フワァァァァ…スタッ…
麟「はてさて…ここが3階ら辺かな?ここには誰が居るのやら…」
ドドドドドドドドドドドドド!!
麟「!?」 ビクゥッ!?
蛮奇を倒して次の階へとやって来た俺。次の階へやって来たやいなや、いきなりどこからともなくドラムのけたたましい音が部屋を包み込んでいた。
?「ふぉー!外の世界の
ダダダダダダダダダダダダッ!!!
麟「…うわぁ」
うん、あの人の言動と行動を一目見るだけでなんとなく察したぞ?…あれはめんどくさいタイプのやつだ!…と。でも、敵ならば戦わなくちゃならない、一応話しかけてみますかね?
スタスタ…
正直なところを言うと、こちらに気付いていないのならば無視して次の階へと行ってしまいたいのだが…敵を放置しておくと後々になって面倒事になる可能性は高いから、その可能性だけでも摘み取ってしまおう…。
ダダダダダダダダダダダダッ!!!
俺はゆっくりとドラマーさんに近づいていくが…如何せんうるせぇなぁ…。これ、俺が呼びかけても聞こえないのでは…?
麟「…あのぉ」
?「…」 ダダダダダダダダダダダダッ!!
うん、聞こえてないわ☆
麟「…はぁ(スー…ハー…)あのぉー!!!」
?「わひゃぁ!?」 バシャァンッ!!!
おっと、逆に大声で呼びかけたらドラムのセッション?ってやつが台無しに…。
麟「…あ、ごめんなさい。えっとぉ…話しかけても大丈夫かな?」
?「あら、もう下の妖怪2人は倒しちゃったの?早いわね」
…あれ?意外に敵意を感じない…。それどころか、影狼と蛮奇から感じられていたあの妙なオーラすら感じない…。力を開放していないから感じないだけか?
麟「初めまして」
?「初めまして♪えっと…その仮面は…。…ああ!貴方の事は天狗の新聞でも見たし、周りの噂聞いているわ?確か…死神〖スカルハート〗さんだったっけ?」
この人(?)も俺のあだ名をしているんだな、意外に有名人だな…俺も。
麟「ええ、俺の名前はスカルハート。…死神ってのは妖怪達が勝手に付けただけですけどね。それで…貴女の名前は?」
雷「私は〖
麟「雷鼓さんか。それで雷鼓さん、質問が早速あるんだけど聞いても良いかな?」
雷「どうぞ♪」
俺は、素直に思っていた疑問を雷鼓さんにぶつけた。
麟「貴女からは影狼や蛮奇から感じたあの妙なオーラを感じない…どうしてなんだ?」
雷「妙なオーラ…?…あぁ、影狼と蛮奇から感じる変な魔力の話をしているのね?」
麟「そうだ…あれは何の魔力なんだ?それにどうして貴女からはそれを感じ取れないんだ…?」
気になりすぎたのでもう一度聞いてしまった。…しつこいなぁ俺。
雷「あれはね、打ち出の小槌の魔力よ」
麟「打ち出の小槌…!?本で読んだ事がある…。確かその小槌を振るえばどんな願いも叶うっていう伝説の小槌だよね?」
雷「あらぁ…死神くんは随分と博識ね?…打ち出の小槌を手に入れた者は、小槌を振るう際に自分自身の願いを叫べばどんな願いも叶うと謳われているわね」
まさかそんなおとぎ話が実在するなんてな…恐るべし幻想郷。
麟「伝説上の道具じゃなかったのか…」
雷「そうみたいね?あ、話がめちゃくちゃ逸れたわね…質問の内容は2人が放つ魔力の正体意外に…なんだっけ?」
麟「(ズコッ!?)ええ!?もう忘れたの!?」
雷「あはは…スイマセン…」
そんな、すぐ忘れてしまうような難しい質問はしていませんが!?
麟「コホン…もう一度聞くよ?どうして貴女は影狼や蛮奇のように…打ち出の小槌の魔力を身体から発していないんだ?」
雷「それはね…私が聡明だからよ♪」
麟「…は?」