華月麟の幻想記   作:華月麟

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呼び覚まされる獣

ワイワイ…

 

腕相撲大会を終えて晩御飯の時間帯になったので全員、みすちーの出張屋台で晩御飯を食べていた。

 

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥ‼

 

ミスチー「さあさあ皆さん、いかがですかぁ!!」

 

響「天界限定焼きそばに焼きとうもろこし!"今"はここでしか食べれませんよぉ!」

 

勇「ん?"今は"ということは…好評であれば地上でも売り出すのかい?」

 

ミスチー「ええ!何事も挑戦ですから!」

 

ズルズルズル‼

 

天「うまっ!?」

 

チ「みすちー、この焼きそばすごく美味いよ~!」

 

ルーミア「うまうまなのか~♪」

 

リグル「このとうもろこしサイコー!!!」

 

どうやら2つの新メニューはかなりの好評だ。

 

魔「ははっ。なんだかんだあっという間に楽しい時間は終わっていくな?」

 

早「明日には地上に戻るんですもんね」

 

霊「まあ、羽根伸ばしにはなったんじゃない?(ズルズル)この焼きそば美味しいわね?」

 

妖「…幽々子様、そんなにがっつかなくても」

 

幽々「こんなに美味しい物…がっつかずにはいられない!」 ガツガツ

 

紫「落ち着いて食べなさいよ…」

 

美「この味…懐かしい感じがするなぁ」

 

咲「あら?今度、屋敷で作ってくれてもいいのよ?」

 

こ「とうもろこし甘い~♪」

 

お燐「(ジュッ)にゃぁぁぁぁっ!!!あっついぃぃぃぃ!?」

 

お空「うにゅ!?」

 

さ「だ、大丈夫!?」

 

に「いやはや…盟友に頼まれて採取したのはいいものの…こんなに上質な鉄が存在するなんてねぇ…。(モグモグ)あ、この焼きそばいいね」

 

皆、天界限定メニューを堪能しているようだ。

 

…一方、麟はというと?

 

ザザァァァァァァッ…

 

麟「…」

 

1人波際で黄昏ていた

 

ザッザッ…

 

ガ「おや麟君、食事はいいのかい?」

 

麟「ああ…ガルムさん。今は特に空腹状態ではないからね」

 

ガ「…何か悩み事でも?」

 

麟「んー…いや特には。ただ、今の俺ならなんでも出来るのかなって」

 

ガ「…どうしたんだい突然」

 

麟「いや…蜃気楼の鳥に蜃気楼鳥、巡行形態…まだまだ今の俺は成長出来るんじゃないかなって」

 

ガ「はははっ!そうだな、今の君ならなんでも出来るんじゃないかな?」

 

それなら…今試してみるだけだ。

 

麟「少し失礼、ガルムさん」

 

ガ「ん?」

 

ピトッ…

 

俺は、ガルムさんのおでこに自分のおでこを当てた。

 

ガ「おや…」

 

ザッザッザッ…

 

衣「ガルム様~貴方様も皆さんと一緒にお夕飯を…って何してるんですか麟さん!?」

 

ガ「はははっ。彼には彼なりの考えがあってこの行動をしているんだろう。好きにさせてやりなさい」

 

衣「あ、貴方様が良いと言うのなら…」

 

麟「…」 

 

俺はしばらくおでこを当て続けていた…。すると…

 

 

 

 

 

アオォォォォォォォンッ…

 

 

 

 

 

俺の頭の中に…気高き獣の遠吠えが聞こえてきた

 

麟「…見つけた」

 

ガ「見つけた…?」

 

衣「何が見つかったんですか?」

 

麟「新たなる覚醒を…な」 ザッザッ…

・少し移動

 

ガ・衣「「???」」

 

 

 

麟「…!」 キッ…‼

 

 

 

 

 

Japanese Wolf‼

 

 

カッ‼ キィィィィィィィン…!!!!!

 

 

 

麟が守矢神社で見せた時と同じように輝きだした。

 

衣「ま、眩しい…!」

 

ガ「な、何が起こるというのだ?!」

 

~屋台付近~

 

魔「んあ?麟の奴が面白そうなことをしてるぞ!」

 

皆『ん?』

 

魔理沙の一言で皆が彼に注目し出した。

 

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

Standing by

 

 

 

ガ「なんと神々しい光に…そして力だ」

 

衣「いったい…何が出て来るのでしょうか…?」

 

 

 

 

 

闇を切り裂き、光を齎せ…  Awakening(覚醒)

 

 

 

 

パキパキパキ…

 

 

 

 

ゆっくりと球体にヒビが入り始めていた

 

 

ガ「来るぞ…!」

 

衣「…ゴクリ」

 

 

 

パキンッ…

 

 

 

球体が完全に割れ…中から現れたのは…

 

 

衣「なっ…!?」

 

ガ「あれは…!?」

 

 

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

 

アオォォォォォォォォンッ!!!

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

オルトロスバルカン!

 

 

 

 

『『ビースト覚醒!!』』

 

 

Awakening the instinct of two beasts long lost.

 

「「長きに渡り失われていた2匹の獣が本能を呼び覚ます」」

 

 

 

創造主ガルムに酷似した姿に変身した麟の姿であった。

 

麟『こいつは〖疾走形態〗ってとこだな…。これで俺は空も地上も最速!名前は…〖オルトロス〗だ!!』

 

ガ「まるで我に瓜二つ…」

 

衣「本当に貴方は人間なのですか…?その力は神獣そのものですよ!?」

 

ザッザッ…!!

 

皆『えええええっ!?何その姿はぁっ!?』

 

遅れてやって来た皆も麟の姿を見て、驚きを隠せない様子。

 

さ「…ペットに」

 

お燐「落ち着いてくださいさとり様、あれはお兄さんですよ」

 

椛「…!!///」 ドキーンッ‼

 

はたて「椛?顔が赤いけど、どうしたの?」

 

椛「へ…!?///い、いえなんでも…///」

 

文「…」

(もしかしてあの姿の麟さんに惚れたとか…?まさかね…)

 

霊「また訳の分からない事に…」

 

紫「もふもふしたいわね!」

 

早「あとでもふもふさせてもらいます!」

 

数名、麟に対して変な感情を抱いているご様子。

 

 

 

 

麟『…これで俺はまだまだ強くなれる。でも、どうしてこんな事が出来るのかは…俺にも分からないんだよな…』

 

 

 

彼はさらなる力を習得出来たのは素直に喜んでいた。…しかし、それと同時に不安も覚え始めていたのだ。

 

「どうして人間であるはずの俺がここまでの事が出来るのか」…と

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