~魔理沙の家~
コンコンッ
魔「ん?ちょいと待ってくれ~」 タタタタッ
ガチャッ
麟「おっす~」
天「どうも」
魔「おお?麟に天子、どうしたんだ急に私の家に来て」
麟「えっとね…」
~少年、説明中~
魔「つまり、幻想郷を案内していると絶対にこんな夕暮れになるのを予測していた。だからその都度誰かの家に泊めてもらおうと思っていたと?」
麟「そゆこと」
魔「別に構わないぜ?」
やった!話が早くて助かる!」
天「お邪魔しま~す」
麟「おっじゃま~。…おお!魔理沙のくせに部屋が綺麗だ!」
魔「くせにとはなんだ、くせにとは!」
だって毎回"汚"部屋だったし?そう思うだろ誰でも。
天「はぇ~、色んな本を持ってるんだな…。(ペラッ)…全く分からん」
魔「そりゃ天子には無理だろ、そういう系の魔法は」
麟「そうか?勉強すればいけるでしょ?」
天「勉強なんてまっぴらごめんだ!」
うん。こいつには魔法のお勉強は無理だね。
魔「そういや2人共、晩飯は?」
麟「あ、まだだわ」
天「(グゥ~)お腹すいた…」
魔「う~む…キノコしかないしなぁ…」
麟「あ!さっきまで魚釣りしてたから何匹かニジマスがあるよ!」
魔「おっ!それじゃあそいつも使ってなんか作ろう!」
天「わ~い!」
麟・魔
(子供みてぇ…)
てことで晩飯の用意開始!
麟「さてと…」 キラッ
・包丁装備
シュババババババババババババッ‼
魔「す、すげぇ…!」
麟の奴、ニジマスのハラワタと内臓を素早く取り除いて尚且つ食べやすいサイズに切り分けている…!物凄く鮮やかな手さばきだ…ほれぼれしちまうぜ…。
天「なあ魔理沙、麟ってなんでも出来るのか?」
魔「ん?そうだな…基本的には家事、炊事、その他諸々も出来る奴って感じだな…」
麟「そうでもないよ。裁縫とか苦手だし?」 カカカカカカカカカカカカカカッ‼
・キノコと野菜を素早く切る
天「や、野菜をあんなに素早く切っている…」
魔「なあ麟、私と結婚して専業主夫になってくれよ」
天「はぁ!?」
麟「お前…家事全般をしたくないだけだろ!?」 パッパッパッ
天「ほぉ…?」
切ったニジマスに小麦粉と塩コショウをかける麟。何を作る気だろうか?
魔「ん?なんで小麦粉に塩コショウも?何を作る気だ?」
麟「ニジマスのムニエル、キノコと野菜のバター焼きを添えて。あとはキノコと野菜のスープ?」
天「へぇ…また知らない料理だ」
魔「お前って凝った料理も作れるのか…」
麟「男たるもの、料理も出来てナンボ」
ジュウウウウウウウウ…
・ニジマスをバターで焼く
魔・天「「いい匂い~…」」
コトコト…
麟「(チュルッ)うん、スープもいい感じ。てか、魔理沙もこんなに調味料とか持ってるんだったらちゃんと使ってやれよ!?もったいないぞ!?」
魔「あ~…つい忘れるんだよな…。いつもキノコの丸焼きとかしか食わないし…」
魔理沙の食生活が怖くなってきた…。そのうち偏食が始まりそうで怖いな?
天「私も味見したい!」
麟「ちょっとだけね?はい」
そう天子がせがむので、味見程度量のスープを天子に渡した。
天「(チュルッ)…んん!美味しい!」
魔「あーっ!?ズルいぞ天子!私にも寄越せ!?」
天「やだね~!」
魔「こんにゃろう!?」
麟「もう出来るから我慢せい!!」
少しだけドタバタしたが…無事完成だ!
ブワァァァァ…‼
俺が作った料理はニジマスのムニエルと付け合わせのソテー。そしてキノコと野菜のコンソメスープだ。
魔「食うぞ!待ちきれねぇ!」
天「いただきます!!!」
麟「はやっ!!?」
ガツガツモグモグ‼
魔「はわ~…このジューシーなムニエルにほくほく野菜ソテー…。キノコもいい味してんなぁ…」
天「(ズズズッ…)このスープに野菜とキノコの出汁が染み出てて美味しいわぁ…」
どうやらかなりの好評で。
麟「我ながら上手く出来たようだな…」 モグモグ
魔「やっぱ私の専業主夫に…」
天「いいや私のだ!」
魔・天「「ぐぬぬぬうう…!」」 バチバチ‼
麟「はぁ…」
飯の時くらい静かに食わせてほしいものだ…。