麟「えーと…その…地底の妖怪であってるのかな?」
ヤマメ「初めまして!私の名前は〖黒谷ヤマメ〗です!是非、覚えて帰ってくださいね!」
おお…危険な場所だって言うからどんなもんかと思ったけど、案外優しそうな感じかな?
キスメ「…私はキスメ、生きてる人間なのね… 久しぶりに良さそうな首が手に入ると思ったのに」
…いや、やっぱり危険かもしれない…。
麟「俺は麟。華月麟だ、よろしくね」
ヤ・キ「「華月麟!?」」
自己紹介をしただけなのに何故かものすごく驚かれてしまった。
麟「…そんなに驚くことかな?」
ヤ「驚くも何も、だってあのレミリア・スカーレットの妹を倒した人間さんなんでしょ!?」
キ「危うく博麗の巫女に退治されるところだった…」
2人共どうやら射命丸文という鴉天狗の新聞を読んでいるっぽい反応をした。
…お互い違う記事の内容の話をしてるんだと思う。
キスメは俺が霊夢の彼氏というガセネタの記事で、ヤマメはこの前の夕立異変の記事の話をしているんだと分かった。
麟「話は変わるんだけど、2人共何の妖怪なの?ぱっと見じゃ分からなくて」
ヤ「私はこう見えて〖土蜘蛛〗っていう種族の妖怪だよ!」
キ「わ、私は〖鉄瓶落とし〗です。わかりやすく言うなら、夜に道を歩いていると真上から落ちてきて、頭に桶をぶつけてくる妖怪ってところかな」
…土蜘蛛しか分からん。
麟「と、とりあえず、地底に来た理由はある鬼に伝言を預かっているのと、ただの幻想郷観光の一環の一つなんだ。」
キ「幻想郷観光ね…」
ヤ「ある鬼って?」
麟「星熊勇儀って鬼?詳しくは知らないけど名前と種族しか聞いてないし」
キ・ヤ「「星熊勇儀!?」」
麟「え、そこまで驚く事?」
ヤ「だ、だって勇儀姐さんは『山の四天王』又は『鬼の四天王』…そして『力の勇儀』とも呼ばれている、旧地獄温泉街の元締めをしている鬼なんだよ!?知らないの!?」
麟「…知らないよ」
萃香の奴…全然そんな事教えてくれないでザっとした情報しか教えてくれなかったぞ?!地底の元締めに会うなんて聞いてないわ!!
キ「悪いことは言わないから帰りなよ…今なら伝言も預かるし、地上まで送るよ?」
2人がそこまで慕いかつ、危険な存在だからこそ俺に忠告してくれているんだろう…だが俺は…
麟「…いや、俺が頼まれたんだから俺が行く。それに、今更鬼なんかにビビってたら吸血鬼なんかと殺り合えてないだろ」
ヤ「確かにそうだろうけど。…案内はするけど知らないよ?」
麟「頼む、地底案内ついでに会わせてくれないか?」
俺はキスメとヤマメに懇願した。
ヤ「分かった…ついてきて」スタスタ
キ「知らないよ~?」 ヒュ∼ン
俺は2人の後について行き、地底の町まで行く事にした。