報酬、その出来が俺の求めるスペック以上だったらさらに追加報酬、それでどうだ?」

 

に「へ?へ?ひえ?」

 

にとりはもう混乱して訳分からんて顔してやがる

 

麟「出来るのか!?出来ないのか!?」

 

に「…ええい!やってやる!やってやるさ!河童の持てる技術全てと、この月の技術を使ってやってみせますよ!!」 ドンッ‼

 

麟「よく言った!!」 

 

ガシッ‼

 

俺はその言葉に感激し、思わず握手をした

 

 

 

 

 

 

 

~数十分後~

 

に「なるほどね…八咫烏の核エネルギーを武器の転用すれば、半永久的に稼働は出来るね」

 

お空「この武器の為に私を?」

 

麟「そうだ。あとその武器をどう使うかみせてやってくれ!」

 

お空「は~い♪」 ガチャ…キィィィィィィィン…‼

・言われた通りにお披露目

 

麟「あんな感じの技術が必要だけど…いけるか?」

 

に「う~ん…お空さん、それって私達にも扱えるの?」

 

お空「うにゅ?う~ん…いけるんじゃないかな?」

 

に「じゃあ、それをお借りしても!?」

 

お空「いいけどすぐ返してよ?」

 

に「もちろん!」

 

麟「それじゃ紫さん、後はお願い出来るかな?」

 

紫「ええ、いいけれど…貴方は?」

 

麟「これから天界のメンバーをかき集めに行ってくる」

 

紫「分かったわ、気を付けて」

 

麟「うん。にとり!一週間後に守矢神社に持ってきてくれ!」

 

に「了解!!」

 

麟「(スッ…)あーあー…こちら麟、どうぞ?」

 

俺は霊夢から借りた通信型の陰陽玉を取り出し、霊夢に連絡をしようと試みた。

 

霊『あーあー…こちら霊夢、どうぞ?』

 

どうやら繋がったようだ。

 

麟「一週間後、天界へ向かおうと思います、どうぞ」

 

霊『それまでにすべての問題は片付くのかしら?どうぞ』

 

麟「なんとかいけそうです、どうぞ」

 

霊『了解、こちらも一週間後までに準備を終わらせるわ。オーバー』

 

 

 

 

麟「よし…待ってろよ…比那名居天子…!」

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