華月麟の幻想記   作:華月麟

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久しぶりの命蓮寺

~命蓮寺~

 

 

サッサッサッ

 

響「~♪」

 

命蓮寺の山門ではいつも通り、響子が山門の掃除をしていた。

 

スタスタスタ

 

響「(ピクッ)あ、ナズちゃんおかえり!それに麟さん!?お久しぶりです~!」 尻尾パタパタ

 

ナ「ただいま」 尻尾フリフリ

 

麟「久しぶり、響子」

 

山門に到着すると、響子が元気よく出迎えてくれた。

 

響「今日は何用で命蓮寺へ?」

 

麟「暇つぶしに…かな?」

 

響「物好きですね、暇つぶしでここに来るなんて」

 

ナ「私もそれは思ったよ」

 

麟「てへ☆…そういや聖さんとかは?」

 

命蓮寺に着いたっていうのに、響子以外に出会っていない…。

 

響「あ~…実はですね…」

 

 

 

 

 

 

「「ぎゃあぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁっ!!!」」

 

 

 

 

 

 

麟「(ビクゥッ!!)な、なんだ今の声!?」

 

ナ「今の声は…ヤレヤレ…」

 

え!?やれやれって、今の叫び声が誰だか分かったの!?

 

ナ「とりあえず、聖に帰宅報告をするとしようか」

 

麟「お、おう…」

 

ナズーリンに案内されるがままについて行った。

 

 

ザーッ…

 

ナ「聖、ただいま戻ったぞ。あと、客人の麟だ」

 

麟「お久しぶりで~…す?」

 

聖「あ、おかえりなさいナズーリン。それとお久しぶりですね麟さん」

 

麟「え、えぇと…?」

 

 

 

ギリギリギリ… ズシィ…

 

 

水「ふんぬぅ~…!」

 

雲「あぁぁぁぁぁぁぁっ…!」

 

星「ぎゃぁぁぁぁぁぁ…!」

 

布「あぎゃーっす…!!」

 

 

 

麟「え、なにこれ?」

 

寺の中に上がって初っ端から目にした光景は、縄で縛り上げられた 水蜜 一輪 星 布都が正座をさせられて、その状態で尚且つ膝の上になかなかに重そうな石板を4枚ほど乗せられている。新しいプレイかな?

 

ぬ「どうしてこんなカオスになっているか知りたいかい?」

 

麟「うお!?驚かすなよぬえ…」

 

足音を立てずに背後に忍び寄るな…

 

麟「…で?何があった…」

 

ぬ「水蜜と一霖は聖に内緒で飲酒。星はま~た大切な宝塔を無くした。布都はいつも通りの放火未遂だ」

 

麟「…言葉が出ません」

 

もはやどこから触れていいのかすら分からんわ…!

 

傘「ただいま戻りました~って、まだやってんの?」

 

今度は何か一仕事を終えた小傘が帰ってきた。

 

聖「お帰りなさい小傘。洗濯物は全部乾きましたか?」

 

あ、洗濯物を取り込んでなのね。…ってそうじゃない、あの地獄絵図を普通に無視するじゃん?もはや平常運転の一部なのか!?

 

麟「…もはや言葉が出ない」

 

聖「それで麟さん、本日は何用で命蓮寺まで?」

 

麟「偶然、人里でナズーリンと出会ったから買い出しのお手伝いと、今日の晩御飯は俺が作ろうかなって」

 

聖「あら、そうだったのですね。…え?晩御飯を作る?」

 

麟「うん、俺がね」

 

聖「いえいえいえいえ!(ブンブン)客人である貴方に晩御飯を作らせるなんて…!」

 

麟「気にすんな気にすんな!俺が好きでやるだけだから。…今日は休日だから肉料理を作るぞ!」

 

ぬ・傘「「やったぁ!」」

 

響「私も手伝います!」

 

ナ「あ、私も手伝うよ」

 

 

ズシィッ…

 

 

水「や、やったぁ…肉料理だぁ…」 プルプル

 

雲「休日万歳…!」 プルプル

 

星「ナ、ナズーリンが他の人間とあんなに親しい関係になっていたなんて…」 プルプル

 

布「麟~…我を助けてくれぇ~…」 プルプル

 

 

 

麟「(スタスタスタ)台所借りま~す」

 

聖「あ、はい…」

 

 

 

~調理開始~

 

 

ザクッザクッザクッ!!

 

トントントンッ

 

シャカシャカシャカ

 

コトコトコト

 

コネコネ

 

ペチペチ

 

麟「…」

・集中

 

響「凄い手捌き…」

 

ナ「熟練者の動きだ…」

 

 

 

プツプツ…

 

麟「…油の温度はいい感じだな」

 

スッ…ジュワワァァァァッ…!!

・メンチのタネを油へ

 

響「良い音~…」

 

ナ「そしていい匂い…」

 

 

 

命蓮寺に、美味そうな揚げ物の匂いが充満する…。

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