華月麟の幻想記   作:華月麟

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調査開始

麟「さて…まずはどこから調査する?」

 

霊「…もう四季がぐちゃぐちゃ過ぎて今の季節、春夏秋冬のどれが正解なのかさっぱり分からないんだけど」

 

そりゃそうだ、この前までは夏…?いや、かき氷が美味い季節だったから夏が正解なのかな?本来は幻想郷には夏が訪れているはずなのに、博麗神社では春が訪れている…。どこから手をつけたものか…。

 

麟「博麗神社とか人里では特に異変は無かったんだよな?だったら…とりあえず夏の方へ行くとするか」

 

霊「分かったわ、とりあえず準備するから待ってて。…覗いちゃダメよ?」

 

麟「覗くわけねーだろ…」

 

それはフリなんでしょうか?…まぁ霊夢に欲情するほど俺も腐ってはいないが。

 

~準備完了!~

 

霊「準備完了!行くわよ!」

 

麟「おう!」

 

ビュンッ!!!

 

俺達は、まず紅魔館の方に調査へと向かった。

 

 

 

~霧の湖~

 

ギュアァァーン…!!

 

スタッ

 

霊「とりあえず着いたわね」

 

麟「だな」

 

目的地である霧の湖へ到着したのだが…

 

ミーンミンミンミンミンミンミーン!!!

 

霊・麟「「…あっちぃぃぃぃぃっ!?」」

 

暑すぎる!!霧の湖は真夏の季節到来か!!

 

霊「あ、暑すぎるわ…」 グデー

 

麟「こうも暑いなんて、これも異変の影響…なのか?」

 

<おーい!

 

霊「あら?」

 

遠くから聞き覚えのある声が

 

ヒューンッ! シュタッ!

 

チ「あたい参上!」 バーン!

 

おや、この暑い場所では取り合いになりそうなチルノが現れた!…なんだろう

 

麟「お前…随分こんがり焼けてんな!?」

 

チ「そうか?」

 

だいぶ真っ黒に焼けてますよ!?

 

<チルノちゃーん!

 

霊「あ、また聞き覚えのある声」

 

ヒューンッ!

 

大「もー!勝手に移動しないでよ!…あ!霊夢さんに麟さん、おはようございます!」

 

今度は大妖精が現れた、いつものコンビが揃ったぞ。

 

麟「大妖精、早速聞きたい事があるんだが…いいか?」

 

大「な、なんでしょうか…?」

 

霊「霧の湖と紅魔館付近の季節はいつの間にか夏に変わっていた?それともずっと夏だった?」

 

大「え…?!…えーと…確かずっと夏だったような気がしますね。でも、なんで急にそんな質問を?」

 

麟「博麗神社は今、春が訪れているんだ。にとりによると妖怪の山は秋、魔法の森は冬の季節が訪れているんだ」

 

大「えーっ!?」

 

そりゃ驚くのも無理は無いよな。

 

チ「なら魔法の森に行けばあたいはさいきょー!」

 

霊「はいはい…あんたは確かに冬のエリアなら最強ね」

 

チ「だろー!」

 

霊夢、流石だ…!チルノの扱い方に慣れた手つきで接している!

 

麟「しかし…何が原因なのか分からないから、調査したいんだが…どうする?」

 

霊「調査に持ってこいのナニかがあれば良いのに…」

 

さて…また俺達は立ち往生してるぞ…。

 

?「あっはっはっはっはっ!!力が漲る…!この力で思う存分暴れちゃおーっと!!!」

 

4人『!?』

 

今度は聞き慣れない声が湖から聞こえてきた。

 

霊「誰!?」

 

振り向くと

 

フワフワ

 

麟「…アゲハ蝶?」

 

ミニスカワンピース姿のアゲハ蝶妖精がふわふわと浮かんでいた。

 

エ「私の名前は〖エタニティラルバ〗!力が無限に湧いてくる!私と戦え!」

 

チ「あ、ラルバだ」

 

麟「あのアゲハ蝶と知り合い?」

 

大「いえ、知り合いというほどでは無いです。…でも不思議ですね、ラルバちゃんは『霧の湖は太陽光が入りにく過ぎ!』っていつも言っていて、普段は太陽の畑で生活しているんです」

 

麟「なんでそんな奴がここまで?」

 

霊「答えは簡単よ、この四季異変の影響と断言出来るわ」

 

麟「あぁ、そうか」

 

四季異変のおかげで普段より強い日差しが差しているからラルバという妖精も活動しやすいのか。

 

エ「私と勝負だ!」 ギュアァァーン!!

 

ラルバがこちらに突撃してきた。

 

大「ラルバちゃんやめて!?」

 

エ「あはははははははっ!!」 ギュゥゥゥゥンッ!!

 

ラルバは大妖精の静止を無視して構わず突撃してくる。

 

麟「…理性を失っているのか?」

 

チ「くっらえー!パーフェクトフリーズ!!」 ビュゥウゥゥゥゥウゥゥッ!!

 

麟「おいおい!?」

 

チルノが躊躇うことなくスペルを発動した。

 

エ「ぎゃーっ!!?」 カチーンッ!!

 

麟「え?」

 

霊「あ…」

 

大「うっそぉ…」

 

チ「あたいさいきょー!!」

 

ラルバがカチコチに凍ってしまった。

 

麟「…まぁ、なるようになれってやつだ!」 ビッ!

・瞬間移動

 

霊「麟!?」

 

エ(カチコチーン)

 

ビッ!

 

麟「悪く思うな!」 ドゴォッ!!

 

バキーンッ!!

 

エ「ぎゃぁぁっ!!」 ヒュゥゥゥンッ…

 

ダァァァァンッ…!!

 

俺は氷をかち割ると同時にラルバを地面に叩き落とした。

 

麟「(スタッ)よし」

 

霊「あんたねぇ…やるじゃない!」 キラキラ

 

大「霊夢さん!?」

 

麟「…えぇ?」

 

絶対に相手すんのがめんどくさいと思ってたんだろうなぁこいつ。

 

エ「(ムクリ)こんのぉ…」

 

ラルバが立ち上がった、なかなか強めに叩き落としたはずなのに、まだ立ち上がれるのか!?

 

霊「やはりね…。この四季異変の影響があの妖精にまで及んでいるわ!」

 

麟「…だろうな!」

 

エ「力はまだまだ湧き上がっている…この力でお前達を…!」

 

麟・霊(ザッ…)

・身構える

 

ラルバが俺達と戦おうとした次の瞬間

 

ガチャッ グイッ!!

 

エ「えっ…!?うわぁぁぁぁっ!!!?」 ヒュゥゥゥンッ…

 

4人『!?』

 

バタンッ…

 

ヒュゥゥゥ…

 

突然、ラルバの背後から現れた扉?のような物に彼女は吸い込まれ、姿を消した…。後に残ったのは静かに吹いた風のみ…

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