華月麟の幻想記   作:華月麟

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みすちーとぎゃーてーぎゃーてー

ミスチー「いらっしゃいませ~♪天界ビーチ限定の料理はいかがですかぁ?」

 

 

?「いらっしゃいませ~!!!♪」 ギャーテーギャーテー

 

 

おやおや…みすちーと見知らぬ…見た目は犬…?みたいな子がみすちーと一緒に屋台を切り盛りしている…どちら様?…そんなことよりも、あの子の声は随分と響くな!?声が透き通っている感じだ。

 

麟「みすちーおいっす~」

 

ミスチー「あ、麟さん!いらっしゃいませ♪」

 

?「あ!この人間さんがみすちーの言ってた麟さん?」

 

麟「ん?みすちー、この子に何か俺の事を話したの?それにこの子は…?」

 

ミスチー「ああ、この子は一緒に屋台を切り盛りしている友達の…」

 

響「幽谷響子(かそたにきょうこ)です!実はみすちーと最近、バンドを結成しました!」

 

麟「はい!?」

 

ミスチー「ちょっと!///それは言わなくていいの!///」

 

響「え~そうなの?」

 

みすちーとこの子がバンドを!?き、気になりすぎる…。

 

麟「…コホン。それでみすちー、この子ってなんの妖怪なの?」

 

ミスチー「う~ん…見た目は犬とかそんな感じに思われがちですけど、実は山彦(やまびこ)の妖怪なんですよ」

 

麟「山彦!?あの、よく山でやるあの山彦!?」

 

そもそも妖怪に山彦なんて種族があること自体が初耳!?

 

響「えへへ♪今は命蓮寺というお寺で掃き掃除とか炊事を担当しています!」

 

命蓮寺?名前からしてお寺っぽいけど…そんな場所なんてあったか?

 

麟「命蓮寺なんて寺は知らないな…。いつ出来たんだ?」

 

ミスチー「えっと…この前の守矢神社戦争の後くらいでしたっけ…?」

 

まあまあ直近じゃねえか!?

 

麟「そ、そうか…今度、挨拶に行かせてもらうよ」

 

響「は~い!聖さんにも伝えておきますね!あ、聖さんというのは命蓮寺の住職さんの名前です!」

 

麟「分かった、覚えておくよ。それでみすちー、お腹がすいたんだけど…何かちょうどいい料理はないかな?」

 

ミスチー「あ!麟さんに是非食べてほしい物が!」

 

麟「俺に?」

 

コトコト…

 

ミスチー「そろそろかな…?(チャプ…)どうぞ!みすちー特製豚汁です!」

 

フワァァ…

 

おお…この味噌の良い香りと一緒に香る豚肉の香り…たまんねえな畜生!

 

麟「いただきます…」 ズズッ…

 

ミスチー「ど、どうですか?」

 

響「どきどき!」

 

麟「…忖度無しでいいか?」

 

ミスチー「は、はい!」

 

麟「…多分、野菜と一緒に炒めてないだろう」

 

ミスチー「へ!?分かるんですか!?」

 

麟「なんとなくね。美味しいんだよ?美味しいんだけど、野菜と肉を一緒に炒めて野菜に肉の油を纏わせてから煮込むともっと美味しくなるかもよ?」

 

響「みすちー!メモだよメモ!」

 

ミスチー「あわわわ…!メモメモ!(カキカキ)ほ、他には何か?」

 

麟「後は野菜のバランスかな?人参、キャベツ、豚肉、ネギ、ごぼう、大根、蒟蒻、それ以外にもまだまだこの豚汁に合う野菜があるから、ゆっくりと研究してみるのもありかな」

 

ミスチー「ぐ、具体的には何かありますか?」

 

麟「う~ん…豚汁にブロッコリーとかさやいんげんとか緑系の野菜を加えるのもありだね。あ、でもこれを地上で出す場合はこのくらいでまず提供して、お客の感想を聞いてから新しい具材を加えるといいよ!」

 

ミスチー「(カキカキ)ありがとうございます!今後の参考にさせてもらいますね!」

 

そんなに凄いこと言ってないのに参考にされるとは…恥ずかしいな。

 

麟「そんなことより…もう少しおかわりしてもいいかな?」

 

ミスチー「はい!どんどんおかわりしてくださいね♪」

 

響「よかったねみすちー!♪」

 

 

こうして俺はみすちーの屋台で腹いっぱいの昼食を取ったのであった。

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