華月麟の幻想記   作:華月麟

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博麗神社の修復

トントントンッ

 

ギコギコギコッ

 

『その木材はこっちに持ってこ〜い』

 

『その瓦はこっちにくれ』

 

『ここら辺はこんな感じでいいかな?』

 

異変解決をしてから翌日、俺達は壊された博麗神社を修復する作業に取り掛かろうと地底を訪問。偶然にも勇儀に出会ったので相談したところ

 

勇「地底の奴らを博麗神社修復に使ってくれ。この前の地底異変のお礼がしたくて、どいつもこいつもウズウズしてやがるからな♪」

 

と気前よく協力に手を貸すと言ってくれたので、そのお言葉に甘えて地底の皆と河童の皆を集めて修復作業にあたっていた。

 

麟「しっかし…まさか人里の腕利き職人まで来てくれるなんて」

 

『はははっ!博麗の嬢ちゃんにはいつも世話になってるからな!』

 

『それに地底の妖怪職人達も話の分かる奴らでな?おかげて作業が捗る捗る!』

 

意外に霊夢は里の皆からの人望は熱かった…マジかよ?それに妖怪の皆とも仲良くやれてるらしくてとても安心安心♪

 

紫「貴方達には感謝しかないわ。この修復が終わったら、とびきり良いお酒をいくつか送らせてもらうわね♪」

 

『おい聞いたか野郎共!?八雲様が美味い酒を褒美にくれるってよ!気を引き締めてやるぞ!』

 

『『おーっ!!』』

 

人心掌握に長けてるなぁ紫さんは。

 

勇「どうだい麟?地底の奴らもなかなかにやれるだろ?」

 

麟「最初は不安だったけど…人里の皆とも仲良くやれてるから良かったよ」

 

勇「お互い建築職人として認め合ってると言った所だろうな。あたし的には地底の恩返しが出来て良かったよ♪」

 

『姐さんの頼みに華月さんの頼み、これを断ったら建築職人としての誇りに泥を塗るからな!』

 

『それに地底異変では世話になったからな!気にせず俺達を頼ってくれ!』

 

麟「皆、ありがとねー!」

 

まさに人脈ってやつだ、何事も否定するのではなく受け入れることで意外な結果をもたらしてくれる事もあるんだな。

 

天「はぁ…はぁ…なんで私までこんな事…」 ズリズリ…

 

衣玖

「総領娘様がまいた種ですよ」 ヒョイッ スタスタ

 

天子は当たり前として…衣玖さんまで手伝ってくれてるのか、申し訳ねぇな衣玖さん。それにしても、あの天子ですら重そうに運ぶ材木を、衣玖さんはあんな軽々しく持って運べているのが怖すぎるんだが?

 

麟「てか…霊夢はどこに…」 キョロキョロ

 

作業が始まってから霊夢の姿を見ていなかったので辺りを見回すと…

 

霊「ここはなるべくこんな感じに、こっちは出来るのであればこうして欲しいわ」

 

『へい!分かりやした!』

 

…どうやら神社の内装へ対する注文をしてるっぽいな。というかそろそろお昼の時間だな?

 

麟「しまった…台所が無いから作れないな…」

 

勇「ん?どうかしたのかい?」

 

麟「炊き出し用くらいの釜戸が欲しいんだけど…」

 

勇「それまた突然だね?」

 

『釜戸が欲しい?それならオイラに任せてくれないか!?』

 

麟「この作業が終わるまでの間しか使わないから簡易的がいいんだけど…頼めるかな?」

 

『お易い御用だ!すぐに作るから待っててくれ!』 ピューン!

 

すげぇ…至れり尽くせりだ…。

 

麟「にとり!ちょいこっち来て!」

 

に「ちょっと離れるよ…(スタスタ)なんだい?盟友」

 

その盟友って呼び方はなんなんだ、というツッコミは後にしよう。

 

麟「昼飯…やっぱりきゅうりがいいの?」

 

に「そうだねぇ、河童はきゅうりが大好物だからね。あとは魚とかかな?」

 

魚ねぇ…これはかなり骨が折れるかもしれない…

 

麟「分かった…紫さん!」

 

紫「はいはいどうしたの?」

 

麟「…今からありったけの魚って集められたりする?」

 

紫「何か問題が?」

 

麟「皆のお昼ご飯…」 ヒソヒソ

 

紫「なるほどね…分かったわ、出来る限り集めて来るわ」 ブゥ・ン

 

そう言うと紫さんは魚集めの為にスキマでどこかへ。

 

麟「んじゃ、俺はありったけの米と味噌汁の具材を買いに行きたいんだけど…勇儀も付き合ってくれる?」

 

勇「おや、この鬼の四天王の出番かい?」

 

麟「ただの荷物持ち係になっちゃうけど…」

 

勇「はははっ!構わないさ、愛しい人間のお願いならば…♡」

 

頼りがいはあるんだけど、後で何かしらの見返りを求められそう…。

 

麟「それじゃあ…後はでかい鍋が欲し…」

 

『こいつを使いな!』

 

 

ドスンッ!!

 

 

早いな!?しかも炊き出しにはもってこいのサイズやんけ!ありがとうございます!?

 

麟「よ、よし!それじゃ買い物行くか!」

 

勇「それじゃあお前達、あたしは麟とデートだから。あとは博麗の巫女達の言う事をちゃんと聞きな?」

 

『へい!楽しんできてください姐さん!』

 

『麟さん、姐さんと楽しんできてくださいよ!』

 

麟「いや、デートじゃないから!?(汗)」

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