華月麟の幻想記   作:華月麟

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首謀者の元へ

~10分後~

 

首謀者自らのお誘い手紙、もちろんその誘いに乗らないはずもなく俺達は今出来る最高の戦闘準備を完了させた。

 

ザッ!!

 

麟「準備は全員完了したか!?」

 

霊「私は攻防一体ってとこ?ありったけのお札に封魔針、それと陰陽玉にお祓い棒。とりあえずはこんな所ね?」

 

霊夢は霊夢らしい装備だな。

 

魔「私はとりあえず火力!整備を済ませた八卦炉に大量のマジックミサイル!これで完璧だぜ!」

 

魔理沙は…まぁいつも通りか。

 

文「私はいつも通り、ヤツデの葉団扇にカメラです!」

 

麟「…カメラは意味あるのか?」

 

文「ふふん♪私のカメラに撮影されると相手は精神的ダメージを受けるというなんとも不思議なカメラなのです!」

 

麟「…マジかぁ」

 

地味に陰湿な機能付きカメラだな。

 

咲「私は今まで研いできたナイフに、絶対に外せない懐中時計よ」

 

おお…見事なまでに磨かれた美しいナイフだ!切れ味はさぞ抜群と言ったところか?…しかし

 

麟「…遠距離系は少ないな」

 

咲「私はどちらかというと時止めを利用した変則的な攻撃が主体だから」

 

まぁ…そういえばそうか…な?

 

咲「そういう貴方は大丈夫なのかしら?」

 

麟「俺は大丈夫だぜ!」 ジャキン!!

 

咲夜に心配されたので、クジャクとバタフライを取り出した。

 

文「あややっ!新しい武器ですか!?」

 

麟「きっとこいつらは今回の異変で活躍するはずだ!」

 

魔「期待しとくぜ~」

 

俺達が出発の準備がちゃんと出来ているか確認していると

 

 

ガチャ…

 

 

麟「…来たか!」

 

鳥居の下にお待ちかねの扉が出現した。

 

スタスタ…

 

魔「ほーん…どんな仕組みでこの扉は出現しているんだ?」

 

霊「恐らくは能力で出現させているんでしょうね」

 

早速、中に入りたいのだが…

 

麟「誰から行く?」

 

咲「じゃあ私から」

 

魔「いいや私から!」

 

霊「私からに決まってるでしょう!?」

 

文「私を忘れないでください!」

 

麟「じゃあ俺が」

 

 

4人『どうぞどうぞ』

 

 

麟「ええ…?」

 

なんでこういう時のお前達は息ぴったりなんだよ!?

 

麟「(スタスタ チラッ)ふーん…?」

 

流石に飛び込むのは怖いので顔を扉の奥に入れてチラ見。…中は暗くてあんまり見えないな。

 

魔「中は見た感じどうだ?」

 

麟「なんか不思議な空間、としか言いようが…」

 

霊「だいぶざっくりね?」

 

麟「中が真っ暗に近いから何も見えないんだよ…。敵もどのくらい居るとかもさっぱりだし」

 

咲「やたらむやみ突っ込むのは愚策…って感じね?」

 

文「でも…入らないといけませんしね?」

 

麟「ふっふ~ん!そんな時の為のとっておきがあります!」 ゴソゴソ

 

4人『とっておき?』

 

麟「(バッ‼)じゃ~ん!ダイナマイトー!」

 

魔「ど、どっからそんな物騒なもんを仕入れたんだよ!?」

 

霊「ま、まさか…」

 

文「この前、百々世さんから貰ったリン鉱石と火薬で!?」

 

麟「大正解!!」

 

咲(…本当に2人の言う"この前"に何があったのよ)

 

麟「って事でいっきま~す!」 

 

ボッ!! 

 

ジジジジジジジジッ…!!

 

前置きも無しに俺はダイナマイトを点火した。

 

霊「ちょっと!?そのダイナマイトをどうする気よ!?」

 

麟「こうだ!Fire in the hole(爆発するぞ)!」 ブォンッ‼

 

俺は点火したダイナマイトを扉の中に放り込んだ。

 

 

ポトッ…

 

ジジジジジジジジッ…!!

 

<へっ!何あれ!?

 

 

中から何者かの声が聞こえた。

 

麟「後は扉を閉める!」 

 

バタンッ‼ 

 

グググッ…!!

 

扉の向こうに点火したダイナマイトを放り込んだので、急いで扉を閉めた。

 

魔「私も手伝うぜ!」 グググッ!

 

魔理沙も扉を抑えるのを手伝ってくれた。

 

 

ガチャガチャ!!

 

<ちょっと!?扉が開かないんですけど!?

 

 

中では大慌ての声が

 

 

<ちょちょちょ!!開けてェ!!!

 

 

ドンドンドン‼

 

 

どうやらダイナマイトが爆発寸前なのだろう、中の声がさらに慌てふためいている。

 

 

<いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?

 

 

ドカァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

…シーーーーーンッ

 

 

麟「ヨシ!」

 

咲・文

「「どこが!?」」

 

霊「どこが『ヨシ!』よ!?」

 

文「まだ中の人達が攻撃をしてきたわけでもないのに…」

 

麟「異変を起こす奴なんて大抵はロクな奴じゃない。慈悲はありません」

 

咲「…反論出来ないのが悔しいわ」

 

魔「さてと…(ガチャ モクモク)ゲッホゲホ!!さっきの爆発でだいぶ煙たいぞ!」

 

麟「お邪魔しま~す!」 ヒョイッ

・躊躇いなく侵入

 

4人『はえぇなおい!?』 ヒョイッ

 

4人は俺の後に続くように扉の奥へと入ってきた。

 

あ「気をつけてくださいね~!」

 

あうんは扉の向こうへ進んでいく俺達を見送ってくれた。なんて優しい狛犬…!

 

 

 

~扉の中~

 

スタスタ…

 

麟「しっかし…真っ暗でなんもないな?」

 

文「でも、この通路の先を見てください!何か明かりが見えますよ!」

 

魔「本当だ!早速行ってみるか!」 ダッ!!

 

霊「ちょっと魔理沙!?」 ダッ!!

 

咲「相変わらず無鉄砲な…」 ダッ!!

 

麟「お、おい!?」 ダッ!!

 

文「ま、待ってくださいよぉ!」 ダッ!!

 

俺達は無鉄砲に走ってく魔理沙を追いかけた。

 

 

タッタッタッタッタッタッ!! ズザザザァァァァッ…!!

 

魔「な、なんだよここ!?」

 

麟「魔理沙!一体どうした…ってなんだここは!?」

 

霊「何をそんなに…って何これ!?」

 

文「どうしたんですか?…え!?なんですかこの景色!」

 

咲「そんなに大きい声を出してどうし…え!?な、何これ…!?」

 

5人『…あっちこっちに扉がいっぱいあるぅ!?』

 

 

俺達5人が明るい場所に出てきていきなり目に入った光景は、あちらこちらに大量の扉が浮かんでいるなんとも奇妙で不気味な空間が広がっていた。

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