ズシィ…
ズキズキ…
麟「う、うーん…」
(頭と身体がものすごく痛い…それになんか重くて苦しい…)
目を覚ますと俺のお腹の上に
フ「スウ…スウ…」
可愛い吸血鬼が寝ていた。普通、ここは喜ぶべき場面なのだが…生憎、今は身体中が傷だらけで苦痛の方が勝っていた。
フランには申し訳ないが起きてもらうことにした。
麟「フラン…起きてそこから降りてくれ」 ユサユサ
フ「ンン…?(ムクリ…)あ…!やっと起きたの!?わーい!」 ダキッ!
ギューッ!!
麟「いぃっ…!?」
ミシミシ…
・骨が軋む
麟「ぎ、ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
フランに強く抱きしめられたのがあまりにも痛く、とんでもない悲鳴を上げてしまった…
咲「妹様!怪我人を思いきり抱き締めたらだめじゃないですか!」 ガミガミ
フ(シュン…)
レ・パ
「「大丈夫かしら…?」」
麟「起こさないで可愛い寝顔のままにしとけばよかったと後悔してます…」
…冗談抜きで動けなくなるかと思った。
そんなことはさておき、今一番気になることがある。
麟「俺はどのくらいここで過ごせばいいのかな?」
純粋な疑問をレミリア達にぶつけてみた。
レ「そうね…パチェ、どのくらいで完全に回復出来そう?」
パ「フランが抱きしめなかったら後、3日くらいで治っていたわ。でも不思議ね…あれだけの傷を負っておいて、もうここまで治っているのが正直恐ろしいくらいよ」
フ「お兄様ごめんなさい…」 ペコリ
麟「後で治ったらいっぱい、ぎゅーってしていいから気にすんな♪」 ナデナデ
フ「えへへ♪」
レ「むっ…」 ムスーッ…
パ「…レミィ、貴女まさかと思うけど…嫉妬してたりしないわよね?」
レ「は、はぁ!?紅魔館の主であり、誇り高きカリスマであるこの私が妹に嫉妬するわけないじゃない!パチェの勘違いでしょ?!」
パ「はいはい、レミィはカリスマですねー(棒)」
レ「うー☆!?何よー!!」
麟「(ブチッ…)うっせぇぞてめぇら!!喧嘩は外でやってろ!!」 ガオォォォォォォォ‼
麟は思い切り2人を怒鳴りつけ、その声の風圧で2人を部屋の外へと追い出す。
パ「むきゅ~!?」 ピューン
レ「うー☆!?」 ピューン
麟「はぁ…はぁ…」
レ「パチェのせいで部屋を追い出されちゃったじゃない!」
パ「いやいや!?レミィのせいでしょうが!」
<ガミガミ ギャーギャー
咲「ごめんなさいパチュリー様とお嬢様が…」
麟「いいよ別に、特に気にしてないし。それよりも、しばらくここで世話になるけど咲夜とフランはそれでも大丈夫?迷惑にならないかな…」
フ「私はお兄様と一緒だから嬉しいよ!」
咲「お嬢様が決めたことだから気にしてないわ♪客人として丁重にもてなさせてもらうわね♪」
こうして、療養の為に俺はしばらく紅魔館に寝泊まりをして世話になるのだった。