『お兄さん、かき氷ありがと~!』
『ありがとうございました』
麟「今度はちゃんと前を見て歩けよな~?」
美味すぎるかき氷を完食した後、天狗の親子と別れた俺達。
霊「さて、これからどうするの?」
麟「う~む…別に、もうここに用は無いから帰っても…」
文「…今回は本当にうちの上司がすいませんでした」 ペコリ
文はそう言うと深々と頭を下げて謝罪をしてくれた。
は「私からも…」 ペコリ
椛「わ、私も…!」 ペコリ
2人も、俺に対して深々と頭を下げて謝罪をしてくれた。
麟「本来は龍さんがするべき行為なんだよな…」
<お~い!
霊「ん?」
スタスタ
百「麟~!」
霊「…誰?」
なんかツルハシを持った野蛮そうな奴がこっちに…麟の知り合いかしら?
玉・千「「麟君~!」」
なんか増えた…しかももう2人は随分と服装がド派手ね?あの2人も知り合いなのかしら?
麟「百々世さん!それに魅須丸さんに千亦さんまで!どうしたの?」
百「仕事が終わったからお前に会おうかなって」
玉「貴方へのプレゼントが完成したわ!」
千「私もよ!」
麟「わざわざありがとう…。申し訳ないなぁ」
文「え、皆さんと知り合いなんですか?」
麟「えっと、今日知り合った」
は「出会って数時間しか経っていないのに随分と…」
椛「フランクというか…」
霊「麟からしてみればそれが平常運転よ」
文「そ、そうすか…。私達ですらあまりお会いしないのに…」
麟「あ、霊夢に紹介するよ、まずこちらが姫虫百々世さん。虹龍洞という洞窟で龍珠っていう不思議な力を持っている鉱石を採掘している現場監督兼採掘者ってとこかな?」
百「百々世だ!よろしくな!」
霊「霊夢よ、よろしく」
麟「次にこちら、天弓千亦さん。千亦さんはある市場を管理している神様で、市場と商売の神でもあるんだ」
千「千亦よ、貴女が博麗霊夢ね?会えて嬉しいわ」
霊「霊夢よ、商売の神様なのよね?どうやったら博麗神社が繫盛するかとか教えてくれないの?」
千「流石に神社の事は分からないかなぁ…」
霊「ちぇ~…」
露骨に残念な顔をするな。
麟「最後に、こちらが玉造魅須丸さん。本物の勾玉を制作する職人兼神様だよ」
玉「貴女が博麗霊夢ね!?会えて光栄だわ!!」 ガシッ ブンブン‼
霊「ど、どうも?えっと…どういう状況…?」
麟「この人は、かつて陰陽玉を制作した神様でね?霊夢が陰陽玉を使っていると言ったらこのテンションで…」
玉「まさか、まだ私の陰陽玉を使ったくれている者がいるだなんて思ってもみなかったわ!是非、見せてほしいわ!」
霊「(スッ…)ど、どうぞ?」
玉「(ガシッ ジーッ)…ふむふむ。こ、これは私が一番最初に制作した作品ね!」
霊「え!?そうなの!?」
意外な事実が判明したようだ。
玉「…懐かしいわね」
霊「私、母親の事…先代の巫女をあんまり知らないんだけど、どんな巫女だったの?」
麟「あと、なんで先代にその陰陽玉を託したのかも聞きたい」
玉「そうねぇ…先代は幻想郷のルールを常に重んじる巫女だったわね。でも、人間も妖怪も、賢者や神も彼女の優しさに惚れていたわね…懐かしいわぁ…。あ、それでこの陰陽玉を渡した理由は"この巫女なら使いこなせる"って直感で思ったからかしらね?昔の事だからあまり覚えていないけど」
霊「私の母親ってそんな人だったのね」
麟「その娘は今じゃ、ぐーたら巫女」
霊「やかましい!!」
皆『ぷっ、あははははははははっ!』
霊「んな!?な、何がそんなに面白いのよ~!!!?」
百「そういや、龍と典は?」
玉「そういえばいないわね?」
千「一緒じゃなかったの?」
麟「…」 クイクイッ
俺はある場所を指さした。
3人『ん?』
勇「めぐむぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」 ガオォォォォォォォォォッ‼
紫「てんまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 グオォォォォォォォォォォォォッ‼
藍「つかさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ‼
3人『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』
指をさした方向からは痛々しい叫び声と怒りの咆哮が聞こえて来た。
麟「…と、いうわけでありまして(汗)」
百「な、何があった…?(汗)」
千「龍…やらかしちゃったのね…」
玉「バカみたいな野望を持った結果よ」
霊「さて、そろそろ帰りましょう?麟が無事で良かったわ♪」
麟「そうだね、帰ろっか。…あーっ!ちょいと待って!」
霊「どうかしたの?」
麟「百々世さん!リン鉱石ってある!?」
百「あ?リンか…腐るほど取れてるが、それが何か?」
麟「リン鉱石ってのは…密度は1.852、融点は44.2℃!あと火薬もあればくれ、なんなら買い取るよ」
皆『はぁ?』
普通の人なら、俺が何を言っているかなんて分かるはずはない。…だが、"爆弾"の知識がある者ならどうだろうか?
百「リン鉱石…火薬…。…そうか!待ってろ、すぐに持ってくる!」 バビュゥン‼
千「わ、分かったの!?」
百「レッツディガップ!!」 ビュゥゥゥゥン!!
千「話を聞け~?!」
流石、彼女だけは分かってくれたようだ。
麟「さて、待っている間に何しましょう?」
千「あ、これを貴方にあげるわ!(ゴソゴソ)はいこれ!約束のカードよ!」
麟「あ、わざわざどうも」
千亦さんから貰ったカードには、〖不死鳥〗の絵柄が書かれていた。
千「名前はそのままかもだけど〖不死鳥の翼〗!どんな性能をしたカードかは分からないけど…貴方なら大丈夫でしょ!」
え、何そのお前なら試作品でも大丈夫、何とかなるよねみたいな発言。しかし…よりにもよって不死鳥か…使ったら不老不死とかにならないよね?
麟「大切にさせてもらうよ♪」 ニコッ
千「やだこの子の笑顔、純粋で眩しいわ」
玉「次は私よ!(ドンッ!!)「アギャーッス!?(ガシャーンッ!!)」あ、ごめん」
は「…本当に神様よね?」
霊「そうとは思えないわ…」
玉「はい♪貴方から預かっていた石を勾玉にしたわよ♪」
麟「わぁ…綺麗な勾玉になってる…!」
魅須丸はわざわざ俺の為に美しい勾玉を作ってくれた。綺麗な青色の美しい勾玉だ…。
玉「身に着けている限り、貴方の周りは常に酸素を巡回するようになるわ」
麟「水中とかでも?」
玉「もちろん!」
やったぜ!これで活動の幅がさらに広げられるぞ!
麟「ありがとう♪」 ニコッ
玉「(ズキューンッ♡)か、可愛い…」
霊(…私は何を見せられているんだ?)
ドドドドドドドドドドドドド!!
椛「あ、百々世様が帰って来ましたよ」
文「…物凄い地響きなんですが?」
百「うおらぁぁぁぁぁっ!!!」 ズザザザァァァァッ‼
皆『アギャーッス!!!?』
百々世さんのせいで凄まじい砂埃が!
百「あ、すまん」
玉・千「「何してくれてんのよ!!!」」
百「持ってきたぞ~」 ドサッ
麟「わぁ~い!」
玉・千「「無視すんなぁ!」」
仲良しかよ
麟「(ゴソゴソ)うん!こいつがあれば…」
百「何に使うかは知らないが…」
ニヤァ
麟・百「「レッツディガップ!!」」
文「…は?」
こっちも仲良しさんですかい。
麟「全部でいくら?」
百「はははっ!金なんか要らねーよ!全部持っていきな!」
麟「いいの!?」
百「お前と俺の仲だ!」
麟「ありがとさん!」
こいつがあれば…ふふふふふっ♪
霊「…そろそろ帰りましょ?」
麟「おっ、そうだね。皆、短い間だったけど世話になったよ!ありがとう!」
百「またいつでも来いよ!そん時はもっとド派手にいこうぜ!」
玉「今度、改良した陰陽玉を博麗神社へ渡しに行くわ♪」
千「良いカードが出来たら最初に渡すわ!」
文「この度は本当にうちの上司がすいません。今後とも私の新聞をごひいきに」
は「いつでも遊びに来てよ♪」
椛「こ、今度、博麗神社に伺います!」
麟「またな~!」
そうして、2日間の騒動はゆっくりと閉幕するのであった。
~帰り道~
ザッザッ…
霊「~♪」 ギュー♡
霊夢がずっと腕に抱き着いているからとても歩きにくい…。
麟「ちょっと…歩きにくいんですが?」
霊「いいじゃない?貴方が無事かどうかずっと心配だったんだから」
麟「ご迷惑をおかけしました…」
霊「ふふ♪今日の晩御飯を作ってくれたら許すわ?」
麟「なんなりと♪」
霊夢を心配させてしまったお詫びに晩飯を作る事になった俺。
お詫びの印として晩飯にかなり大きめのハンバーグを作ってやったら、霊夢はとても満足そうにハンバーグを完食してくれた。
リン鉱石元ネタは、エクスペンダブルズ2の洞窟シーン