麟「スヤスヤ…」
ギィィ…
扉の開く音が聞こえ、俺は起きてしまった。
麟「…誰だ?」 ムクリ
フ「(チラッ)お兄様…一緒に寝ちゃダメかな…」
フランが扉からひょっこり現れて添い寝をご所望してきた。
麟「いいけど、どうしたんだ?悪夢でも見て寝れないのか?」
フ「ううん…」
バタンッ
スタスタ
ポフッ
俺は隣に添い寝をしに来たフランの頭を優しく撫でてやった。
麟「…」 ナデナデ
フ「…えへへ」
…しかし、綺麗な髪だよな。
麟「ふふっ…フランの髪の毛は綺麗な金色だなぁ。ちゃんと手入れしなよ?女の子は髪の毛は大切だからね」 ナデナデ
フ「ありがとう♪…ねぇ、お兄様 」
麟「ん?」
フ「咲夜とお風呂で何してたの?」 ジーッ…
そう言うとフランは少し睨むような目で俺を見てきた。まるで嫉妬のような目で…
麟「…まさかとは思うけど、あの会話聞いてたのか?」 ナデナデ
フ「洗濯物を出しに行ってた時に、偶然聞いてたの…ごめんなさい」
麟「謝ることは無いよ、そういう事は俺にもあるからね。…どんな会話してたか…だったな?えっとね…告白的な感じかな?」 ナデナデ
フ「咲夜から告白されたの?」
麟「うん 」
フ「…敵が増えちゃった」 ギュッ…
フランの抱きしめる力が少し強くなっており、若干の痛みを感じた。
麟「イテテ…フラン、気持ちは分かるよ。でも、もし嫉妬に駆られて紅魔館の誰か…いや俺の友達とか関係の無い人を傷つけたら、俺は約束を破らせてもらうよ?」 ナデナデ
フ「そんな事はしないよ! でもなんかモヤモヤするの…咲夜もお姉様も他の皆もお兄様の事好きでいるのが」 ギュウ…
麟「恋愛ってのは難しいものだよ。そういう事もこれからゆっくりと勉強するのがいいんじゃない?」 ナデナデ
フ「私、お兄様との約束守る為に頑張る!」 ギュー♡
麟「ふふっ…」
フランは俺より数百年以上長生きしてるけど、人間で言ったら思春期の辺りに今は差し掛かっているところなのかな?だとしたら、今のフランは…かなり難しい年頃だな。
と圧倒的父親目線でフランを見ているとまた扉の開く音がした。
ギィィ…
麟「え、今度は誰だ…って、お前かよレミリア」
レ「何よ?カリスマである私が来て悪いかしら?」 ムッ…
フ「お姉様のスペースは無いよー♪」 ヒョコッ
フランが俺の身体の影から頭を突き出してそう言った。
おぉっと?まるで喧嘩を売るようなトーンだったけど、頼むから喧嘩だけはやめてくれよ?
レ「フラン!?うー☆ 妹に先を越されるなんて!」
バタン!
トテテテ
ドサッ!!
レミリアが俺の左側に寝転んだ為、俺は吸血鬼サンドイッチ状態になってしまった。ていうか、なんで俺のとこにこいつも来るんだか。
レ「(モジモジ)ウー…」
麟「…レミリア?」
レ「そ、その…私も撫でなさい…よ///」 グイグイッ…
そう言うとレミリアは恥ずかしそうに、俺の袖をグイグイと引っ張ってきた。
麟「…別に構わないけどよ」
フ「じゃあ私も一緒に撫でて!」
麟「はいはい。なんだかフランだけじゃなくて、レミリアも可愛い妹みたいだねぇ」 ナデナデ
フ「えへへへ♪」
レ「…///」 モジモジ
麟「どした?レミリア」
レ「ここに住みなさいよ…麟」 ムギュ…
え?なんかワガママモードみたいな感じがするんだけど?
麟「それは無理だよ。俺は博麗神社に帰らなくちゃだし」
レ「…どうして?」
フ「ここに残ってよー」
そう駄々をこねられたが俺なりの率直な意見を2人にぶつけた。
麟「そうだなぁ…博麗神社は俺の新しい居場所みたいなものなんだよ。まぁ、紫さんが半強制的に霊夢に押し付けたって感じだけど。でも、霊夢は嫌々受け入れてくれたけど今では普通に家族の一員みたいな感じで一緒に過ごしてるんだ。霊夢に対する恩を無下には出来ないしね」
(霊夢が紫さんに、金で買収されたのは言わないでおこ…)
レ「紅魔館は違うの?」
麟「うーん…難しいな…違くないとも言えないし違うとも言えない…」
フ「なにそれ〜?」
麟「でも1つ言える事は、今の紅魔館には居られないかな…」
レ「その心は?」
フ「その心は〜?」
麟「また風呂場で起きたような事になるでしょ?…あ」
俺はつい、口を滑らせてしまった…
レ「…風呂場で何があったのか話しなさい。話さないと噛み付いて吸血鬼にするわよ? ほらフランも言ってやりなさい」
フ「何したのか教えなさーい♪」
やらかした…これ答えないと死に直結するから言わないとかぁ…
麟「わーったわーった…じ、実はだな…」
〜少年、説明中〜
レ「え?///」 ドカン!!
フ「あわわわ…///」 プシュー!
これは事細かに説明した。風呂で何があったのか、咲夜にナニをされかけたのか。全てを事細かに説明したのだが…2人には早かったようだ。
レ・フ
「「プシュー?!///」」
麟「お、おーい?」 アタフタ
レ・フ
「「私だって!///」」 ヌギヌギ
何故か対抗して脱ぎ始めやがった。
麟「ま、待って!?///それだけは絶対に、ダメなやつだと思うから待って!?///」
レ「うるさい!///」 ブォンッ!
麟「[ボフッ!]モガッ!?前が見えねぇ!?」
フ「えいっ!///」 服ポーイ
麟「(バッ!)っと…(チラッ)はぁっ!?」
レ「…///」 ドキドキ///
フ「えへへ…///」 ドキドキ///
…下着姿の上裸吸血鬼姉妹が目の前の視界に入ってきた。
しかも第三者から見れば、幼い子供に服を脱ぐよう俺が強要したと勘違いされるのでは?と言えるくらいにはヤバすぎる光景だった。
レ「私だってま、負けてないわ!!///」 ガシッ!
麟「ファッ!?」
レ「え、えいっ!///」 グイッ!
ムニュッ♡
麟「!?」
フ「わ、私も負けてないもん!///」 ガシッ!
麟「お、おいっ!?」
フ「えいっ!///」 グイッ!
ムニュッ♡
麟「ファッ!?」
レミリアとフランは何を思ったのか俺の左右腕を掴み、自身の胸を触らせた。
麟「ファッ!?ファッ!?」
まだこれから成長の兆しがあるであろう2人の胸を、俺が揉んでいるというヤバい場面が完成した。
レ「わ、私の方が大きいでしょう…!?///」
フ「いいや、私の方が大きいでしょ…!?///」
ムニュッ♡ムニュッ♡
2人共何に対して対抗しようとしてんだ!?そしてなんだ、このあまりにもヤベーイ状況は!?
麟(こんなところ…咲夜に見られたら殺される…!い、いや…他の紅魔館住人全員に見られてもヤバい事には変わりねぇよなぁ!?い、急いで逃げなければ!)
「う、うぉぉぉぉぉっ!!」 バビューン!!
俺は2人の腕を振りほどいて猛スピードで部屋から逃げた。
レ・フ「「あ…///」」
~大図書館~
麟「はぁ…はぁ…」
いつの間にか図書館まで走っていた。つーか…息切れが半端じゃないんだけど?
こあ「あ、あら麟さん?」
するとこあがやって来て話しかけてくれた。
麟「よ、よう…こあ…はぁ…はぁ…」
こ「だ、大丈夫ですか?一応、お水を持ってきましたけど…飲みます?」
麟「あ、ありがとう…」 ゴクゴクッ
貰った水を速攻で飲み干した。
よほど喉が渇いていたのだろう、とっても清々しいくらいに水が美味かった。
こ「な、何かありましたか?」
麟「とりあえず…パチュリーは居る?」
こ「居ますよ?」
麟「ならちょいと失礼…」 ソサクサー
こ「…?」
(本当に何かあったのかぁ…?)
俺はパチュリーの元へ向かい、先程のとんでもない事件について相談することにした。
麟「…てことがあったんだけどさ、どうしたらいいかな?明らかに部屋に戻ったら地獄が待ってるんだけど」
パ「(パタン…) そうね…とても難しい質問ね」
麟「だろうな…でも、真面目にどうしたらいいか…」
パ「でも…私もちょうど貴方に夜這いを仕掛けようと思っていたとこだったのよね」
麟「…ん?なんだって?」
パ「…えいっ」 バッ!!
ガクンッ!
麟「…え?」
ヒュゥゥゥゥンッ…
麟「まさかのボッシュートですかぁっ!?」
パチュリーは、転移魔法で彼を自室のベッドに飛ばした。…というよりかは落とし穴の魔法で部屋まで落としたが正解かな?
ヒュゥゥゥゥンッ…
麟「おわぁぁっ!?[ボフッ!] ア、フカフカ」
ガチャ
パ「ふふふ…やっと2人きりね…♡」 フワァーオ♡
今度はランジェリー姿のパチュリーが現れた。おいおいおいおい…咲夜から始まり、次にレミリアとフラン、挙句の果てにはパチュリーまで!?
麟「な、なんて格好してんだよパチュリー!?」
パ「貴方がいけないのよ?♡私達に優しくして…そういう気持ちにさせたんだから♡」 ギシ…
麟「な、なんだその理不尽なクレームは!?」
パ「えいっ♡」 パフパフ♡
麟「[ムニュッ♡]ムグ!?」
なんかさっきも感じたような感触〜っ!?
ムニュッ♡ムニュッ♡
パ「ほら…私の胸を好きにしてくれてもいいのよ?♡」 ムニュムニュ♡
麟「ブハッ!?な、何言ってんだお前は!?俺はただ、さっきの件を相談しに来ただけで…!」
パ「ええ、分かっているわよ…?♡レミィとフランの胸を触ったって話よね?♡」
麟「俺が自分の意思で触ったんじゃなくて、半強制的に触らされたって言っただろ!?」
パ「そんな細かい事はどうでもいいのよ♡ほら、私の胸をもっと味わって?♡」 ムニュッ♡
麟「ムググ!?お、俺は眠いからもう寝たいんだよ!もう寝かせてくれ、頼む!」
パ「ダメよ…貴方の全ては、この私が貰うんだから…♡だから…大人しく私に身を委ねて…♡」
麟「絶対に断ります!俺はまだ誰かとそんな関係にはなりたくないわぁっ!!」 ガウッ!!
ドドドドドドドドドドド!!!
自分自身の純潔が失われると本能が警告を鳴らし、俺はすぐさま力を解放して猛スピードでまた逃げる!
パ「あぁん…♡麟ったら…意外とガードが硬いのね?♡嫌いじゃないけど…♡」
~紅魔館ロビー~
麟(さぁどうしましょう!?この屋敷、どこにも寝る場所無いんですけど!?どうしましょうかねぇ?!)
まさかの紅魔館の住人ほとんどが敵状態で、俺はまさかの四面楚歌状態になっていた。
麟「さ、最後の頼みは美鈴かぁ…」 ガックシ…
~美鈴の部屋~
コンコン
美「ん?どうぞー」
ガチャ
麟「美鈴、頼む一緒に寝かせてくれ」 ゲッソリ…
美「…何事ですか?」
~少年、説明中~
美「あはは…なるほど、集団ハーレムってやつですか?」
麟「お前…喧嘩売ってる?俺がどんな目にあったか知らないくせに、よくもまぁそんな事を…」
美「す、すいません…」
こいつは俺の地獄の苦しみが分かってないな…後もう少しで全て失うとこだったんだぞ?!
麟「頼むぅ〜っ…!頼れる奴は、もうお前しか居ないんだァっ!」
美「私で良ければ構いませんよ…?」
麟「おお…美鈴〜…!」 ギューッ!
美「あはは…(ナデナデ)それじゃあ寝ましょうか?」
麟「ハイ、ソウサセテクダサイ(棒)」
俺はやっとゆっくり眠る事が出来た。
…女性と添い寝してるんだけどね。
麟「すぅ…すぅ…」
美「(ジーッ)ふふっ…可愛いなぁ麟さんの寝顔…♡でも皆から襲われかけたんだから私までそんな事したら彼が寝れなくなるから我慢我慢…!♡…でもこのくらいはいいよね?♡」
chu♡
麟「…んん…zzZ」
美「ふふっ♡私も咲夜さん達と同じで、貴方が欲しいんです♡今はまだその時では無いと思うので、そのタイミングが来たら私は貴方に猛アタックするつもりなので覚悟してくださいね♡」 ジュルリ♡
~次の日~
麟「…んん?」 ドヨーン…
俺は美鈴のベッドでゆっくり寝れてはいたのだが、昨日の夜中の逃走中の件で疲れが全くと言っていいほどに取れなかったのは内緒。