?「ふはははははははははははははっ!!」
純狐の怨念エネルギーを偶発的に吸収してしまった麟はまるで人格が変わったかのように異様な雰囲気を放ち、狂ったかのように高笑いをしていた。
隠「ま、まさか…あの時の発言が現実のものとなってしまったというのか…!?」
隠岐奈は戦慄していた、四季異変の時に麟に対して放った言葉
『お前は人間でも妖怪でも、神でも妖精でもない異形の存在になりつつある』
あの言葉が本当に現実のものになるとは思ってもいなかったからだ。
純「む、息子よ…?」
紫「り、麟…?」
?「(ギロリ…)息子…麟…?…ふはははははははははっ!!この状況になっても、まだそう言い続けるか!」
魔「な、何言ってんだよ!?お前はあいつの息子ではないが、麟ではあるだろ!?」
?「くっくっくっ…今の俺は"華月麟"ではない…!」
霊「…はぁ!?何また訳の分からない事を!?」
鈴「ぜ、全部、ただの演技なんですよね?!」
?(ビッ!!)
・瞬間移動
へ「き、消えた!?」
ビッ!!
?「…」 グググッ…
・拳を振り上げ
霊「…!そこのピエロ妖精、危ない!!」
ピ「…えっ」
?「はぁっ!!」 バギィッ!!!
ピ「がっ…!?」
皆『…!』
麟(?)は、無抵抗のクラウンピースをなんの躊躇いも無く殴り飛ばし、クラウンピースはいきなり背後に現れた麟(?)に殴り飛ばされてしまった。
ピ(ドサッ!! ズザザザァァァァッ…!!)
へ「ピース!!!」 ダッ!!
ピ「ご、ご主人様…」
自身の部下を殴り飛ばされた瞬間を目の当たりにしたヘカーティアはすぐさまクラウンピースの元へ駆け寄り
へ「貴方…!無抵抗の相手をいきなり殴り飛ばすなんて…!」
麟(?)に対して激しい怒りを顕にした。
魔「な、何やってんだよお前…!?」
?「これで分かっただろう?俺が…"華月麟"ではないという事が!」
鈴「じゃ、じゃあ貴方は誰なんですか!?」
?「〖過去から甦った亡霊〗…と言えば分かるか…?」
霊「過去から…」
魔「甦った亡霊…?」
鈴「ど、どういう意味ですか…?」
3人『…?』
霊夢達6人は彼の発言の意味がまったく理解出来ていなかったが…
紫「過去から甦った亡霊…まさか!?」
隠「紫…その様子だと…気付いたみたいだな…奴の正体に…」
幻想郷賢者2人は彼の発言の意味を理解し、尚且つ正体も判明したようだ。
?「(パチ…パチ…パチ…パチ…)流石は幻想郷賢者達だ、貴様らだけは俺の正体に気づけたようだな?」
魔「は!?本当か紫、隠岐奈!」
紫「え、ええ…」
隠「…一体、いつからだ?」
?「いつからとは…?」
隠「いつからお前は彼の中に潜んでいた…!」
?「そうだな…"夕立異変の時"…とでも言っておこうか?」
霊「夕立異変…麟が博麗神社に来て、そんなに経ってない頃の時よね…?」
隠「そんな…そんな前から潜んでいたのか!?一体、何が引き金となった!」
?「こいつはフランドール・スカーレットと本気で殺り合う為に"あの時"の自分に一度だけ戻ったのだ!」
鈴「あの時の自分…?」
?「あの地獄を生き延びる為に…全てを殺し、全てを破壊し、全てを奪った、あの時の自分に!」
紫「で、でも…異変後にもう一度、貴方に会った時はそんな雰囲気は微塵を感じなかったわ!どういう事なの!?」
?「あれは戦闘後にすぐ気絶してしまったからだ。本当は…あのまま甦れるはずだったのだがな…まぁいい。その後も様々な異変を経験し、こいつは成長しつつ尚且つ負の感情も溜め続けていた…」
魔「負の感情…?」
?「そして、俺が甦るのに十分なエネルギーを溜めるきっかけが2つほどあった…。1つは比那名居天子の起こした博麗神社破壊。2つ目は(ビシッ!)…貴様だ、摩多羅隠岐奈!」
隠「わ、私…!?」
?「貴様は俺達の過去を周りに曝しやがった!それが俺を甦らせる火薬となり…そして、純狐!」
純「わ、私も…!?」
?「貴様の怨念エネルギーが最後のトリガーを引き…俺はついに甦ったのだ!」
へ「け、結局…貴方は誰なのよ!?」
?「ふっふっふっふっふ…俺は…」
7人『ゴクリ…』
歌音
「俺は過去から甦った亡霊…"華咲歌音"だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 グオォォォォォォォォォォォォォッ!!!
フランドール・スカーレットと本気で殺り合う為に"あの時"
この一文の意味が気になる方は
第15話
麟VSフランドール・スカーレット
の最後ら辺を見返してみてください