蘇「この度はうちのバカが本当にすいませんでした」 グイーッ
布「と、屠自古!?痛いのじゃ!!もう少し優しく…!」 グググッ…
麟「…(汗)」
布都の頭を地面に押し付けるかのごとく抑えている女性は〖
蘇「黙れ、お前のせいでこれ以上の面倒事は御免だ!」 グググッ…!!
布「あだだだだだ…!!」
…今はすっかり仲良しに見えるけど。
天「麟、そろそろお暇するか?」
麟「ちょっと待ってね…気になる事があるから」
天「気になる事?」
麟「太子、貴女の能力を聞かせてくれないか?」
耳「いきなりですね?〖私の能力は10人の会話を同時に聞ける程度〗の能力です。それが?」
天「なんか凄いんだか微妙なんだか分からんな…」
麟「うーん…」
10人の会話を同時に清聴…どこかで聞いた事あるような…。
天「そんなにあいつの能力が気になるか?」
麟「そういう意味じゃ…。あ…思い出した!お前、聖徳太子…いや聖徳王か!?」
耳「おお!昔の私をご存知で!?」
麟「いや…似たような偉人を知ってるだけだよ。まさか1400年以上前の人が蘇るとはな…恐ろしい話だ」
天「???」
恐らく…豊聡耳は聖徳太子の生まれ変わりなのだろうか?でもあの人は実在していたかすら怪しまれていると香霖堂の新聞で読んだ気がする…。
麟「まっ…そんな事はどうでもいいや。そこまで重要じゃないし」
耳「是非、神霊廟へ入信をしてみませんか!?」
麟「お断りします(ズバッ)。俺は博麗神社の居候なんで」
布「なっ…!?さっきは命蓮寺に入信したと言っていたではないか!?」
麟「そうでも言っとかないと話がややこしくなると思って話に乗っただけだ。太子、屠自古さん、聖さん、また会えたら会いましょう。もっと貴女達の事を知りたいので」
耳「屠自古…これが世に言うナンパというやつですか!?」
蘇「ぜってーに違うから安心しろ。ただ私達に興味が湧いただけだろ」
聖「私の話を聞いたところで面白くありませんよ♪」
さてと、そろそろ博麗神社に帰りましょう。大体案内しておきたい所は案内し終えたからね。
麟「天子、地面を疾走するか空を飛ぶか、どちらか選んで」
天「うーむ…さっきは空だったから次は地面で!」
麟「かしこまっ!☆」 スタスタ
4人『???』
『『ビースト覚醒!!』』 カッ!!
布「ぎゃあっ!!目がぁぁぁっ!!!」 チカチカ
聖「なんですか急に…!?」
蘇「あ!?な、なんだこのオーラは…まるで…」
耳「神に等しい力…!?」
アオォォォォォォォォォォォンッ!!
疾走形態へ変身
ぬ「な、何あれ!?」
ナ「毘沙門天様…じゃないですよね?」
星「あの方と同等…?」
響「あ、あの姿は見た事ある!」
水「へ!?そうなの!?」
雲「ますますあの人が気になる…」
傘「あわわわ…あの時殺されなくて良かった…」
布「なんじゃ、犬っころか」
蘇「んなわけねぇだろ!?あれは神獣だよ!」
耳「跪くべきでしょうか…?」
聖「い、一応しておきましょう…」
皆(ペコーッ)
麟『え…?皆、何してんの』
何故か皆が俺に対して跪いている…どゆこと?
耳「どこぞの神と知らずに無礼な態度を…お許しを!」
麟『いや、別に俺は神様でもなんでもないよ』
聖「で、ではその溢れんばかりの神力はなんですか!?」
麟『さぁね、色んな異変を経験してこの力を身につけたから。天子、乗りな』
天「おうよ!(ポフンッ!)ふかふかぁ♪」
麟『それでは皆様…またお会いしましょう!ダスヴィダーニャ!!』 ドウッ!! ダッ!!!
麟は勢いよく命蓮寺を飛び出し、その場を後にした。
ヒュゥゥゥゥゥゥゥン…
彼が去った後に微かな風が吹いた。
聖「…どうやら、とんでもない方と出会ってしまったようですね」
耳「彼を我が神霊廟のシンボルにすれば信者が集まるのでは?」
布「それはいい案です太子様!」
蘇「はぁ…この馬鹿共は…」 ヤレヤレ
~博麗神社~
霊「(ズズズ…)今日も平和ね」
魔「平和過ぎてつまんないけどな…」 グデー
霊夢と魔理沙は博麗神社で平和な毎日をぐ〜たらしながら過ごしていた。
ドドドドドドドドド…!!
遠くから地響きのような音が…
魔「…何か来る!」
霊「何かしら…」
その音を察知した2人は少し身構えた…が
ズザーッ!!
麟『到着だ!』 カッ!!
・人間形態へ戻る
天「うひゃーっ!!気持ちよかったぞ!」
どうやら疾走形態に変身していた麟の走る足音だったようだ。
霊「あら麟と天子、随分早かったのね?もう少しかかると思っていたのに」
魔「おかえりなんだぜ〜!」 ガバッ!!
麟「うぉ!?」
魔理沙がいきなり麟に飛びついた。
魔「あ〜…やっぱり落ち着くなぁ…」 ムギュウ
霊「ちょっと魔理沙、そこをどきなさい」
魔「だが断る…!」 キリッ
霊「天子、魔理沙を剥がすの手伝って」
天「おう!構わないぞ!」
ズン…ズン…ズン…
ゆっくりと麟と魔理沙の方へ歩みを進める2人。
麟「いぃっ!?ちょっとそろそろ離れろ魔理沙!」 ジタバタ
魔「それも断るぜ!」 ムギュウ
霊・天「「麟から離れろ〜!!!」」 ガオォォォォォッ!!
2人は思い切り魔理沙を引っ張り出した
魔「うわぁぁぁぁぁっ!?」 グイーッ!!
麟「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
…なんでいつも俺はこういう目にあうのでしょう?
それから数週間後、天界へ戻る事が許された天子は名残惜しそうに天界へと戻って行った。この数ヶ月ちょい、かなり楽しい毎日を送れたような気がする。
…あっ!?そういや冥界へ案内するのを忘れてた!!!
<解せぬ
※後付け設定
麟は定期的に香霖堂へ訪れ、外の世界の情報や歴史等を収集しています。(もちろん八雲紫の許可を得て)なんでも、自分が生きていた世界を忘れない為にとか…。