華月麟の幻想記   作:華月麟

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最低野郎

霊「復讐…」

 

魔「ネメシス…」

 

 

麟「…」 オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

正「判決は死だと…?笑わせるな!おまえ如きがこの私に勝てると思うのか!?」

 

麟「くっくっくっ…お前如き小物の雑魚が、この俺に勝てると思うのか!!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!!

 

 

正「な、なんだこのビリビリとするオーラは…!?そ、それに…何か呻き声のようなのが聞こえて…?」 ビリビリ…

 

ネメシスから放たれる力は、耳を澄ませば怨嗟の声が暴風雨の如く吹き荒れていた。

 

麟「…霊夢、魔理沙」

 

魔「な、なんだ麟!?」

 

霊「な、何かしら?!」

 

麟「針妙丸と1~4階に寝てる妖怪達を連れてこの城から出ていけ。俺が戦う上で、正邪以外の存在は邪魔だ」

 

魔「で、でも…!」

 

霊「貴方1人であいつを…!?」

 

麟「さっさと失せろ!!」 

 

ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

霊「っ…!?わ、分かったわ…!」

 

魔「でも約束しろ…!絶対に負けんなよ!?」

 

麟「くっくっくっ…俺があんな小物如きには負けん…。それと針妙丸!」

 

針「は、はい…!」

 

麟「この城は…消し去ってもいいか?」

 

針「…(コクリ)…うん、忌まわしい記憶と共に消し去って!」

 

麟「ふっふっふっふっふっ…お前のその望み、承った…」

 

 

霊・魔(ドウッ ヒュゥゥゥゥン…)

 

 

霊夢と魔理沙、そして針妙丸は麟の邪魔をしない為に1~4階で寝ている妖怪達を無事に回収し、城を脱出した。

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

鬼人正邪と華月麟しかいない部屋では、怨嗟の声が静かにこだまし続けたいた。

 

 

麟「これで二人っきりだ、俺達の邪魔をする者達は誰も居ない」

 

正「ふっ…本気で私に勝てると思うのか…!」 ガクガク…

 

鬼人正邪の声は…ほんの少しだけではあるが、恐怖によって震えていた。

 

麟「ふっ…」 ビッ…!!

 

正「き、消え…」

 

…ズンッ!!

 

正「ぐおぉっ…!?」

 

麟(グググッ…!!)

 

一瞬で視界から消え、そして一瞬で天邪鬼の死角から現れた闇の放った拳は…天邪鬼の腹部に叩き込まれていた…。

 

麟「どうした…?余所見でもしていたのか?」

 

正「い、いつの間に…がはっ…!」

 

グググッ…バキッ…

・腹部の骨、破損

 

麟「うらぁっ!!!」 バギャァッ!!

 

正「ぐあぁぁぁっ!?」

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…ダァァァァァァンッ!!!

 

 

勢いのままに殴り飛ばされた鬼人正邪は、輝針城の壁へと叩きつけられてしまった。

 

 

パラパラ…

 

正「がっはっ…!く、くそっ…!?」

 

ビッ…!!

 

正「っ…!?」

 

麟(ニタァ…)

 

そして気づいた時には、目の前に復讐鬼が立ち伏せていた。

 

正「ひっ…!?」

 

麟「ぬんっ!」 グオォ…!!

 

ドグァッ!!

 

正「ごあっ…!?」

 

グググッ…バキバキッ…

 

もう一度、天邪鬼の身体に拳が叩き込まれる。その衝撃は、城の壁にヒビを入れるほどの衝撃だった…。

 

麟「鬼人正邪…」

 

 

 

 

 

「「貴様の全てを…破壊してやる…!」」

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

 

 

正「…!?」

 

 

Charge!!

 

 

麟「貴様には…反撃の隙すら与えん!!」 ギンッ!!

 

 

 

ベイリングインパクト!

 

 

 

麟「死ねぇっ!!」 グオォ…!!

 

正「[ドゴッ!!]がぁっ!?」

 

麟「はぁっ!!」 グアッ…!!

 

正「[ドゴォッ!!]がは…っ!!?」

 

麟「でやぁっ!!」 ゴォォッ…!!

 

正「[ドゴォッ!!!]ごはっ…!!」

 

麟「ふははははっ!!!」 バヴォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

ドゴッ!!ドゴッ!!ドゴッ!!ドゴッ!!ドゴッ!!

 

 

強く、そして重い連撃が鬼人正邪の身体を襲う。

 

正「がぁぁぁっ…!?」

 

麟「これで終わりだと思うな…!」

 

正「うぅ…!?」

 

 

Charge!!

 

 

麟「とっておきだ…!」 グググッ…

 

 

 

ベイリングノヴァ!

 

 

 

正「や、やめっ…[ドゴォッ!!]がぁっ…!」

 

麟(ニィッ…)

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

 

バキバキバキッ…バギャァッ!!!

 

その衝撃波は、城の壁を更に脆弱な物へと変えていく…

 

正「うあぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

右手のみで超高速の連続パンチを放ち、拳圧を相手に叩き込み続ける。

 

麟「でやぁっ!!!」 グォォォォォォォッ!!

 

ドゴォッ…!!!

 

正「ごっはぁっ…!」

 

そして仕上げに怨嗟を帯びた右手のストレートを叩き込む。

 

麟「ふん…」

 

正「うっ…」

 

あまりにもとめどなく攻撃が繰り出される為、鬼人正邪の身体中におびただしい量の傷と出血が。

 

麟(スタスタ…)

・一旦下がる

 

ドサッ…

 

正「がはっ…ごはっ…!」

 

両膝をつき、両腕をついた鬼人正邪は、ただただ血を吐く事しか出来なかった。

 

麟「(ガシィッ!!)立てっ!!」 グィィッ!!

 

髪を掴み、乱暴に立たせようとする

 

正「や、やめっ…」

 

麟「おらぁっ!!」 グワッ!!

 

 

 

ドゴォッ!!!

 

 

 

正「ごっ…!?」

 

今度は腹部に右膝を叩き込む

 

 

ドゴォッ! ドゴォッ! ドゴォッ!!

 

 

それも…緩急付けずに何発も

 

麟「死ね!死ね!死ねぇっ!!」

 

正「[ドゴォッ!!]がはっ!?[ドゴォッ!!]がぁっ!?[ドゴォッ!!]ぎゃあっ!!」

 

 

Charge!!

 

 

麟「もう1発っ!!」 ギンッ!!

 

 

 

ベイリングノヴァ!!

 

 

 

麟「死ねっ!!」 バギィッ!!!!

 

正「ぐあぁぁぁっ…!!」 ズザザザァァァァッ…!!

 

最後は右足で振り飛ばすかのように右へ蹴り飛ばす。

 

ズン…! ズン…!ズン…!!

 

麟「どうした鬼人正邪…俺を始末するんじゃなかったのか?」

 

正「だ、黙れ…!(グググッ…)逆転〖リバースヒエラルキー〗!!」

 

 

ガギュゥゥゥンッ!!

 

ガギュゥゥゥンッ!!

 

 

前と後ろ、両方から弾幕が放たれた。

 

麟「これが鬼人正邪の能力…」

 

正「弾幕が前から来る…誰が決めた!?」

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!!

 

麟「…」

 

正「これで…大人しくくたばりやがれ!」

 

 

 

 

麟(ニタァ…)

 

 

 

 

ギュルンッ!!!

 

 

 

正「き、急旋回だと…!?」

 

突然、麟はその場で右に急旋回

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

前方から飛んできた弾幕を回避

 

ギュルンッ!!!

 

そしで次は左へ急旋回

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

後方からの弾幕を回避

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァンッ…!!!

 

 

両方向の弾幕を、その場での急旋回のみで見事回避。

 

正「し、初見で私の能力を看破しやがった…!?く、くそぉぉぉぉっ!!」 ズダダダダダダダダダッ!!

 

思考回路の整理が出来なくなった鬼人正邪は、やけくその弾幕を展開。

 

ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ…!!!

 

 

麟「この程度か?」

 

正「ク、クソっ…!?」

 

冷静に弾幕を放ててなかった…そんな冷静さを失った弾幕が当たると思っていたのだろうか?

 

麟「ふふふふふ…」

 

正「き、貴様は悪魔か…!?」

 

麟「(ピクッ)悪魔だと…?」

 

 

 

 

「「違う…俺は死神だ!!」」

 

 

 

 

正「し、死神だと…!?」 ガクガク…

 

 

 

 

 

「「怯えろ!竦め!自分自身の弱さに絶望しながら、死んでゆけ!!」」

 

 

 

 

 

グォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

 

 

 

 

飛び交う弾幕と炎

 

めまい

 

きな臭い懐かしさ

 

 

 

 

 

遂に"あの時"の俺が本当に蘇ったのだ

 

 

 

 

 

最低野郎(ボトムズ)として

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