後ろを振り向くと、右に薄紫の服とドアキャップに似た帽子を被った女性、左に白いシャツに黒のベスト、ベストと同色のロングスカートを着た悪魔がいた。
麟「どうやら本命のお出ましってところかな…?右のあんたに用があってきた。その前に自己紹介を…華月麟、ただの人間だ。紅魔館の主が帰れないと嘆いていてから、この雨を止めてほしいとお願いしに来た」
パチュリー「わざわざ自己紹介ありがとう。私はパチュリー・ノーレッジ、この図書館の主 兼 魔法使いよ。こっちは小悪魔、私の従者よ」
小悪魔「小悪魔です、以後お見知りおきを」 ペコリ
麟「よろしく2人共。早速で悪いけどこの雨を止めてくれないか?」
パ「無理よ」
パチュリーに頼み込んだが即拒否をされてしまった。
…何か理由があるのか?
麟「どうしてだ?あんた達の主が困っているんだぞ?それなのにどうして…」
パ「部外者の貴方が知る必要は無いわ」
俺はそう言われてムッと来た。
麟「(ムッ…)…理由も無しに相手を困らせて、しかも異変をまた起こしてもいいのか?そうじゃないだろ!」
パ「分からない奴ね!出来ないものは出来ないのよ!」
…今の一言で完全に俺は堪忍の尾が切れた。
麟「だったら力づくで止めてやる!!」
パ「少しは話を聞きなさい!もう!今日は本当に厄日だわ!覚悟しなさい麟!その口を黙らせてあげる!〖ロイヤルフレア〗!!」 バヴォォォォォォォォォッ!!
小「出ました!パチュリー様、お得意のロイヤルフレア!あんな人間なんて一発ですね?」
麟「てめぇは少し黙ってろ!(グォッ!)ふん!!」
バギャァッ‼
俺はロイヤルフレアを小悪魔めがけて蹴り返した。
小・パ「「え?!」」
グォォォォォォォォォォォォッ!!!
小「ロイヤルフレアを蹴り返し…ってええええええ!?」
ドガァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!
小「アウ…キュウ…」 ドサッ
パ「こあ!?やったわね!なら本気で行くわ!」 フワァァ…
いや…先に撃ったのは貴女ですよ?という返答は抑えておいてと。
ここからが本当の地獄だな…
パ「水符・〖プリンセスウンディネ〗!!」 ドバァンッ!!
そう唱えると水の弾幕と直撃すればただでは済まなさそうな高威力の水が俺にめがけて放たれてきた。
麟「止まれば死ぬ…だったら動く!」 ダッ!! ガウゥンッ!!ガウゥンッ!!
パ「そんな程度の弾幕では私には勝てないわ!」 バチィンッ!!
麟「うるせぇ!こちとら弾幕は不慣れなんだい!…でもだんだん見えるようになってきたぞ…お前の弾幕の軌道がな!(サッサッ…!!)…そこ!」 ズガァン‼
パ「なっ!?くっ!!(ビシュイン‼)[ドガァンッ!]…なら、火符〖アグニシャイン〗!それと…日符〖ロイヤルフレア〗もあげるわ!!ケホッ…‼」 ドドドドドドドド!!!
麟「そんな弾幕はな…魔理沙達と飽きるほどやってんだ!!!」 ダッ‼
チュンッ…!! チュンッ…!!
パチュリーに向かって猛ダッシュ!弾幕は彼のギリギリを掠める。
パ「私を甘く…ケホッ、見ないでもらえるかしら!(グワッ‼)〖ロイヤルフレア〗!」 バヴォォォォォォッ!!
麟「甘く見るなだとぉっ…!?それはな…こっちのセリフなんだよ…!おらぁっ!」 ガシィッ!
パ「んなっ…!?」
麟「ぐぅっ…!?い、いくら手にバリアを張ったとはいえ…流石に無理があるか…!」 ジジジジジジッ…
パ「バカな…!?ロイヤルフレアを手で受け止めたの!?」
麟「この技…そっくりそのまま返してやる!ロイヤル…フレアァァァァッ!」 ブォン‼
バヴォォォォォォォォォォォォッ!!
パ「回避が間に合わない!?このっ…!」 ビシュインッ!
ドカァァァァァァァァン‼
…バリィン‼
パ「さ、流石にバリアが…ケホッケホッ‼持たなか…ケホッ‼」
麟「はぁぁぁ!!」 グォォォォォ‼
パ「ケホッケホッ‼」
麟「悪く思うな!(グォッ!)爆裂蹴!」
ダァァンッ!!
パ「むきゅうっ…!?」
麟「うらぁっ!」 バギャァッ!!
パ「むきゅ~!?」 ヒュゥゥゥゥンッ…
…ガシャァァン‼
パチュリーの頭に強烈なかかと落としを決め、パチュリーを床へと叩き落とす。
小「パ、パチュリー様ぁぁ…無理をなさるからぁ…」
パ「ケホッケホッ…せっかく収まってた喘息がまた…」
麟「(スタッ…)だーから戦っている時も咳込んでたのか…なんだか悪いことしちまったな(ポリポリ…)病人にかかと落としって…」
ザァァァァァァァァァァァッ…!!
フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
するとずっと降り続いていた雨が、パチュリーを倒した事によってようやく収まった。
~博麗神社~
レ「あ、2人共見なさい!紅魔館の雨が止んだわ!」
霊・魔
「「ほんとだ!?」」
魔「でもなんで止んだんだぜ?」
霊「まさかとは思うけど…とりあえず様子見に行くわよ!!」
レ「ええっ!」
魔「おうっ!」
私達は紅魔館で何があったのか確認をすべく急いで向かうことにした。