~守矢神社~
麟「守矢神社到着!」
天「わざわざなんでこんな山頂にある神社まで?」
麟「ここから天界までの距離が一番近いからだ。幻想郷で一番高い山が妖怪の山・山頂だった気がする。…知らんけど」
天「でも…手紙に書かれていたスキマっていうやつは無いんだろう?どうやって天界まで行くつもりだ?」
麟「逆にお前はどうやってここまで来たんだよ、異変を起こす時」
天「要石っていう石に乗ってヒョヒョイって」
あ、この前は紫さんのスキマで一緒に地上へ降りて来たからその手段は使えないのね。てか、天人にはそれしか方法はないのか?
麟「そこら辺はおいおい考えるとして…」 バッ‼
俺はあの形態に変身するために一度、飛び上がった。
天「何するつもりだ~?」
「「レディ!!」」
カァッ‼ キィィィィィィィン‼
天「うわっ!?眩しい!」
あまりの眩しさに思わず目を閉じる天子。
バサッ…バサッ…バサッ…ドサッ…
静かに聞こえる羽音…
天「…ん?…おお!?なんだその姿は!」 キラキラ
天子はまるで気に入ったおもちゃを見るかのように純粋で尊く瞳を輝かせていた。
クアァァァァァァァァァッ!!
麟『巡航形態・レイズナーだ!さあ天子!俺の背中に乗れ!』
天「(ピョンッ ドサッ)おお…フカフカだ。乗ったぞ?」
麟『しっかり掴まれ!』
天「(ガシッ)こ、これでいいか!?」
麟『行くぞ!レッツ天界!』
バサァッ‼ キィィィィィィィン…ガギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ‼
飛び立つと同時に超スピードで発進。
天「へ!?うわあぁぁぁぁああぁぁぁぁああ…!!?」
天子の叫び声は守矢神社に置き去りとなった。
~空~
<ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ…!!
ギュオォォォォォォォォンッ‼
天「は、速すぎぃぃぃぃっ!!」
麟『じゃかましい!俺達は寝坊してんだ!ゆっくり天界に向かうなんて出来ないんだよ!』
天「分かってるけどさぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
言葉の返答と叫び声が混じって何言ってるかさっぱり分からん!
麟『もうすぐ着くから我慢な!?』
天「お、おぉぉぉぉっ!!」
ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ‼
~集合場所~
霊「まさか…天界に旅館があるなんて」
衣「実はかなり昔なんですが、色んな賢者様達が会議をする時はよくここでその会議をされていたのです」
魔「へぇ~?なかなか風情があるな?」
レ・フ「「キャーイクサーン‼」」
衣(バッ‼)
ワァァァァァァァァァァイッ‼
パチェ「…何あれ?」
こ「さ、さぁ…なんでしょう」
妹「そういえば…麟は居ないのか?」
慧「そう言われてみれば居ないな…?」
<ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!!
お燐「ん?なんか後ろから聞こえてくるよ?」
椛「雲の中からです!」
ブァッ‼
椛の言う通り雲から
クアァァァァァァァァァッ!!
麟『遅くなったぁぁぁぁぁっ!!』
天「うわあぁああぁぁああぁ!?」
レイズナーとその背中に乗っている天子が現れた。
皆『うわあぁぁぁぁああぁぁぁぁ!?』
さすがに、いきなり巡航形態で麟が現れた事で皆は驚きを隠せないでいた。
ダッ‼
ガルム「(スタッ)何事だ!…!?なんだこの蒼き怪鳥は!?」
天「あ!ガルム様~!」 ヒュゥゥゥゥ…スタッ
ガ「天子!?それではあの鳥は…」
カッ‼ ヒュゥゥゥゥン…
麟「(スタッ)ふぅ…なんとか間に合ったようなそうでもないような…」
巡航形態から元の人間姿へと戻る麟。どうやら創造主様はそれが信じられないようで…
ガ「君が先ほどの怪鳥に変身していたのかい!?やはり…君には興味が沸いてくるよ!その興味はしばらく尽きる事は無いだろうね!!」
大興奮していた。
麟「あはは…それはどうも」
ガ「かくして天子…何故君は遅れて来てのか説明をしてもらおうかね」
麟「ああ、それなら俺が…」
~弁明中~
ガ「なるほど…博麗神社再建の為に従事していた…か。うむ!しっかり反省をしているのであれば致し方あるまい!こればかりは許そう!」
天「あ、ありがとうございます…。麟もありがと…」
麟「気にすんな♪」
ガ「さて!お客様は全員揃ったようだな!今日から3日間、存分に天界バカンスを満喫してくれたまえ!!」
皆『おーっ!!』
こうして、俺達の天界バカンスが始まったのであった。