華月麟の幻想記   作:華月麟

302 / 1036
目では見にくい相手

スタッ

 

麟「ここが5階だが…」

 

キョロキョロ…

 

麟「敵影無し」

 

 

ドカンッドカンッドガァァァァァァンッ…!!

 

 

輝針城頂上では、霊夢と魔理沙による激しい戦闘が繰り広げられているようだ。…しかし珍しいな?2人は相当の実力者だから、俺が各階層の相手をしている間に終わっていると思っていたのに…鬼人正邪はそれだけ手を煩わせる程に強い妖怪って事なのか?

 

麟「…それなら、早く頂上に向かわないとな」 スタスタ…

 

俺がこの階を後にして上る為に穴の位置まで移動した次の瞬間…

 

 

「「正邪の所には行かせないよ!!」」

 

 

麟「…!?(クルッ)誰だ!?」

 

後ろから大きな声が聞こえて来たのだが…

 

 

シーンッ…

 

 

後ろに振り向いても、声の正体は見えなかった…。

 

 

 

シュタタタタタタタタタタタタタッ…!!

 

 

 

麟「(ピクッ)足音…?」

 

何者かの足音だけは聞こえる…でも相手の姿は見えない。…どういうことだ?相手は身体を透明に出来る能力とでもいうのか?

 

 

?「小弾〖"小人"の茨道〗!」 ズバァァァァァァッ!!!

 

 

麟「いいっ…!?」

 

攻撃をしてくる相手は見えないのに、相手の弾幕は飛んでくるだと…!?

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!

 

麟「ちぃっ…!」 ガガガガガガガッ!!!

・90mmバルカン連射

 

ドガガガガァァァァァァァンッ!!!

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

咄嗟の事だったのでほんの少しあっけに取られそうだったが…なんとか体制を立て直し、迫り来る弾幕を冷静にバルカン連射で捌いた。

 

?「へぇ?どこから攻撃しているか見えてないのに、冷静に弾幕を捌くなんてすごいじゃない!」

 

麟「そいつはどうも…!」

 

どこだ…!?どこから攻撃を…どこから俺を見ている…!?

 

?「今度は直撃させてみせる…!」 

 

シュタタタタタタタタタタタタタ!!!

 

麟「またか…!」

 

くそっ…!相手の姿をまだ視認出来てないっていうのに…ちょこまかと移動されると困るな…!

 

?「くらえ!〖ウォールオブ"イッスン"〗!!」 ズドドドドドドドドド!!

 

麟「一寸…!?」 サッ!

・冷静にその場回避

 

今、相手はスペルを発動した時…確かに"一寸"と言った…!しかもその前は…確か"小人"と言っていたな…。…まさか!?

 

麟「そういう事か…!解けたぜ…このトリック!」

 

麟は相手のスペル名から、どんな相手が攻撃してきているのかを理解したようだ。

 

?「今更分かったところで遅いよ!妖剣〖輝針剣〗!」 ドウッ!!

 

今度は剣で攻撃と来たか…だが相手の姿は見えない…それならば…!

 

麟「…ふぅ」 パチ…

 

俺は相手の動きを追う為に目を瞑った…。

 

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

 

麟「…」

(どこだ…どこにいる…)

 

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!

 

 

麟「…(ピキ~ンッ!!)そこか」 

 

…ギュルンッ!!

 

?「…何ッ!?」

 

相手の気を察知した俺は、自分自身の身体を180°右に急反転。

 

グオォォォォォォォォォッ…

 

ガシィッ!!!

 

?「ぐおっ…!?」

 

そして、俺はついに姿の見えなかった相手を右腕で掴んだ…。

 

 

その正体は…

 

 

 

 

麟「…やっぱりな」

 

?「くっ…離せっ…!」 ジタバタ

・右手の中でジタバタ

 

 

 

 

小さな小人だった…。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。