天子とおでかけ
宴が終わってから1週間程経過した。俺と霊夢と天子は特に何事も無い平和な1週間を過ごしていた。
麟「あ、そうだ。1週間のんびりしてたけど、そろそろ天子を案内しないとな」
霊・天「「案内?」」
麟「ほら人里にはチラホラ行ったけど、紅魔館とかその他諸々は案内してなかったろ?いい機会だから案内しようかなって」
霊「ほんと、お人好しね貴方は」
天「それは…1日で周り終わるのか?」
麟「無理だろうな。だからその都度泊めてもらいながら案内でもしていこうかなって。霊夢はどうする?」
霊「私はパス、神社でのんびり過ごしてるわ」
まぁ、霊夢はこういうのは苦手というか嫌いだものね。
麟「そっか、んじゃ行きますか?天子」
天「おお!なんか凄くワクワクしてきたぞ!」
麟「時間は…11時過ぎか、人里でお昼ご飯食べながら案内するよ」
天「やったー!」
霊「まるで子供みたいね…」
言ってやるな、天人からしてみれば天子は十分子供くらいの年齢みたいなものなんだから。
~準備完了~
麟「それじゃ霊夢、行ってくるね〜?」
天「行ってきマース!」
霊「気をつけるのよ〜」 フリフリ
さぁ、のんびりと天子の幻想郷観光と行こうじゃねぇか!!
~人里~
ワイワイ ガヤガヤ
スタスタスタ
天「相変わらず人里は賑やかだな」
麟「それが人里の良さだよ。たまーに人間を驚かそうとする妖怪とかが居るらしいけど、基本的には妖怪も人里の皆も結構仲良しだよ?」
天「鬼とかはどうなんだ?」
麟「うーん…慣れてる人達は平気だけど、大半は怯えて逃げるかな?」
天「まぁそんなものか」
『おや、麟ちゃんじゃないか』
突然、八百屋のおばあちゃんに話しかけられた。
麟「おっ、おばあちゃん元気〜?」
天「麟の知り合いか?」
麟「よくここの野菜を買ってるのよ」
『あらまぁ…べっぴんさんじゃないか、ここら辺では見ない顔だねぇ。麟ちゃんの彼女さんかい?』
天「かかかかか、彼女!?///彼女だなんてそんな…///」 ハワワ♡
麟「彼女じゃないよ。この子は友達の比那名居天子だよ」
天「あ…うん…知ってた」 ショボーン
『あらまぁ、お似合いだと私は思うのだけどねぇ?えっと…天子ちゃんだったかい?麟ちゃんは凄く優しい子だから困ったらすぐ手を借りるといいよぉ?』
天「もちろん!困ったらすぐ助けを求めるわ!」 ドヤァ!
誇らしげに言う事では無いぞ天子。
『おっ、麟じゃねぇか!今日もなんか野菜買ってくか?』
おっと、おばあちゃんの旦那様まで来たぞ。
麟「悪いねぇ、今日は買い物じゃなくてこの子を案内してる最中なんだよ。幻想郷をあまり知らないからね」
『んだよお前!?随分と可愛い女の子を落としたんだな!?』
麟「違う違う!?ただの友達だからね?!」
『男は度胸!当たって砕けろだ!俺もそうやってこいつと出会ったんだからな!』 バンバンッ!
・自信満々に胸を叩く
天「へぇ…恋愛ってそういうものなのか?」
麟「参考にすんなすんな…逆に参考にして玉砕するぞ。んじゃそろそろ昼飯食べに行くからここら辺で。また来るね?」
『いつでも待ってるよぉ』 『いつでも来い!そん時は新鮮な野菜をくれてやるからな!』
麟「ありがとうね〜!」 スタスタスタ
その後も、今まで世話になってきたお店の店主達と出会ってはちょっとした雑談をし続けていた。
スタスタスタ
天「麟って結構人里の人に人気があるのか?」
麟「さぁ?そこら辺は知らないけど?」
タッタッタッタッ
橙「麟さ〜ん!」
天・麟「「ん?」」
ズザーッ!!
橙「お久しぶりですね!」 チェェェェェェェン!!
お、可愛い猫さん登場!
麟「そこまで経ってないと思うけど…久しぶり橙」
天「ん?この化け猫は?」
橙「化け猫とは失礼な!」 プンスカ
麟「この子は橙。八雲紫の式の八雲藍の式だよ」
天「うぇ…?式の式…って事?」
麟「そんなとこ」
天(分かりにくいなぁ…それ)
タッタッタッタッ
藍「こらー橙!勝手に走り出すから何事かと思ったじゃないか!」
橙「あ、藍しゃま!」
藍「ん?おお、麟と天子じゃないか。ここで何を?」
今度は国をひっくり返したとまで言われている九尾、八雲藍の登場だ!
麟「この九尾がさっき説明した八雲紫の式、八雲藍だよ」
天「は、初めまして。比那名居天子です」
藍「ああ、お前の事は聞いているよ。なんでも紫様と麟を本気で怒らせたとか」
麟「あー…そっちか」
紫さん…一体藍さんになんて説明したんだろうか…?
藍「それで?お前達2人は人里で何を?」
麟「んーと、幻想郷を案内しようと思って案内し始めたのと昼飯を食おうかなって」
藍「そういえばもうそんな時間か…すっかり忘れていたよ」
麟(ピコーンッ!)
あ、そうだ!いい事思いついたぜ!
麟「よかったら藍さんも食いに行く?昼飯」
藍「え…いいのか?せっかく天子を案内しているんだろう?」
麟「ちょうど昼飯にしようと思ってたから良いかなって?それに…きつねうどんといなり寿司…食べたいでしょ?」
藍「(ピクッ)ふっ…そういえばそんな約束をしていたな。お主も悪よのう…」
悪代官様かよ。
麟「よし決まり!んじゃ早速美味い店に直行ー!」
橙・天「「おーっ!!」」
藍「ワクワク…!」
というわけで案内は一旦ストップして、昼飯を食べる事にした。