勇「と、とりあえず落ち着いたかい?」
麟「(ゴクゴクッ)っはぁ~ええ、なんとか落ち着いたよ」
俺は5分くらい発狂した後、ヤマメから水を貰って一呼吸置いていた。
勇「それで?なんで萃香の名前を知ってるのとか色々教えてもらおうか?」
麟「萃香を知っている理由は、萃香が博麗神社にたまに遊びに来て酒を飲んでいるから。としか言えないけど」
勇「なるほどね…萃香の奴は博麗神社によく遊びに行っているのかい… それで?伝えたいこともあるんだろう?」
麟「ああ、萃香の奴が『今度、地上に遊びに来てくれよ。そして一緒に桜でも見ながら酒を飲もう』って伝えてくれって頼まれたんだ。あとは幻想郷の事をもっと知りたいから観光に来たって所かな」
勇「地底はそんな観光感覚で来る場所じゃないよ?…あと、萃香の件はありがとう。今度会いに行ってみてもいいかもねぇ」
俺は萃香の伝言を伝えたので里程を見て回ろうと立ち上がった。
麟「(スクッ)それじゃ、伝えるべき伝言は伝えたから俺は適当に地底を回って帰ろうか「待ちな」ん?」
勇儀に引き留められてしまった。伝える事は伝えたから、もう用は無いはずなのに。
勇「何、普通に観光しに行こうとしているんだい?」
麟「え?だって、もう伝える事は伝えたから用は無いはず…」
勇「あんた、吸血鬼と戦って勝ったらしいじゃないか?なら、このあたしとも戦ってくれよ。あんたの力で本当に勝てたのか知りたいんだ」
麟「は!?」
キ・ヤ「「姐さん!?」」
パ「勇儀!?」
「姐さんがあの人間と勝負だと!?」ザワザワ
勇「ここで逃げるのも良し、あんた次第とだけ言っておくよ」
キ「断りな麟!貴方が勇儀と勝負したらあなたが死んじゃうよ!」
ヤ「その通りだよ!やめておきな!!」
2人からはそう言われたが…俺は、売られた喧嘩は買う。相手が何者だろうが。
麟「いいよ、その勝負受けて立つ」
「おい!!人間が姐さんの勝負に挑むつもりだぞ!」
「身のほどを分からせてやれ!」
勇「へえ…逃げずに立ち向かうか…嫌いじゃないよそういうの。でも流石にハンデがなくちゃすぐに終わっちまうからハンデはあり「ハンデは無しだ」…は?」
ヤ「何言ってんの!?死ぬ気?!」
キ「せめてハンデはもらった方がいいって!!」
パ「妬ましいくらいに勇敢ね…」 パルパルパル
麟「負けるんだったら正々堂々と戦って負ける、それが一番いい負け方だ。それに…負けるつもりはない」
勇「…ふうん?勝てると思うのかい?人間が鬼に」
麟「お前が何者だろうと、俺がやることは一つだ。…人間の底力を教えてやる」
勇「気に入った!!ならお望み通り正々堂々とハンデ無しでやってやる!!後悔するなよ?」
麟「…」 コクリ
勇「ついてきな、いい場所に案内してやるよ」
俺は勇儀に言われるがままについて行った。
鬼との勝負…負けるわけにはいかない…!