麟「おーい、大丈夫かー?」 ペチペチ
とりあえず俺は蹴飛ばしてしまった子の顔を優しく叩いて起こしてみた。
?「はっ!?急にぶつかったのかー」 ムクリ
何やら可愛らしい子だと俺は思った。
?「あ、人間だー。お前は食べてもいい人間なのかー?」
…ごめんなさい、前言撤回します。物凄く物騒な事言う奴に出会ってしまったようだ。まずは自己紹介をしよう。その後に食べちゃダメと答えよう
麟「俺の名前は華月麟、君は?」
ルーミア
「私はルーミアなのかー。それで麟は食べてもいいのかー?」
麟「食べちゃダメなのだー」
ル「そーなのかー」
麟「そーなのだー」
ル・麟
「「わはー♪」」
…初対面なのに物凄く息ぴったりだった。ルーミアという子はお腹を空かせているらしいので、俺の昼飯であるおにぎり3つと豚汁を与える事にした。
ル「とっても美味しかなのかー!」 モグモグ
麟「喜んでくれて何よりだよルーミア」 ナデナデ
ル「嬉しいのだー♪」 スリスリ
麟「てかルーミアは普段どうやってお腹満たしてるの?」
ル「人間と同じようにご飯食べたり、あとは食べてもいい人間を食べてるのか〜」
麟「…食べてもいい人間って?後、誰がそれを許可したの?」
ル「悪い人間は食べても良いって金髪の背の高いけんじゃ(?)ていうのがそう言ってくれたのか〜」
※例としては第1話に出てきた奴隷商人達のような人間を指します
麟「背の高い賢者…まさか紫さんが?またなんでそんな事を許可したんだ…?」
ル「知らないけど、私はお腹が膨れるからいいのか〜」
そんな事を話していると後ろから魔理沙がやって来た。
スタスタ
魔「おうおう、家の前で何してんだ?ルーミアと…麟?お前、やっと紅魔館から帰って来れたのか」
ル「魔理沙なのかー」
麟「久しぶり魔理沙。そうだよ、やっと帰ってきましたとも」
チ「あ、ルーミア!」
大「ルーミアちゃん!」
ル「大ちゃんにチルノなのかー!」
ア「ルーミアこっちにおいで」
ル「アリスもいるのかー!」 ギュー!!
ルーミアは魔理沙の家に入って、アリス達と楽しいお茶会をし始めた。2人きりになった瞬間、魔理沙が
魔「とりあえず今までの事、私に聞かせてくれるか?アリスには後で私から話しとくから」
と聞いて来たので俺は今まで紅魔館で何があったのかを分かりやすくかつ簡潔に話した。
~少年、説明中~
魔「な、なるほど…あいつらがなぁ…///」 モンモン…///
麟「疲れたしやばいと思って急いで紅魔館から帰ってきた」
魔「なるほどなぁ。それで、さっきまでどこに向かう途中だったんだぜ?」
麟「博麗神社に帰ろうとした途中で、チルノと大妖精とルーミアに出会ったからここに来て魔理沙に引き渡そうとしたってわけ」
魔「私は保育園とかそういった類の家じゃないんだぜ!?それより…別に博麗神社なんかに帰らないで私の家に、ずっと居てもいいんだぜ?」 ギュッ…
…魔理沙もレミリア達と同じ匂いがして来たな。
麟「…お前もレミリアみたいな事言うなよ」
魔「え…?」 キョトン
麟「レミリアに同じこと言われたんだ、ここに居ていいってな。でも今の俺にはそんな住む場所を選ぶ権利は無い。俺はこの世界の事はまだ無知にも等しい。だからこそ、もっと色んな事を知ってからどこに住むかとかは決めたいんだ。後、誰と一生を過ごすとかもな」
魔「そ、そうか…すまないんだぜ、お前の気持ちも聞かないで…」
麟「いや良いんだ、魔理沙の気持ちはもの凄く嬉しいしありがたいんだ」
魔「そ、そうか…」
麟・魔
「「…」」
…少し変な空気になってしまった。
俺は気を取り直して帰ろうとした。
麟「(スタッ)…よし!博麗神社に戻るから俺はこの辺でグッバイ宣言させてもらう」
魔「待て」 グイッ
ギュッ!
麟「おとと!?」
俺は思い切り魔理沙に袖を引っ張られて抱きしめられた。
魔「お前が無事で良かったんだぜ!」 ニッ
麟「ふふっ…ありがとう魔理沙、んじゃそろそろ行くから」
魔「私も今度、博麗神社に行って会いに行くぜ。それにお前も私の家にいつでも来ていいんだぜ?」
麟「そん時は美味い紅茶でも貰うよ魔理沙」
魔「ふふん♪この魔理沙様に任せておけだぜ!」
麟「楽しみにしとくさ。じゃあな魔理沙!また会おう!」 フワワァ…
ビュン!!
魔「また会おうなんだぜー!」
魔理沙と別れの挨拶を交わして俺は博麗神社へと向かった。
ガチャ
ア「あら?魔理沙、麟はどこに行ったの?」
魔「麟なら博麗神社に帰ったぜ?」
ア「あら…彼の分も紅茶淹れたのに…」
チ「ならアタイが飲むぞー!」
大「チルノちゃん!?」
ル「クッキーウマウマなのかー」 バクバクバク!!
魔「あーっ!?そのクッキーと紅茶は私にも取っとけぇっ!?」
~博麗神社~
やっと目的地に着く事が出来た。
麟「到着だー!」 スタッ
霊「あら?…麟!?おかえりなさい!」 タッタッタッ
ギュー!!
いきなり霊夢に抱きしめられた
麟「れ、霊夢?!どうしたんだよ!?」
霊「あ、ごめんなさい…無事に帰って来てくれたのがつい嬉しくて」
麟「心配なら紅魔館に来れば良かったのに」
霊「嫌よ、めんどくさいし」
麟「…(汗)」
相変わらず霊夢は雑な奴だなと思った。とりあえず俺は霊夢にも色々と紅魔館でのことを説明した。
~少年、また説明中~
霊「あんたって女たらしなの?」
麟「違うわ!!?(汗)」
失礼極まりない奴だなこいつ…
そんな、事後報告を霊夢にしていると、
カランカランカラン…
霊夢の後ろから下駄の音が聞こえてきた
?「お〜、その男が霊夢の彼氏かい〜?」
霊「違うわよ!私に彼氏なんていないわ!それに、この子が昨日話してた華月麟よ」
霊夢の後ろを見ると、酒を匂いがプンプンする小さい鬼がいた。
麟「鬼!?それに酒くせぇ!?」
萃香「初めまして〜私は
麟「よ、よろしく、てか飲みすぎだろ」
萃香 「気にすんな〜えへへ〜」 フラフラ
もう明らかに酒が回って言葉にに呂律が回ってないのがよく分かる。
それにフラフラ過ぎるわこの鬼。
でもこの鬼との出会いが、また新しい妖怪達…そして新天地との、出会いのきっかけになってくれたのだ。
というか神社に鬼が居るってそれは神聖な場所としてはどうなの?