華月麟の幻想記   作:華月麟

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本当は鍋の話も書きたかったけど、そちらは後でどこかに組み込みましょうかね


第7章・天邪鬼の下克上
捜索願い


仙界でのいざこざから約2ヶ月程が経過した。

荒んでしまっていた俺の心はすっかりと元通りの晴れやかな心へと戻っていた。…自分でも言うのはあれだけど、晴れやかな心ってなんでしょう?

 

 

~博麗神社~

 

 

霊「うーん…」

 

スタスタ

 

麟「掃除を終えてただいまぁー…ってどうした?そんなに真面目そうな顔をして。明日は台風でもやってくるかね?」

 

神社の掃除を終えて部屋へ戻ると、霊夢が数枚の紙を読みながら真面目そうな顔をしていた。

 

霊「失礼ね!?私だってたまには真面目そうな顔くらいするわよ!」

 

え…いっつも暇そうにゴロゴロしたり、俺に膝枕してくれたり、あうんと遊んでたりしてるだけなのに!?珍しい事もあるんだな!?

 

 

あ「すやすや…」

 

 

麟「…で、話を戻そう。何をそんな真面目そうな顔で見てたんだ?」

 

霊「これよこれ。妹紅やらわかさぎ姫やら人里の人達からの〖捜索願い〗の手紙よ」

 

麟「…捜索願い?どれどれ…」

 

 

ペラッ…

 

 

霊夢が読んでいた捜索願いの手紙を拝借して俺も読んでみた。

 

 

・わかさぎ姫からの捜索願い

 

ここ最近、友人である妖怪の姿を全く見なくなりました。名前は『赤蛮奇』と言います。どうか探してはくれませんか。

 

 

麟「姫からの捜索願い…か。んで次は妹紅か」

 

 

・妹紅からの捜索願い

 

『今泉影狼』が最近、迷いの竹林内で姿を見せなくなりました。影狼の友人でもある『わかさぎ姫』に影狼は知らないかと聞いたのですが、姫もここ最近見ていないと言われてしまい困っています。

 

 

麟「…影狼が行方不明!?で、次は…」

 

 

 

・人里からの捜索願い

 

最近、人里によく訪れていた『九十九姉妹』を見なくなりました。姉の名前は『九十九弁々』(つくもべんべん)、特徴は少し大きめの琵琶を所持しています。そしてもう1人、妹の名前は『九十九八橋』(つくもやつはし)、特徴は琴を所持しています。2人は前まで琵琶と琴の演奏を人里の皆によく聞かせてくれていたのですが…ある日を境に全く姿を見せなくなってしまいました。どうか彼女達を探してください。

 

 

 

麟「なるほどね…。で、ラストは?」

 

 

 

・プリズムリバー三姉妹からの捜索願い

 

私達と同じ演奏仲間の『堀川雷鼓』(ほりかわらいこ)が2週間前程を境に姿を見せなくなりました。彼女とは最近知り合った仲で、彼女のドラム演奏がとても心に響いたので三姉妹とバンドを組んで練習しよう!と言った仲でもあります。彼女がどこで何をしているかとても心配です。どうか彼女を見つけてください!

 

 

麟「…なるほどね」

 

4枚ともなかなかに悲痛な思いが書かれていた。…というよりかは後半の2枚がなかなかに悲痛であった。今まで仲良くしていた人達が急に居なくなって、皆も寂しいだろうに…。

 

霊「4枚一気にこなすのは無理だと思って魔理沙にも頼んだのよ」

 

麟「魔理沙にも?で、その結果はどうだったわけさ」

 

霊「それが…「全くもって手がかり無し。収穫はゼロだったぜ」だそうよ?」

 

麟「…いつからそこに居た?」

 

 

「「魔理沙」」

 

 

知らぬ間に魔理沙が部屋の中にいるんですけど?

 

魔「よっ!心の方はだいぶ癒されたか?」

 

麟「おかげさまでね。で?魔理沙はどこまでさっきの話をきいてたんだ?」

 

魔「プリズムリバー三姉妹の手紙辺りだったかな?」

 

まあまあ終盤ら辺だな、それなら仕方ないな。(何が仕方ない?)

 

麟「で?捜索の結果をもう一度聞かせてくれ」

 

魔「(ドスンッ)さっきも言った通りだ。手がかりゼロ、収穫ゼロのぼうずってやつだぜ」

 

麟「マジか…」

 

まさかの手がかりゼロとまで来たか…こいつは骨の折れる話になりそうだな。

 

霊「魔理沙と2人がかりならなんとかなると思ったんだけどねぇ…まさか手がかりとか足取りが1つも見つからないなんて…」

 

魔「探すのがバカバカしくなりそうになったぜ。それでも誰かしらが心配してるから探すけどよ」

 

なんて心優しい魔法使いなんでしょ、惚れ惚れしちゃうね?

 

麟「とりあえず…これからどうする?」

 

魔「私は疲れてるから寝る!」

 

霊「私も寝る!」

 

…こいつらはこんな時でもマイペースちゃんだな。

 

麟「それじゃ…俺も一眠りするか…」

 

手がかりゼロだから少しでも手がかりを見つける為に探さなくちゃならないのだが、闇雲に探した所で無駄骨になる可能性も否定は出来ないから俺も少し一眠りする事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その日の夜~

 

 

 

スタスタ…

 

?「クスクス…間抜けな奴等だ。(スッ)まぁ、この手紙を置いておけばとりあえずはなんとかなるだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「弱者が強者を虐げ、我等弱者がこの幻想郷を支配するのだ!!」」

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