華月麟の幻想記   作:華月麟

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死神VS九十九姉妹

ズダダダダダッ!!

 

ガウゥンッ!! ガウゥンッ!!

 

ズドァッ!!!

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!

 

 

4階では、死神〖スカルハート〗と打ち出の小槌の魔力によって強化された九十九姉妹による激しい弾幕ごっこが繰り広げられていた。

 

麟「(ガギュゥゥゥゥゥンッ!!)ほらどうした!?さっきからお前らの弾幕は一発も当たってないぞ!」 ガガガガガガガッ!!

・90mmバルカン連射

 

ドガガガガガァァァァァァァァンッ!!!

 

弁「もう!さっきからあいつの頭に装備されてる武器のせいで私達の弾幕が消されちゃってる!」

 

八橋「うう…き、響符〖エコーチェンバー〗!!」 ズドドドドドドドドド!!

 

麟「遅い!」 ガギュゥゥゥゥゥンッ!!!

 

ドガンッ!!ドガンッ!!ドガァァァァァンッ!!!

 

八橋のスペル弾幕はスカルハートのスピードには追いつけず、常に彼の手前で着弾。

 

八橋「あの装備だけじゃない…そもそもスカルハートのスピードが速すぎる…!」

 

弁「どうやったら攻撃を当てられるのよ!?」

 

2人は弾幕が思うように当てられないもどかしさに苛立ちと焦りを感じていた。このままでは自分達の野望を叶えることが出来ないからだ。

 

麟「(ブアッ)はぁ…弾幕が下手くそなのは最初の攻撃で把握していたが…ここまでとは思っていなかったな」

 

弁「う、うるさい!楽符〖凶悪な五線譜〗!!」 キュィィィィィンッ…!!ズドドドドドドドドド!!!

 

八橋「わ、私も!箏曲〖下剋上レクイエム〗!!」 ズダダダダダッ!!!

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!

・不規則に動く弾幕達

 

 

麟「これは…!」

 

2人が怒り交じりで放った攻撃は…不規則な軌道を描いた弾幕と俺の退路を無くすように右往左往するレーザー弾幕であった…。最初の時の弾幕との出来栄えは雲梯の差というレベルで成長したと言えるだろう。

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!!

 

麟「ふっ…2人もだんだん慣れてきたって事か…」

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!

 

弾幕はスカルハートに直撃した。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

弁「や、やった…!」

 

八橋「やったよ姉さん!(ダキッ!!)私達、あのスカルハートを倒したんだよ!!」

 

弁「(ギュッ!)そうよね…そうよね!!やったぁっ!!」

 

2人は、あの死神〖スカルハート〗を自分達が倒したのだと確信し、喜びに打ちひしがれていた。

 

 

弁・八橋「「やったぁぁぁぁぁぁっ!!!」 ワーッ!!!

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

SET!!

 

 

…ブワァッ!

 

 

弁・八橋「「!?」」

 

突如、立ち込めていた爆煙が晴れた…。

 

 

 

バオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!

 

 

 

そして…激しく迸るパワーの音が奥から聞こえてきたのだ…。

 

八橋「う、嘘だよね…?」

 

弁「いやいやいや…あれを食らっておきながら生きているなんてこと…」

 

 

 

 

「ふん、全然効かないな…。もう少し真剣にやってもらいたいもんだぜ」

 

 

 

 

暗闇の奥から聞き覚えのある声も聞こえてきた…。

 

八橋「う、嘘だ…!?」

 

 

カランッ…

・狐の仮面が落ちる

 

 

弁「…仮面が!?」

 

 

ブワァッ!!! 

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

BOOST MARK Ⅲ

 

 

「「ファータモガーナ・フォーゲル!!」」 バオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

READY? FIGHT!!

 

 

 

 

蜃気楼の鳥へと変身した麟が現れたのだ。

 

八橋「わ、私達姉妹の攻撃を食らっておきながら生きてるなんて!?」

 

弁「ど、どうやって防ぎ切ったのよ!?」

 

確かに自分達姉妹の弾幕は命中したのだ…命中したはずなのだ…!という混乱が姉妹達の頭を埋め尽くしていた。

 

麟「(ニッ)いいや?防いでなんかいない、ちゃ~んとお前らの攻撃は全身で受け止めてやったぜ?」

 

弁「う、嘘を言うな!もしその言葉が本当だとするなら、どうしてお前はダメージを一切受けていないのよ!」

 

弁々の言う通り…麟の身体は、ダメージを1つも負っていなかった。

 

麟「簡単な話だ」

 

八橋「簡単な話…?」

 

 

麟「お前達の弾幕がそれだけ未熟だったという事…それ以上でもそれ以下でもない」

 

 

弁「う、嘘だ…」 ガクッ

 

八橋「ね、姉さん…!」

 

麟の言葉に絶望した弁々は絶望し、膝から崩れ落ちた。

 

麟「(コキッ…コキッ…)でもそこまで悪く無い弾幕だった。もう少し腕を上げれば多少の相手とは張り合えるだろうな」

 

麟は九十九姉妹の弾幕をディスるだけでなく、ちゃんと成長した弾幕も放てていた事を称賛した。

 

弁「そんな…褒めてくれたところで…」

 

八橋「あ、貴方を倒せなかったの事実は変わりない…」

 

あまりの大きなショックだった為、弾幕を称賛してくれた言葉を受け入れずにいた。

 

麟「はぁ…やれやれ…だったら…」

 

弁・八橋「「…?」」

 

 

 

麟「この死神・スカルハートがお前達の為に手本を見せてあげよう」

 

 

 

弁「手本…?」

 

八橋「い、いったい何のお手本を見せるって言うんですか…!?」

 

 

 

スッ…

・右手を構え

 

 

 

麟「相手にダメージを与えるってのはこうやってやるんだ…!」

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

・部屋一帯が激しく揺れる

 

 

 

八橋「うわわわわわわっ!?」 グラグラ

 

弁「や、ヤバい感じがする…!?」 グラグラ

 

 

 

ピコンッ…ギュゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

麟「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!!」

・右手にエネルギー集中

 

 

 

八橋「ね、姉さん…!早く逃げよう!?」

 

弁「だ、だめ…!腰が抜けちゃって動けない…!」

 

あまりの恐怖に腰が抜けてしまい、身動きが取れなくなってしまった弁々。

 

 

麟「ブレイジング…!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

・どんどん集中するエネルギー

 

 

八橋「あわわわわわっ…!?」

 

弁「八橋…あんただけでも…!」

 

 

 

麟「ビッグ…バン…!!」 ギュゥンッ…!!

・エネルギー充填完了!

 

 

 

弁・八橋「「…ひぃっ!?」」

 

 

 

麟「…アタック!!!」 ズァオッ!!!!

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

・迫り来るエネルギー波

 

 

弁・八橋「「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」

 

 

カッ…!! 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

麟「(フゥ…)ふん…初心者向けレッスンはこれで終わりだ」

・変身解除

 

スッ…カシャッ…

・仮面を回収、装着

 

 

ギュァァーンッ…!!

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