華月麟の幻想記   作:華月麟

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神殺の一閃

麟「簡単な話だ。お前が開きっぱなしにしていた四季の扉の力が、活動限界20分という最大の障害を消してくれたんだよ」

 

隠「ど、どういう事だ…!?」

 

霊「そ、そのぉ…」

 

魔「出来れば私達にもぉ…」

 

咲「分かりやすく、尚且つ具体的に…」

 

文「説明をしていただけると…」

 

5人は全く理解出来ていない様子。

 

麟「はぁ…つまりだな?春と夏が俺の戦闘力を底上げし、秋と冬の冷気が常に俺の身体を冷却し続けてるんだよ。だからエネルギー効率も通常・蜃気楼の鳥形態よりも遥かに最高の状態であり、身体の熱を常に冷却し続けている。だからオーバーヒートを起こさずに制限時間を超えても戦闘を続行する事が出来ているんだよ」

 

文「(ポンッ)なるほど…熱が籠るのならば常に冷却し続ければいい…そういう事ですか…」

 

咲「だいぶ強引と言えば強引ね…」

 

隠「つ、つまり…私が開いていた扉のエネルギーをただパワーアップの為だけに吸収していたのではなく、自身の弱点克服の為にも吸収し続けていたという事か…!?」

 

麟「その通りだ!これは魔法の森で偶然判明した事象だった…。猛吹雪の中で魔理沙の家を探すのは困難を極めていた、下手をすれば俺達が凍死してしまうくらいにはな…」

 

霊「そういえばあの時…蜃気楼の鳥形態で暖を取っていたわね…?」

 

麟「そう、あの時に俺は気が付いた…猛吹雪の中、20分以上も歩き続けていたのに全くオーバーヒートを起こす事が無かった…もしかしてと思ってな、どうやら大当たりだったみたいだな!!」

 

 

 

隠「ま、まさか…そんな事象でヒントを得ていたとは…!くそっ…!」

 

麟「全ては貴様の虚栄心が生み出した必然だ…!」

 

隠「だ、黙れ…!」

 

麟「それに貴様は、もう一つ根本的な勘違いをしている」

 

隠「根本的な勘違いだと…!?」

 

 

 

 

「「貴様は俺を支配出来ないし、始末する事も出来ない!!」」

 

 

 

 

隠「だ、黙れぇぇぇぇぇぇっ!!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

・激昂し、力を最大開放

 

 

ブワァァァァァァッ…!!

 

 

麟「ふはははははっ!!いいねぇ!それでこそ張り合いがあるってもんだ!」

 

霊「何、呑気な事を言ってるのよ!?」

 

魔「下手したら、私達全員ここで死ぬぞ!?」

 

麟「死ぬわけないだろ、全員生きてここから帰るさ」

 

文「どうしてそう断言出来るんですか…!?」

 

麟「だって」

 

 

 

 

「「俺は絶対に負けないから」」

 

 

 

 

咲「はぁ…この状況では、その言葉ですら安心するわ…」

 

麟「そいつはどうも」

 

 

 

「「華咲ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」」

 

 

 

麟「…あ?」

 

 

隠「ここまでこの私を追い詰めた事は褒めてやる!だが…遊びはここまで!この一撃で貴様らまとめて始末してくれる!!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…キィィィィィィィン‼

 

 

文「…あれって!?」

 

麟「…お空の太陽に近いかな?」

 

 

隠「ふははははっ!!私は秘神・摩多羅隠岐奈だぞ!?神である私は、指先から太陽を作るのなど造作もない事だ!!」

 

摩多羅隠岐奈が形成しているエネルギーは空の究極核エネルギー、あるいはそれ以上の超高エネルギーレベルであった。

 

麟「…確かに凄まじいエネルギーだ。しかし…それでも貴様は俺に勝てない…!」

 

隠「ほざけ!戯言もそこまでにするんだな!!」 キィィィィィィィン…

 

 

 

麟「…戯言かどうかは…試してみれば分かる…!」 バッ!!

 

 

 

 

 

FINISH MODE

 

 

 

 

ピコンッ…ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

麟「はぁぁぁぁぁ…!!」

 

 

 

 

隠「無駄だ!これで、貴様らをまとめて一掃してやる!くらえっ!〖裁きの逆鱗〗!!(グワッ!!)はぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

バヴォォォォォォォォッ…!!!!!!

 

 

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

 

 

麟「これでこの異変の全てを終わらせる!!!」

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

・迫る来る疑似太陽

 

 

麟「(キッ…!!)くらえっ…!!!」 カッ‼

 

 

 

 

 

RISING BOOST VICTORY!!

 

 

 

 

 

「「ビッグバンかめはめ波ぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

 

 

 

キィィィィィィィン…ズドァッ!!!

 

 

 

 

麟「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 

 

 

隠「ぬぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

バヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

 

 

カッ…!!!

 

 

バチィィィンッ!!!!

 

 

 

 

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

お互いの攻撃が衝突、拮抗。その凄まじい衝撃は、激しい強風を発生させた。

 

 

霊・咲・文

『きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

魔「どわぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 

 

互いに一歩も譲らない接戦へ。

 

 

隠「ぬぅあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

 

麟「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!!!」

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

隠「無駄だ!貴様が私に勝つ事なんぞ不可能なんだよ!"華咲歌音"!!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

麟「いい加減にしろ…!俺は言ったはずだぞ…!俺は…俺は…!!」 ブアッ…!!!

 

 

ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

麟は『華咲歌音』という名前に反応し、更に戦闘力を上昇させた。

 

 

隠「…何っ!?」

 

 

 

「「俺は"華月麟"だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」 ガオォォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

 

グググ…

・徐々に隠岐奈が押され始める

 

 

 

隠「こ、この私が押され始め…バ、バカなっ!?」

 

 

麟「摩多羅隠岐奈ぁぁぁぁぁっ!!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

グググ…ドウッ!! 

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!

・完全に押し返す

 

 

隠「うおっ!?(ガギィンッ!!)ぐぅっ…!?はぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

ジジジジジジジジジジジ…!!

 

 

摩多羅隠岐奈は、間一髪の所で迫り来る閃光を受け止め、なんとか抑えていた。

 

 

隠「はぁぁぁぁぁっ…!!!」 グググッ…!!!

 

 

麟「だあぁぁぁぁぁっ!!!」 グオォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

隠「な、何故分からない…!?私の部下になれば、貴様が望む物全て手に入るのだぞっ!?」 グググッ…

 

麟「望む物全てか…俺の望みは、摩多羅隠岐奈…貴様の命だ!(ギンッ!!)貴様は…今ここで死ねぇぇぇぇぇぇっ!!!」 ドウンッ!!!

 

 

グググッ…ドウッ!!!

 

ズボァッ!!

 

 

隠「な、何ぃっ!?」

 

エネルギー波を抑えきる事に失敗した摩多羅隠岐奈は、そのエネルギー波に飲み込まれていった…。

 

麟「俺の前から跡形も残さず消えてなくなれ!秘神・摩多羅隠岐奈ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

 

 

隠「バカな…私は秘神・摩多羅隠岐奈だぞ…!?たかだか四季の能力をちょっと吸収した程度の人間如きに…この私が負ける…!?」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

麟「くたばりやがれぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 

 

 

 

隠岐奈

「「こ、この摩多羅隠岐奈が人間如きに…!?バ…バカなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ… 

 

 

カッ…‼

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

 

 

 

エネルギー波に飲み込まれた摩多羅隠岐奈は後戸の国の遥か彼方へと飛ばされていった。…というよりは、あれ程の高エネルギーに飲み込まれてしまっては、彼女の生死は不明だが…。

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

 

霊・咲・文

『やったぁ!!』

 

霊「とうとう四季異変の元凶を退治したわ!!!」

 

麟「(ザッ…)…貴様が何者だろうと、貴様が俺の過去を知っていたとしても、この力が貴様によってもたらされた物だとしても…!」

 

 

 

 

 

「「たとえ神にだって俺は従わない…!」」

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