華月麟の幻想記   作:華月麟

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山姥

~山小屋~

 

グツグツ

 

?「さぁさぁ、どうぞゆっくりしてくんろ♪」

 

麟「あ、どうも」 ストンッ

 

霊「あんたねぇ…よく、見ず知らずの相手の家でくつろげるわね?」

 

魔「(ストンッ)ふぃ~疲れたぁ」

 

文「魔理沙さんもだいぶ度胸がありますね…」

 

咲「さっき麟が殺されかけたっていうのに…」

 

山姥に気に入られた麟。山姥が突然、麟を連れ去ろうとするから後を追ったら山姥の住んでいるであろう山小屋で私達はもてなしを受けている。

 

麟「あ、失礼ですが…貴女のお名前を聞いてもいいですかね?」

 

ネ「ん?うちの名前かぁ?うちは坂田ネムノだべ、よろしくなぁ」

 

霊「一応私達も…まず私からね。博麗霊夢よ」

 

魔「次に私だな!私は霧雨魔理沙!」

 

文「射命丸文です!」

 

咲「十六夜咲夜です、お見知りおきを」

 

麟「華月麟です」

 

とりあえず、自己紹介は済んだな。

 

ネ「そうかそうか、皆よろしくなぁ。ほれ、あったかいお茶でも飲むといいべ」

 

ホカホカァ

 

そう言うと、ネムノさんは温かいお茶を人数分用意してくれた。

 

5人『いただきま~す』 ズズズッ…

 

ネ「あったまるべ?」

 

5人『ほわぁ…///ポカポカァ…///』

 

あったけぇ…自分達はまったく気付いていなかったが、身体は相当冷え切っていたようだ。沁みるぅ~…。

 

ネ「可愛いなぁおめぇら。…で?何しにこんな山奥まで来たんだべか?」

 

麟「(ズズズッ)あ、忘れてたわ…実はですね」

 

~説明中~

 

ネ「あ、今は本来であれば夏の季節なんだべか?!普段は山の中に籠りっぱなしだから全然知らなかったべ…。たまには麓まで降りてみるのもありだべなぁ…」

 

文「こちらもいきなり貴女の縄張りに侵入者してしまい申し訳ありません…」

 

霊「おかげで坂田さんに傷を負わせる寸前だったわね」

 

麟「悪かったって…」

 

確かにあのまま進まなきゃネムノさんをぶん投げる事も無かったな…。やっちまったなぁ!

 

ネ「気にすんな気にすんな♪おかげでおめぇらに会えたから文句はないべ!それに…強い男にも会えたしなぁ?」 ジーッ♡

 

麟「(ズズズッ…)ん?なんですかネムノさん?」

 

ネ「今日はうちに泊まってくか?♡」

 

麟「あ、いいんですか?」

 

4人『ぶーっ!?』

 

麟「うおっ!?」

 

だから汚ねぇな!?人前で吹き出すな!

 

4人『ケホッケホッ…』

 

ネ「…なーにやってんべ」

 

4人(バンッ!!)

 

麟「!?」

 

霊「あんた…まさかここに泊まる気!?」

 

文「まだ異変解決すらしていないのに!?」

 

魔「さっき殺されかけたのに!?」

 

咲「出会ってまだ数分しか経ってないのに!?」

 

麟「え、ダメなの?」

 

4人『正気か!?』

 

だって、泊めてくれるって言うから…?ご厚意を無下にしたくもないじゃん?でも…4人がそんなに言うなら…

 

麟「…じゃあ、異変解決したら改めてお邪魔しようかな?」

 

霊「ええ…せめてそうしなさい…」

 

ネ「別にうちは今でも全然構わんべ?」

 

文・咲

「「お気持ちだけ受け取らせていただきます!」」

 

魔「私達は異変解決の情報集めに忙しいんでな!」

 

ネ「そうかぁ…んじゃ麟、異変解決とやらが終わったらまた来るといいべ!そん時は一緒に山菜取りやら魚釣りにでも行こうべや」

 

麟「は~い!」

 

お、おっかさん…!

 

霊「あ、坂田さんに質問があるんだけど…」

 

ネ「なんだべ?」

 

霊「ここ最近で、妖怪の山が秋めいて来る最中に誰か不審な人物とか見た?」

 

ネ「不審者かぁ…?う~む…あ、確かにここ最近うちに変な奴が来たべ」

 

文「本当ですか!?是非、詳しいお話を聞かせてください!」

 

ネ「あんまり記憶に留めていなかったからうろ覚えだが…『貴女も秘神様の下に付きませんか?もし付いてくれたら、後ろで私が踊って生命力を引き出させてあげます!』なんて訳の分からん狂言を言ってきた変人が来たべよ」

 

麟「…(汗)」

 

その感じだと、本当に変人が来たっぽいな…。

 

咲「後ろで踊るだけで生命力を引き上げ…?そんな事出来る人物なんていたかしら?」

 

魔「聞いた事ないな?」

 

麟「聞いた事も見た事もあったらすぐに俺達が反応してるっつーの」

 

霊「それもそうね」

 

ネ「何回も断ったんだがしつこくてな、あんまりにもしつこいし胡散臭いからそいつに『今すぐここから去らんとこの鉈の錆にしてくれるべ!』って脅したら怯えながら逃げていったべ」

 

わお、なんて物騒なんでしょう。

 

文「ふむふむ…(カキカキ)その人物の特徴は覚えていませんか!?」

 

ネ「特徴かぁ?確か…髪の色は海松色で風折烏帽子をかぶって、左手に竹を持っていたべ」

 

麟「…は?(汗)」

 

ますます変人っぽい見た目だな?竹を所持って…。

 

文「(カキカキ)他にはありますか?」

 

ネ「悪いなぁ…うちが覚えてる事はこれだけだべ…」

 

文「いえいえ!少しでも情報が手に入っただけでも十分に進展ありですよ!ご協力ありがとうございました!」

 

こういう時の文って凄く頼りになるなぁ、まさにジャーナリストって感じ。

 

咲「初めて貴女を見直したわ、文」

 

文「えへへ♪(テレテレ)それほどでも…って、初めてってどういうことですか!?」

 

魔「日頃の行いだろ?」

 

文「(ガーンッ!!)私が普段から迷惑をかけてるみたいじゃないですか!」

 

4人『いや、大正解だろ』

 

文「うわぁ~ん!!?」

 

<アーデモネー!! コーデモネー!!

 

ネ(やっぱり可愛いべなぁこいつらは…)

 

 

 

~数時間後~

 

霊「よし!手に入れられるだけの情報は入手したし、帰りましょう!」

 

魔・文「「おーっ!」」

 

咲「そうね」

 

これ以上ネムノさんの家に居ても特に進展は無いので、そろそろお暇する事にした。

 

麟「んじゃ、俺達はここら辺でお暇します。今日はありがとうございました」

 

ネ「きーつけて帰るんだべ、山道は何が起きるか予想はつけられんからな」

 

麟「はい!あと、異変解決したらまた来ますんで♪」

 

ネ「楽しみにしてるべ♪」

 

霊「あと、異変解決したら博麗神社で宴会をすると思うから来てくれても嬉しいわ」

 

ネ「ふむ…たまには山を下りるのもありだべ…。分かった、異変解決したら呼んでくれだべ!」

 

霊「ええ♪」

 

麟「んじゃ帰りますか!」

 

 

「「ビースト覚醒!!」」 カッ!!

 

 

ネ「うお!?急になんだべか!?」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

アオォォォォォォォォンッ!!

 

オルトロスバルカン!!

 

 

魔「おお!久しぶりだな!!」

 

 

Awakening the instinct of two beasts long lost.

 

 

麟『ガルルルル…』

 

ネ「へ!?お、おめぇ…本当は狼だったんだべか!?」

 

文「これが違うんですよ。彼は神獣に変身する事が出来るんですよ」

 

ネ「神獣に変身!?わやじゃわやじゃ…随分と面白い人間だべ」

 

麟『早く背中に乗れ、かっ飛ばすぞ』

 

魔「(ストンッ)ふわふわ…」

 

霊「(ストンッ)もこもこ…」

 

咲「(ストンッ)もふもふ…」

 

文「(ストンッ)サラサラ…」

 

4人『最高~♪』 フニャフニャ

 

4人は俺の背中に乗ると、俺の毛を触って骨抜き状態に。

 

ネ「おめぇは面白れぇ人間だべ!今度の宴会でもっとおめぇと話がしたいべ!」

 

 

麟『宴会でまた会いましょう!それでは!』 ドウッ!! バビュゥゥゥゥゥゥゥン!!

 

4人『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!!?』

 

 

ネ「きーつけてなぁ~♪」

 

ネムノさんの縄張りを後にし、全速力で博麗神社へと向かった。

 

 

 

~博麗神社~

 

ドウッ!!

 

麟『到着だぁ!!』 ズザザザァァァァッ!!

 

ドサッ!!

 

4人(ピヨピヨ…)

 

あ、全員のびちゃってる…。

 

?「あ!おかえりなさい!!」

 

麟「(カッ‼)ん…誰だお前?」

 

 

博麗神社へ戻った矢先、知らない奴から突然出迎えられた。

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