ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
麟「…」
魔「これでこの四季異変も無事解決だな…」
霊「そうね…」
文「なんだか短かったような…」
咲「長かったような異変ね…」
タッタッタッ…
魔「ん?誰か来るぞ?」
ズザザザァッ…
舞「はぁ…はぁ…はぁ…」
里「お、お師匠様は…!?」
駆け足音の正体は、摩多羅隠岐奈の側近兼部下でもある里乃と舞であった。
文「あはは…そのぉ…実は…」
霊「一足遅かったわね。彼女なら、麟の手で消し炭にされたわ…ついさっきね」
里「嘘…!?」
舞「お、お師匠様が…負けた…?」
どうやら衝撃的な事実に相当ショックを受けているようだった。それも当然だ、幻想郷を作った賢者であり秘神でもある、あの摩多羅隠岐奈が格下でもある人間に敗北してしまい、尚且つ生死不明なのだから…。
舞「よ、よくもお師匠様を…!」 キッ…!
どうやら、舞は自分の主の仇でもある麟に戦いを挑もうとするが…
里「(ガシッ!!)無茶よ舞!あんなう奴に私達が勝てっこないわ!?」
里乃が舞にしがみついて静止した。
舞「それじゃあお師匠様はどうすんのさ!?」
里「それは…」
麟「…おい、舞」
舞「へっ…!?ぼ、僕!?」
麟はゆっくりと口を開き、舞の名前を呼んだ。
麟「もし、摩多羅隠岐奈が"生きていたら"伝言を伝えておいて欲しいんだが…」
里「伝言…?」
舞「な、なんだよ…お師匠様への伝言って…」
麟「…"次は無い"とだけ伝えておいてくれ。頼んだぞ?」
舞「(コクリ)…分かった」
麟「…それじゃあ、帰りますかね?博麗神社へ」
魔「帰るったって…お前は博麗神社まで続いてる扉がどれだか分かるのかよ…?」
麟「分かるよ?」
咲「そうよね…さすがの貴方でも分かるわよね。…え?」
魔「…ん?」
文「…へ?」
霊「は…?」
麟「…あ?」
4人『えぇぇぇぇぇぇっ!?』
4人は思わず、大きく叫んでしまった。
霊「は!?博麗神社まで続いてる扉がどれだか分かるの!?」
麟「うん…」
魔「いやいやいや!逆になんで分かんだよ!?」
麟「なんでって…"俺達が帰ってくるのを心待ちにしてる声が聞こえる"…からかな?」
咲「はぁ…もうなんでもありね…」
文「あはは…もう麟さんの出来る事はなんでも受け入れちゃいますよ…」
ほんのちょっぴりだけひと騒ぎあったが、麟が聞こえる『声』とやらを頼りに彼女達は博麗神社へと続く扉へと歩き出していった。
~博麗神社~
麟「おらぁっ!!」
バコォンッ!!!
・博麗神社に繋がっている扉の戸を蹴り飛ばす
あ「ワフン⁉」 ビクゥッ!!!
文「あやや…そんな思い切り蹴飛ばさなくても…」
麟「知るか」
魔「やっと帰ってこれたぁ…」 グデー
霊「しばらく何もしたくないぃぃ~…」
咲「はぁ…異変解決の時はあんなに頼りがいのある性格なのに、異変が終わるとどうしていつもこうなのかしら…。まぁ、そういう私もしばらく休暇を貰いたいけど…」
タタタタタタッ!!
あ「(ズサーッ!!)おかえりなさい!!」
麟「(ニコッ)ただいま、あうん」
ずっと俺達の帰りを待っていてくれたあうんが、異変から帰ってきた俺達を元気よく出迎えて来てくれた。
麟「(バッ!!)あうん、おいで!」
あ「…!(パァァァッ…!)アウンッ!(シュタタタタッ ピョ~ン! ムギュウ!!)えへへ♪」 スリスリ♪
麟「よしよし♪いい子だな♪」 ナデナデ
俺があうんに対して両腕を大きく広げると、その意図をすぐさまに理解したあうんが俺に思い切り飛びついて来てくれた。
<キャッキャッ♪
文「仲良しですねぇ…」 パシャッ
咲「元気ねぇ…」
霊・魔((ウラヤマシイ…))
麟「さ~て…異変も解決した事だし、落ち着いたら宴会の準備だな?」
あ「宴会を開くんですか!?わ~い!!」
霊「あぁ…ある程度落ち着いてから準備しましょうか…」
魔「お~…」
文「さすがに、すぐ宴会は辛いですもんね…」
咲「私もお嬢様達に帰還の報告を済ませたいわ」
麟「皆それぞれ、やる事を終わらせてから宴会の準備をしましょ~!」
咲・文・あ「「「おーっ!!」」」
霊・魔「「お~…」」
霊夢と魔理沙の声が死にかけてやがる…やれやれだな…。
~後戸の国~
「ううっ…(ムクリ…)がふっ…!ふふふ…私達の創った幻想郷は無事に機能しているようだな…がはっ…!(プルプル…)し、しかし…どうやら機能しすぎて、誰にも制御が出来ないようだが…それも賢者達が望んだ事だ…。ふふふふふ…ははははははははっ!!…ごふっ…!」